・・・というのはいわゆる置き薬。配置薬というものですね。

子どもが小さい頃には、薬局ひとつ、簡単に行く事が出来ず、置いて必要な量だけ使って、古い薬は引き取ってくれる配置薬は便利でした。

が、幸いなるかな。子どもらは怪我はするものの、体そのものは割と丈夫だし、私もそうです。一方で、年を取ってくると、段々市販薬では対応しきれない状態も出て来るし・・・・配置薬は便利な分割高ではあります。

ですが、本当のところの決定打は・・・・配置薬の営業さんが、苦手なタイプだったんですね〜。

端正なお顔立ちの方なんですが、愛嬌がないというか、冷たい雰囲気の方で、何年越しのお付き合いなんだけれど、全然情が湧かなかったのです。そりゃ、こちらも必要最小限度しか買わないしけた客ってので面白くないってのがあったのかとは思いますが、ありがとうございますという言葉が滅多に聞けず、むしろ、こちらが悪い事をしているような気分になってしまうので、彼の来訪は憂うつでした。

１〜２年ほど前に一度はお断りしたのですが「置くだけでも置かせて欲しい」と言われて・・・歩合があるんだろうなぁと思って、やめるのをやめたのですが・・・・

気付くと、ほぼ1年近く全く来訪がないのでした。それはそれでホッとしたのは事実ですが、でも、宙ぶらりんで使用期限も切れた薬があるのって気持ち悪い。何かあったんだろうかぁ？？？？


配置薬を巡りトラブルもあるらしいので、慎重に対処したほうがいいぞと思って、昨日、市の消費生活相談に電話して、万が一何かあったら対応してもらえるようにした上で、販売店（富山に本社のある配置薬の会社の代理店）に電話したら・・・・

あ〜ら、拍子抜け。ちゃんと営業しています。それなのに、どうして？　確かに留守勝ちでしたが、一昨年までは年の4回はチェックが入っていたのに、突然１年のブランク。

こうなると「契約解除お願いします」と言いやすいです。こちらの立場が圧倒的に強いもの。素朴な感じのおばちゃんの声で「やめるの？」と言われて、ちょっとグッと来ましたけれど、やめるで通しました。


・・・・確定申告の書類を印刷し終え、画面を閉じようというまさにその瞬間に営業さんからの電話。程なくして本人到来。あっけない最後でした。

すみません、とは言っていたけれど、相変わらずありがとうという言葉が出ない。もしも、長年に渡ってありがとうございましたとか言ってくれていたら、ちょっとほろっと来ちゃったかも知れないので、あくまでドライなお別れで、良かったのかなぁとは思いますけれど・・・商売っ気ないなぁ。

こと、商売に関しては、見た目より何より、やっぱり愛嬌とてきぱきとした態度ですね。

ともあれ、これにて、やっと随分心に引っ掛かっていた（ささやかなことですが）事を終らせることが出来ました。

これもまた断捨離のひとつかなぁ〜。

さ〜て、事務処理をして、テキパキと手放す（その過程にはごちゃごちゃがありますが）断捨離をしなくては。