本が好き!で大原照子さんの「シンプル家事ノート」の献本をいただきました。

文字が大きくて、それに強く興味、関心がある内容なので、ととととっ!と読めました。

大原さんもある年齢までは「頑張るシニア」だったのが、海外旅行帰りに不測の事態に陥り、老いと直面された旨、以前のご本に書いてありましたが、この本の冒頭にも書いてあります。

加えて、救急車騒動となり、入院。危うく手遅れになりかかったと言う経験もされ、頑張る事を手放して、でも、素敵な暮らしを送るためには・・・というノウハウが書いてあるのです。

そうだ! 断捨離の大先輩って言ったら、この方よね〜という感じ。

私の身の回りに「すっきり暮らすシニア」って殆どいません。明らかに戦争後遺症だと思うのですが「欲しがりません勝つまでは!」の言葉に象徴される極度のもの不足。供出で鍋釜まで取り上げられ、今日手に入るものは明日はない・・・という思いをしてきた年代の方々に「捨てろ!」「執着持つな!」というのは酷とは存じ上げています。

が、が、が・・・・息苦しくなるほどのモノ。

それが年を重ねるごとに判断力、体力等落ちて、もう片付けることもままならない訳です。

悪いことに、そういうシニアを親に持つ人は、DNAがあるんだろうかと思う程、モノに執着しますし、モノ離れの悪い人が多いですね〜。(勿論、反面教師にしている人もいると思いますが)

私も人の事をいえたもんじゃない。

私の場合、誰かさんと違って「買わない」という事で入り口をすぼめてはいますが、出口が小さいので、どうしてもスッキリしません。

親を見ていての習い性もあるでしょうけれど、これだけ、シンプルライフ、断捨離、などなどと言われていて、どうしてなんだろうなぁ〜と思うけれど、モノに執着するのは、ぬいぐるみ人形をいつまでも抱っこしていたいようなものでしょうか?

不思議と、全くの新品で愛着がなければ、存外手放せます(あくまでも私の場合、連れ合いはそういうものほど手放せないようですし、勿論古いのもだめだよ〜ん(苦笑))。ですが、ある程度使い込んだものほど手放せない。

使い勝手が良いというのも大きいですが、何やら「念」がしみついているのと離れ難いのだろうかと・・・。

勿論、嫌な思い出があれば、即決出来るのですが、亡くなった人との思い出などが絡んでいると、とみに手放し辛いですね。


シンプルライフの達人と言われる他の方もすっきりさせるためのノウハウとして言ってはおられますが、大原さんの7割収納、床置きしない、汚れや片付けなど、先延ばししないなどなど、見習いたいと思います。




大原さんのこの本、新刊本サイズのを持っていて、時々引っ張り出して使っています。簡単、おしゃれはさすがです!


(※ まぁ・・・日本でも第一級のおしゃれなお店が気軽に歩いて行ける範囲にあり、お店を冷蔵庫代わりに使える大原さんと、まとめて買い物しておかないと大変なエリアに住んでいる人とが全く同じには出来ないとは思いますけれど・・・・と若干いいわけしておきましょうね(笑)。)