尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、日中の関係がギクシャクしていますね。
確かに、中国の対応には私もムカッと来る。ぶつかって来たのはそちらでしょうが、それを賠償だ謝罪だとは・・・って思いますし、レアアースを輸出してやんない、観光はストップだというのなら、こちらだって「日系企業の工場は他地域に移転だぁ」とでも言い返しちゃえ!と言いたい気分にはなります。
が・・・足を踏んだ側は踏まれた側の痛みが分からず、大した事がないと思うけれど、踏まれた側はずっと恨み続けるってのも分かります。阿鼻叫喚の戦場にいたわけじゃないのに、私の父ですら、中国での日本人の横暴を見て、気の毒に思っても何も出来なかったと言ってるのですから、数字の割り増しはあるでしょうけれど、恨みを買うような酷い事をしてしまったという事実は間違いなくあるでしょう。(勿論、日本も戦争により、原爆や空襲、沖縄戦での非戦闘員多数の巻き添え、シベリア抑留等々、酷い目に遭ってはいますが、それを中国に訴えてもお門違いと言われるでしょう)
しかし、だからと言って、一応国交も回復した後に、いついつまでも言われ続けるのはどうしてだろう?と、同じ民族の人を多数抱えながら、全く違った対応をする台湾との違いを、行ってみて余計に感じるのです。
一つには本土を追われた蒋介石たちは、日本の残したものを使う事で勢力を保ったので、日本に対する批判はたちまち自分の側に帰るという事があり、あまり批判的になれなかったというのが、国全体に及んでの友好的態度なのかと思いました。
一方で蒋介石を追った毛沢東(驚いた! 蒋介石は一発で辞書変換されるのに、モウタクトウと打つとダメです。モウ、タクトウと分けてやっと出ます)としては、多大な損害を与えた日本批判をする事で広大な国土を束ねる事が理に叶っていたのでしょう。
確かに、中国の対応には私もムカッと来る。ぶつかって来たのはそちらでしょうが、それを賠償だ謝罪だとは・・・って思いますし、レアアースを輸出してやんない、観光はストップだというのなら、こちらだって「日系企業の工場は他地域に移転だぁ」とでも言い返しちゃえ!と言いたい気分にはなります。
が・・・足を踏んだ側は踏まれた側の痛みが分からず、大した事がないと思うけれど、踏まれた側はずっと恨み続けるってのも分かります。阿鼻叫喚の戦場にいたわけじゃないのに、私の父ですら、中国での日本人の横暴を見て、気の毒に思っても何も出来なかったと言ってるのですから、数字の割り増しはあるでしょうけれど、恨みを買うような酷い事をしてしまったという事実は間違いなくあるでしょう。(勿論、日本も戦争により、原爆や空襲、沖縄戦での非戦闘員多数の巻き添え、シベリア抑留等々、酷い目に遭ってはいますが、それを中国に訴えてもお門違いと言われるでしょう)
しかし、だからと言って、一応国交も回復した後に、いついつまでも言われ続けるのはどうしてだろう?と、同じ民族の人を多数抱えながら、全く違った対応をする台湾との違いを、行ってみて余計に感じるのです。
一つには本土を追われた蒋介石たちは、日本の残したものを使う事で勢力を保ったので、日本に対する批判はたちまち自分の側に帰るという事があり、あまり批判的になれなかったというのが、国全体に及んでの友好的態度なのかと思いました。
一方で蒋介石を追った毛沢東(驚いた! 蒋介石は一発で辞書変換されるのに、モウタクトウと打つとダメです。モウ、タクトウと分けてやっと出ます)としては、多大な損害を与えた日本批判をする事で広大な国土を束ねる事が理に叶っていたのでしょう。
更に、近親憎悪というのもあるのかなと思います。
鬼畜米英と戦時中はあれだけ忌み嫌った欧米諸国なのに、いったん戦いに敗れると、対日戦の連合軍の主力がアメリカと言うこともあったために、実に大人しく、いいなりに近い態になってしまっているのでありますが、そもそも、見かけも、国土も全然違う。勿論、開国以来の歴史や、昔からの日本人の新し物好きもあるでしょうけれど、遠くにいて利害が一致しないからこそ、親しみを感じられるというのがあるのかなぁ?と・・・。
日ごろの付き合いを思い起こしても、付き合っていて楽しかったり、優しくしてくれるのは利害を共にしない他人で、プレッシャー掛けて来たり、嫌な事を言ったりするのって、身内や、近しい人が多くありません?
例えば、旅行に行きました!と晴れて友人には言えても、義理、実を問わず、親きょうだいに知られると、遊んでばかりいると思われて不都合だったりします。また、境界線を巡って争うのは、遠くに住んでる他人じゃなくて、本来ならば一番仲良くしておきたいお隣さんです。(時として、隣が親戚で、しかも境界線やら、相続やら何やらで絶縁状態ってな話も聞きますね)
友人や知人は日本から見たら、ヨーロッパやアフリカの国みたいな感じでしょうか。対して、中国や韓国は親戚やお隣さんって感じなのでは?
親戚と言うのはよい時は良いけれど、利害がかみ合わずこじれると、どっかの帆布カバンの店みたいに、あるいはモトマチのバッグ屋さんみたいに、分裂したり、訴訟騒動になったりします。介護や続く相続を経て、二度と会うもんか!となる話はまま耳目にしますし・・・無茶ぶりの借金を背負わされたり、無理難題を言ってくることがあるのも、また親戚。
今回の中国の対応を見ていて、そして、それに対するネットの書き込みを見ていて、近親憎悪という言葉を思い出してしまいました。
しかしなぁ・・・・冷凍餃子の事件の時にも、先ず日本を責める対応を見て思いましたが、GDPで世界第二位となる大国なのですから、もう少し大人げある対応をして欲しいと思うんですよね。広大な国をまとめるのが難しいというのはあるのでしょうけれど、誰かの悪口を言って、盛り上がり、内部の亀裂を防いでいるというかなり幼稚な集団に対するのと似た印象をもたれてしまうのではないでしょうか。
このままでは嫌中の感情が、特に歴史を十分に学んでいない人たちに蔓延してしまい、今後、何か不測の事態があった時に、関東大震災の時の流言飛語に基づく悲劇のような事態につながってしまうのではないかと心配です。
鬼畜米英と戦時中はあれだけ忌み嫌った欧米諸国なのに、いったん戦いに敗れると、対日戦の連合軍の主力がアメリカと言うこともあったために、実に大人しく、いいなりに近い態になってしまっているのでありますが、そもそも、見かけも、国土も全然違う。勿論、開国以来の歴史や、昔からの日本人の新し物好きもあるでしょうけれど、遠くにいて利害が一致しないからこそ、親しみを感じられるというのがあるのかなぁ?と・・・。
日ごろの付き合いを思い起こしても、付き合っていて楽しかったり、優しくしてくれるのは利害を共にしない他人で、プレッシャー掛けて来たり、嫌な事を言ったりするのって、身内や、近しい人が多くありません?
例えば、旅行に行きました!と晴れて友人には言えても、義理、実を問わず、親きょうだいに知られると、遊んでばかりいると思われて不都合だったりします。また、境界線を巡って争うのは、遠くに住んでる他人じゃなくて、本来ならば一番仲良くしておきたいお隣さんです。(時として、隣が親戚で、しかも境界線やら、相続やら何やらで絶縁状態ってな話も聞きますね)
友人や知人は日本から見たら、ヨーロッパやアフリカの国みたいな感じでしょうか。対して、中国や韓国は親戚やお隣さんって感じなのでは?
親戚と言うのはよい時は良いけれど、利害がかみ合わずこじれると、どっかの帆布カバンの店みたいに、あるいはモトマチのバッグ屋さんみたいに、分裂したり、訴訟騒動になったりします。介護や続く相続を経て、二度と会うもんか!となる話はまま耳目にしますし・・・無茶ぶりの借金を背負わされたり、無理難題を言ってくることがあるのも、また親戚。
今回の中国の対応を見ていて、そして、それに対するネットの書き込みを見ていて、近親憎悪という言葉を思い出してしまいました。
しかしなぁ・・・・冷凍餃子の事件の時にも、先ず日本を責める対応を見て思いましたが、GDPで世界第二位となる大国なのですから、もう少し大人げある対応をして欲しいと思うんですよね。広大な国をまとめるのが難しいというのはあるのでしょうけれど、誰かの悪口を言って、盛り上がり、内部の亀裂を防いでいるというかなり幼稚な集団に対するのと似た印象をもたれてしまうのではないでしょうか。
このままでは嫌中の感情が、特に歴史を十分に学んでいない人たちに蔓延してしまい、今後、何か不測の事態があった時に、関東大震災の時の流言飛語に基づく悲劇のような事態につながってしまうのではないかと心配です。