八ヶ岳にいる間はパソコンなし環境。昨日帰宅しました。連休の谷間の平日だし(でも、ETCの休日割引適用がありがたし!)、一般道の走行が殆どない都内の夫実家経由だから、順調でラクチンでした。

 が、昨今、どうもパワーダウン気味でして、外食をして帰宅した昨晩はパソコンを開く気力なし。今日がパソ中状態になってしまいました。

 で、かわいくてかわいくて仕方ない状態の小塚のバンビ♪の関係をまわってみてました。世界選手権銀メダル獲得で公式サイトもオープンしましたっ!

 ってのは良いのですが・・・フィギュアスケートの動画ばかりを速攻アップしてくれるありがたいサイト。ここで気になるコメントを見ました。

 それは小塚君の銀メダル獲得に対する誹謗中傷・・・・も、見ていて嫌な気持ちになったのですが、それよりもっと複雑な気持ちになったのは、その荒しさんに対する批判コメントでした。
 「荒しは華麗にスルーしましょう」などの妥当、穏便な表現の方が多かったけれど、中に「そんな事を書くのは日本人じゃないでしょ」というような反応があったのです。

 書いている人には恐らく悪気はないんだと思います。大和魂とか、和ごころというノリで書いているんだろうなぁと思いましたけれど、この「日本人」の使い方にとても危ういものを感じました。

 日本人なら日本人選手のよさがわかる、足を引っ張る事を書くのは外国人に違いない・・・・ってニュアンスが仄見える。

 残念ながら、日本語が流暢な外国人となると、日本ではある特定の人々を指すことになりがちです。彼らに対するネット上の差別発言は見ていても嫌になる程。大体がそういう人を貶める過激発言をする人は実生活に於いて、思いのままを述べられる人間関係がなかったり、何らかの不満を抱いていると相場が決まっていますが・・・そういう人たちを「元気づける」キーワードが、「日本人ではない」という言葉だったりします。

 日本人ならばみんな優しくて、思いやりがあって、ネットで誹謗中傷しなくて、どろぼうもいない、人殺しもいない・・・・なんてわけないのは誰でも知っているはずなんですが・・・・差別主義者の手合いに掛かると、何らかの犯罪に走るのは皆外国人や、かつていわれなき差別をされていた出自の人という事になります。本当に見ていて恥ずかしくなります。書いてる人たち、古い言葉ですが、ボキャ貧なんでしょうな。

 使える罵り言葉のボキャブラリーが著しく不足しているんだろうと思いますが、攻撃する相手の具体的な欠点情報も言わず、人種や出自等をあらわす特定の名詞を用いて誹謗中傷しているという時点で、逆に対象には落ち度がなく、単に嫉みや嫌がらせで書いていると証明してしまってるって事、分からないんですかねぇ(書き手の品性が疑われるのは言うまでもありません)?

 そして、勿論、今回の東日本大震災にあたって、彼らが誹謗中傷している人たちの中からも多くの援助が寄せられているのにね。

 日本人じゃないでしょ? そんな事を言う人は日本人じゃない!という言葉、一つ間違えると、差別の温床です。

 そして、行き着く先は、差別や上から目線に立脚した浅薄な優越感に基づく、植民地支配志向、戦争賛美になりかねないのが恐ろしいところです。


 自分も気がつかずに(悪気なく)危ない事を言ってるかも知れません。気をつけねば!

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