鶏が鳴きそうな時刻まで、斜め読みながら有川浩の「海の底」を読んでしまったので、れろれろに眠たいです。映画を見る約束をしてたのに、なんとおばかちゃんなんでしょう(「海の底」で巨大ザリガニに襲われてパニックになる横須賀の地名が、知ってるところばっかりで、本を閉じられなくなってしまったのです)。

友人と映画「モリエール 恋こそ喜劇」を見ました。シネマ・ベティで、です。

先ずはカメヤでパンを買ってという正午頃からの鑑賞パターンです。コンパクトな映画館だからコンパクトな休憩コーナーがありまして、そこで食べてからシアターに入るのです。
ひょっとして、映画見ながら 寝ちゃうんじゃない?と心配でしたが、深刻な部分と笑える部分の按配がよく、最初のうちこそ、ちょっとまぶたが閉じそうだったけれど、最後にはお目目パッチリでしたね〜。

特にモリエールを雇う富裕な商人ジュルダンさん役の俳優さんが、とってもお茶目なオジサンで笑いを誘っていました。その商人、こりゃ一代でつぶれちゃうよねという感じで、貧乏貴族の舌先三寸にいいようにあしらわれているけれど、奥方は賢明で凛 とした美しさのある人。

モリエールは奥方に惹かれちゃうんですなぁ・・・ところが、そもそも役者モリエールを雇って、憧れのサロンの主に認めてもらおうという魂胆のジュルダンさんは奥方 とモリエールの間柄を全然分かってないという、そのうすらぼけぶりが、なんとも愛らしいオジサンなのです。

先般まで放映していたNHKのドラマ「チェイス」では準主役の村雲を演じたARATAさんが主役を食いそうな勢いだったけれど、この映画でも富裕な商人、ジュルダンさんはすごく存在感がありましたね〜。

悲劇をやりたかったけれど、喜劇作家として大成したモリエール。その裏にはこんなエピソードがあったというのがこの映画の内容だけれど、実際のところは謎の日々で、フィクションなんだそうです。

それをなるほど〜と思わせるように組み立てちゃう映像作家たちもすごいものですね。


見終わってから、またしても「はまじまん」でケーキセット♪ 今日はでっかいモンブランとレモンティーにしました。

雨は降ったり止んだり・・・鎌倉で買った480円なり〜のショートトレンチが大活躍なのでした。