2010年8月9日自作チュニック この写真、ちょっといかがわしい雰囲気ですが(顔出せない(笑))、東横インで撮った写真です。

何を見ていただきたいかと言うと、しわくちゃなんですが、着ている服、小人閑居をして頑張ったのです。

先日くまちかさんを見た帰り、じっつはユザワヤに寄ったのです。そこでアウトレット品の布地1メートル390円くらいのを2.1メートル買いました。(何かを成すまで恥ずかしくて、布を買ったなどと日記にはとても書けませんで・・・(^^ゞ)

そして、8日の夜、静かな晩でしたので、食卓広げて、おもむろに作業を始めてしまった。


教科書はこちらでした。↑

バイアステープを自作しなくちゃいけなかったりしたのですが、そこは適当に有り合わせを使って。亡くなった伯母がビーズに凝っていて、作品をくれたなぁとか思いつつ、作業してました。何しろ、遠いし、朝早いし、手を動かしながら、延々と悩み続けていたんですけれど、ちくちく針を動かしているうちに「やっぱり行こうか、最後のお別れ」という風になったのです。

「母さんが夜なべをして手袋編んでくれた〜」というほろっとするような歌が、私が子どもの頃の冬にはよくテレビやラジオから流れていました。モノあまりの今じゃ「母さん100均(あるいはユニクロでも?)に寄り、手袋買ってくれた〜」となりそうですが、まだまだ貧しかった時代の日本の母のあたたかさを歌った歌でして、子ども心に「徹夜してまで、手袋編むんなんて、かなり生活苦しそう!?」と思いましたが・・・・

やってみると分かります。編んだり縫ったりって、ハマります。心が落ち着きますね。歌われた夜なべは貧しい中で子どものために一生懸命の母を慕う、という心が強かったとは思いますが、母さんは編みながら、色々な事を思い浮かべ、家族が寝静まった夜に、実は結構充実した時を過ごしていたのではないでしょうか?(正直に申し上げますと、パソコン前で夜なべするよりは、はるかに有意義だと実感。パソコン前でついつい夜更かしする自分の事をちょい反省しました)

あれこれ思いながら、ほぼ服の形に出来上がった頃にはとっくに日付は変わって、丑三つ時も過ぎておりました。翌朝、アクセントとなるステッチをしておしまい!


近くで見られたら、お恥ずかしい粗だらけなのですが、ともかく出来た! じっつにじっつに久しぶりの洋服作りでした(この間、ちょっこしエプロン作って目覚めた・・・かどうかはまだ未定)。

綿・麻混紡で、何しろ1日よく動き回った挙句の果てなので、しわくちゃですが、着心地は良いです。ペンギンさんみたいに後ろの方の裾が丸く長いのです。

教科書となった本は立ち読みをして、デザインが好みだったので買ってしまいました。買ったら作らなくちゃ!と今度という今度は思いましたよ(大体手芸の類の本は見るだけに終るので、買わない事にしてました)。

すっきりしたデザインで作業工程もあまり多くなくて、怠け者の私ですら、やってみるべし!と思えました。そうそう、今まで著者の本は気になってはいたのですが、自分には無理そうな細身、華奢系が多かったのです。この本は「大人」を冠しただけあって、M、L、LLの3段階サイズがあるのも手が伸びた理由でした。

盲点は・・・リネンは150cm巾の布を基準に断ち方図が載っていますが、150cm巾の布というのは扱いが少なく、入手困難な事。私が買った布地は150cmはなかったですが、比較的広幅でした。

このパターン、着心地よいから、もう1着トライしてみたくなるわ〜。


誰ですか・・・・超超高齢出産のマタニティ姿か?って言ってるのは?^_^;