戦後生まれだけど、ギリギリ、戦前の雰囲気というのが、何となく分かる世代の私。
今晩、NHKで放映された「さよならアルマ」を見て、若い世代が知っておくべき内容と思いつつ、俳優さん達がイケメン過ぎて、リアリティが薄いぞ〜という感想を抱きました。
そりゃ、戦前でも美形ってのはありました。ぶっちゃけ、私の祖母のきょうだい(大伯父や大叔父ね)や、父の伯父さんなどは、かなりの美形。特に父方の大伯父と言う人は、電車の中で女性が思わず振り向く程だったそうで、明治生まれとしてはすらりと上背もありました。
今晩、NHKで放映された「さよならアルマ」を見て、若い世代が知っておくべき内容と思いつつ、俳優さん達がイケメン過ぎて、リアリティが薄いぞ〜という感想を抱きました。
そりゃ、戦前でも美形ってのはありました。ぶっちゃけ、私の祖母のきょうだい(大伯父や大叔父ね)や、父の伯父さんなどは、かなりの美形。特に父方の大伯父と言う人は、電車の中で女性が思わず振り向く程だったそうで、明治生まれとしてはすらりと上背もありました。
(何で美形な人たちに似なかったんだぁ〜、おヘチャ、またの名を不細工伝子は四国の山里生まれの祖父のところと、祖母の母方の家系から来たようです。 ^_^; 脱線に次ぐ脱線ですが、失礼ながら、やっぱ、おヘチャ遺伝子を貰っているのが明白な、遠い親戚に当たる面白系学者の井上章一氏が美人にこだわる理由がよ〜く 分かります)
で、話を元に戻しますと、戦前の美形は、顔かたちは整っているけれど、体型は純日本的な方の方が多かったようで・・・・祖母のお兄さんも写真を見ると、白皙の美青年!って感じですが、すらりと背が高いという事はなく、小柄でした(むしろ、ヘチャな祖母はスタイルだけは良かったですね)。
だから、主役の勝地君をはじめ、玉山鉄二さん、小栗旬さん、小泉孝太郎さんと言った登場人物のすらりとした姿は戦前の風景としては違和感がありました。また、最初は意地悪で乱暴だったけど、段々にいいところを見せ始めた伍長役の池内さんなども、彫りの深いエキゾチックな容貌で「敵国人」と見なされかねない雰囲気。
もう一匹の主人公であるアルマが、胸がキュンとするような表情をする洋犬、シェパードであり、日本のずんぐりむっくり頑丈犬とは全く違う雰囲気が如く、出演者中の主要人物の多くの皆さんが、ずんぐりむっくり頑丈系の、恐らくはかつて戦場に多くいらしたであろう下級兵士のタイプと全く違うなぁ〜という感じでした。
違和感が比較的少なかったのは、やっぱり歌舞伎の人だからかどうか、面構えが座っている中村獅童さんくらいでしたね〜。
もっとも、今の日本の若手でキャスティングすると、そういう風にこぎれいで、戦場には不向きなイケメン揃いになっちゃうのかも知れませんが・・・・例えば、知名度がまだまだですが、「上地雄輔物語」で主役を演じた吉田雄樹君タイプなんかだったら、もう少しリアリティがあったんじゃないかなぁと・・・・(長男の友人だから、ついつい贔屓ってのもありますけどね(笑))。
他の戦場モノ作品で違和感が少ないのは(あまり見てませんが)共演陣の年齢層に幅があって、旧日本人的な風貌の方も多く、主要人物の中の一人、二人が今風人物でも、あくまでも、たまたまと思えるレベルに溶け込んでいるからなんでしょうね。
子役の加藤清史郎君とゲゲゲの女房で水木夫妻の二女を演じた松本春姫ちゃんは相変わらず可愛かったですね〜。
あと、勝地君演じる朝比奈青年が想いを寄せる小学校教師の高橋先生と、満州で出会った玉鉄さん演じた陸軍大尉が婚約者であったと言うのは、じっくり見ていたつもりでしたが、かなり分かりづらかったですね〜。あとでNHKのホームページ見て「ありゃりゃ、高橋先生が持っていた写真に玉鉄が写ってたのは、そういう理由だったのだ」と思ったのは私が鈍いからでしょうか? ^_^;
ここまで辛い事ばかり書いてきましたけれど、犬が軍用に徴用されて、決して戻ることがなかったというのは、人間も使い捨てだった第二次世界大戦下に於いて、決して不思議ではないのですが、でも、今のペットブームの中、安易に飼ってというか買って、飼い切れないと安易に捨てたり、虐待したりする悲しい話も聞く中、考えさせられる話だったのではないでしょうか?
アルマが凶暴犬と思われようとも、朝比奈青年を日本に送り返そうとした「演技」には泣けました。
日本男性には最早戦場は似合いません。(だからって、日本以外で戦争をしてるなら構わないって意味では決してございませんが) 未だに何かあると「戦争が一発起これば、こんな状況はたちまち改善される」と言ったアナクロな発言をする方たちが、高齢者のみならず、若い世代でもおられるようですが・・・・ダメですよ。無理ですよ・・・と色々な意味合いから思わせてくれる作品でした。
で、話を元に戻しますと、戦前の美形は、顔かたちは整っているけれど、体型は純日本的な方の方が多かったようで・・・・祖母のお兄さんも写真を見ると、白皙の美青年!って感じですが、すらりと背が高いという事はなく、小柄でした(むしろ、ヘチャな祖母はスタイルだけは良かったですね)。
だから、主役の勝地君をはじめ、玉山鉄二さん、小栗旬さん、小泉孝太郎さんと言った登場人物のすらりとした姿は戦前の風景としては違和感がありました。また、最初は意地悪で乱暴だったけど、段々にいいところを見せ始めた伍長役の池内さんなども、彫りの深いエキゾチックな容貌で「敵国人」と見なされかねない雰囲気。
もう一匹の主人公であるアルマが、胸がキュンとするような表情をする洋犬、シェパードであり、日本のずんぐりむっくり頑丈犬とは全く違う雰囲気が如く、出演者中の主要人物の多くの皆さんが、ずんぐりむっくり頑丈系の、恐らくはかつて戦場に多くいらしたであろう下級兵士のタイプと全く違うなぁ〜という感じでした。
違和感が比較的少なかったのは、やっぱり歌舞伎の人だからかどうか、面構えが座っている中村獅童さんくらいでしたね〜。
もっとも、今の日本の若手でキャスティングすると、そういう風にこぎれいで、戦場には不向きなイケメン揃いになっちゃうのかも知れませんが・・・・例えば、知名度がまだまだですが、「上地雄輔物語」で主役を演じた吉田雄樹君タイプなんかだったら、もう少しリアリティがあったんじゃないかなぁと・・・・(長男の友人だから、ついつい贔屓ってのもありますけどね(笑))。
他の戦場モノ作品で違和感が少ないのは(あまり見てませんが)共演陣の年齢層に幅があって、旧日本人的な風貌の方も多く、主要人物の中の一人、二人が今風人物でも、あくまでも、たまたまと思えるレベルに溶け込んでいるからなんでしょうね。
子役の加藤清史郎君とゲゲゲの女房で水木夫妻の二女を演じた松本春姫ちゃんは相変わらず可愛かったですね〜。
あと、勝地君演じる朝比奈青年が想いを寄せる小学校教師の高橋先生と、満州で出会った玉鉄さん演じた陸軍大尉が婚約者であったと言うのは、じっくり見ていたつもりでしたが、かなり分かりづらかったですね〜。あとでNHKのホームページ見て「ありゃりゃ、高橋先生が持っていた写真に玉鉄が写ってたのは、そういう理由だったのだ」と思ったのは私が鈍いからでしょうか? ^_^;
ここまで辛い事ばかり書いてきましたけれど、犬が軍用に徴用されて、決して戻ることがなかったというのは、人間も使い捨てだった第二次世界大戦下に於いて、決して不思議ではないのですが、でも、今のペットブームの中、安易に飼ってというか買って、飼い切れないと安易に捨てたり、虐待したりする悲しい話も聞く中、考えさせられる話だったのではないでしょうか?
アルマが凶暴犬と思われようとも、朝比奈青年を日本に送り返そうとした「演技」には泣けました。
日本男性には最早戦場は似合いません。(だからって、日本以外で戦争をしてるなら構わないって意味では決してございませんが) 未だに何かあると「戦争が一発起これば、こんな状況はたちまち改善される」と言ったアナクロな発言をする方たちが、高齢者のみならず、若い世代でもおられるようですが・・・・ダメですよ。無理ですよ・・・と色々な意味合いから思わせてくれる作品でした。