今日は友人の企画で、損保ジャパンのユトリロ展とランチという事になった。
いくつか候補をあげてくれたけれど、先ずは四谷で女王様のブッフェと銘打ったランチをいただくことに・・・
店の名前はリストランテ メラグラーナドーロと実に覚えにくいのである。
この店はビジネス街である四谷にあり、パッと見目立たないけれど、二階にあがると静かでシックな感じ。
いいな〜と思ったのは作り置きをしない点。なので、揚げ物などは、ブッフェとしては珍しくサクサクカリカリだった。
その分、食べ逃しがあるというのが難かなぁ。私は食い意地でローストビーフや煮込みハンバーグなど早々に確保したけれど、友人の一人はゆったりしていたら、ローストビーフは食べそびれてしまったみたい。^_^;
いくつか候補をあげてくれたけれど、先ずは四谷で女王様のブッフェと銘打ったランチをいただくことに・・・
店の名前はリストランテ メラグラーナドーロと実に覚えにくいのである。
この店はビジネス街である四谷にあり、パッと見目立たないけれど、二階にあがると静かでシックな感じ。
いいな〜と思ったのは作り置きをしない点。なので、揚げ物などは、ブッフェとしては珍しくサクサクカリカリだった。
その分、食べ逃しがあるというのが難かなぁ。私は食い意地でローストビーフや煮込みハンバーグなど早々に確保したけれど、友人の一人はゆったりしていたら、ローストビーフは食べそびれてしまったみたい。^_^;
でも、時間制限もなく、かなりゆったりと過ごせてよかったし、お値段がちと高い分(1800円)メチャクチャ混み合わず、場所柄もあるのだろうけれど、うるさい人なぞいなくてお客さんも良かったわ〜。
四谷は遠いけれど、機会があればまた行きたし!
その後、地下鉄でちょいと移動し、新宿の損保ジャパンの東郷青児美術館で開催中のユトリロ展に。これもまた、今回の企画を立ててくれた友人が招待券をくださいまして、ありがたし!
ユトリロというのは、その名のゆったりした音韻も含め、日本人好みの画家。パリの風景をくっきりとした輪郭と彩で描いた絵など、分かり易く、圧迫感のない画で、我が家にも飾りたいねと思わせてくれる(実際にはとても無理だけど)画風。
ところが・・・・彼の人生と言うのは、若干十代で既にアルコール依存症になっているほど悲惨。画家として名を残した女流画家が母親というところまでは知っていたけれど、彼女は奔放で、子どものユトリロを祖母に託して、大事な時期に子育てをしていないようだ。そして、何度目かの結婚相手が、息子であるユトリロより3歳年下。若い義理の父親が豪奢な暮しをするために、いわば幽閉に近い状態で、画を描かされていた感じ。
遅い結婚相手は母親がアレンジしたらしいけれど、年上の富裕な未亡人で、母親代わりのような部分もある一方、ユトリロを支配。広い屋敷の中で、やはり閉じ込められた状態で画を描かされていたという。助けてくれ!と走り書きのある紙が外に投げられたのを、既に高名になっていたユトリロの者と知って、拾った人は喜んで保存したというような説明を読むと、胸が締め付けられるようでしたね。
才能があれば幸せじゃないというのは、他の例もあるけれど、ユトリロほど、才能があるばかりに、自分の世界は縮められてしまった人は珍しいのではないかしら。
他の画家のように旅を楽しむこともなく、フランスから出たことは無かった様である。パリのモンマルトル界わい等、同じ場所の絵が何枚もあったけれど、しかし、その1枚1枚が明確な個性を持っているのが、ものすごい才能なんだなと私でも分かる。
が、その才能が、いわば食い物や玩具のように扱われてしまったというのが、切ない。
ユトリロの画には恐らく彼の人生の哀愁も含まれていて、その点もあって日本人好みなのかも知れませんね〜。
久しぶりの新宿でいいものを見せて貰いました。
四谷は遠いけれど、機会があればまた行きたし!
その後、地下鉄でちょいと移動し、新宿の損保ジャパンの東郷青児美術館で開催中のユトリロ展に。これもまた、今回の企画を立ててくれた友人が招待券をくださいまして、ありがたし!
ユトリロというのは、その名のゆったりした音韻も含め、日本人好みの画家。パリの風景をくっきりとした輪郭と彩で描いた絵など、分かり易く、圧迫感のない画で、我が家にも飾りたいねと思わせてくれる(実際にはとても無理だけど)画風。
ところが・・・・彼の人生と言うのは、若干十代で既にアルコール依存症になっているほど悲惨。画家として名を残した女流画家が母親というところまでは知っていたけれど、彼女は奔放で、子どものユトリロを祖母に託して、大事な時期に子育てをしていないようだ。そして、何度目かの結婚相手が、息子であるユトリロより3歳年下。若い義理の父親が豪奢な暮しをするために、いわば幽閉に近い状態で、画を描かされていた感じ。
遅い結婚相手は母親がアレンジしたらしいけれど、年上の富裕な未亡人で、母親代わりのような部分もある一方、ユトリロを支配。広い屋敷の中で、やはり閉じ込められた状態で画を描かされていたという。助けてくれ!と走り書きのある紙が外に投げられたのを、既に高名になっていたユトリロの者と知って、拾った人は喜んで保存したというような説明を読むと、胸が締め付けられるようでしたね。
才能があれば幸せじゃないというのは、他の例もあるけれど、ユトリロほど、才能があるばかりに、自分の世界は縮められてしまった人は珍しいのではないかしら。
他の画家のように旅を楽しむこともなく、フランスから出たことは無かった様である。パリのモンマルトル界わい等、同じ場所の絵が何枚もあったけれど、しかし、その1枚1枚が明確な個性を持っているのが、ものすごい才能なんだなと私でも分かる。
が、その才能が、いわば食い物や玩具のように扱われてしまったというのが、切ない。
ユトリロの画には恐らく彼の人生の哀愁も含まれていて、その点もあって日本人好みなのかも知れませんね〜。
久しぶりの新宿でいいものを見せて貰いました。