先週金曜日に見た「神様のカルテ」に続き、またしても宮崎あおいさんが出演の作品でした。しかも、役名はどちらのだんな様からもはるさんと呼ばれるのですが、先週のはるさんはしっとり不思議系だったけど、今日のはるさんはキュート気まま系ながら、実は結構ネクラ。

先週のだんな様は嵐の桜井君演じる冗談の通じない文学青年風の激務の医師で、今日のだんな様は堺雅人さん演じる生真面目、几帳面、爬虫類好きの見かけ常識的なサラリーマン(ただし寝癖放置)。

二人のはるさんの共通点は、形は異なるけど、片やは激務の、もう片やは自殺さえ企てる程のうつのだんな様を支えているところ。

エンドロールによると、うつ病に対する理解を深めて貰おうという関係組織の協力も得ている作品のようで、うつ病の現れ方や周囲のとるべき対応などを描いています。

落ち込むとクヨクヨいじいじするツレと呼ばれるだんな様、ちょっと気弱な感じもある堺さんにはピッタリな役でした。

子どももいない夫婦だから、別れてしまうのも簡単だったと思いますが、はるさんはツレを支え続けます。うつ病、離職という傍からは不幸に見える事態になりながら、かえって夫婦の絆が深まった、ステキな物語でしたわ。
駆け込みの株主優待ポイント消化のために、久しぶりに川崎に来ました。ラゾーナ川崎、賑わっていました。

日が落ちるのが早くなり、ゆっくり目のランチの後はちょっと買い物しただけで帰宅と相成りましたが、夕食前に近所に住む親戚同様の知人から山形県の根菜と新米の差し入れをいただき、ありがたく、早速煮物を作りました。

夜はためしてガッテンと歴史秘話ヒストリアとテレビっ子。

今より七センチ歩幅を広げて歩けばたるみが減るらしいです。1日六千歩。加えて三ポーズのスロートレーニングしたら引き締まるそう。試してみたい引力に素直、だらりんちょな私です。f^_^;


歴史秘話ヒストリアは金子みすず特集。朝ドラ「ちりとてちん」で主人公の親友じゅんちゃんを演じていた宮嶋麻衣さんがみすず役。彼女は黒木瞳・谷村美月系の顔立ちだわと思います。

みすずの映った集合写真はプライバシーの侵害を心配するには余りに古すぎて、存命者がいなさそうだからか、いてもしかと分からないからかそのまま放映されましたが、結婚式の写真では隣席の夫の顔がうっすらとボカシてあったのは、余りに理不尽で酷い人で、親戚に害が及ぶからかも知れませんね。

みすずよりたった四歳位下の祖母からも、戦前の男尊女卑、不平等をずいぶん聞かされたのを思い出しました。

イヤな思いをしても、押し付けの道徳、社会規範として染み付いてしまい、大正、昭和生まれにも押し付けは続き、戦後になっても、建て前は男女平等でも、実際は戦前からの社会規範を結構強いられた最後の世代が私たちかな〜と、先週、そして今日の映画を見ても思いました。

夫を支える彼女たち、社会規範や周囲からの押し付けで、本音はイヤなのを無理して頑張っているんじゃないから、見ていて爽やかですね。


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