今日は接骨院の後、到着メールを受けていたので市立図書館に寄りました。で、ちょっと立ち読みをしたのがこの本。



 印象的な一説がありました。年を取ってくると、今までは付き合えていた考え方のベースが違う人や、経済状態の違う人、教養レベルの違う人と、だんだんにつきあえなくなると・・・。

 著者が述べてる考え方の違いの例は、マルクス主義的な人と自分というような根本的思想が相いれない人だそうです。確かに、丁々発止のやりとりは、年を食うにつれてしんどくなりそうです(ってのは、そもそもそういうやり取りが出来る程度には教養レベルが合っているという事だと思うので、ましてや、教養レベルが合わなければNGなのでしょうね)。

 経済状態については、私も頷けます。
 母の親友にお誘いいただき、場違い感を抱きつつも、別の世界見たさに通い続けているおサロン系料理教室、私の限界の上限を越えているなぁ、と思う事しばしばです。「あら、このお皿お安いわ」と手に取るのがアンティークの8000円のお皿。富裕な奥様のお言葉。「まだ上のお部屋はあるんですけれど、夫婦で一人450万円の船旅、途中で船酔いして、ハワイで下船して帰りましたの」 それが、別にひけらかそうとかそういう感じではなく「ここにいる皆様ならば当然よね」という感じで展開するのです。ユニクロのヒートテックをお召しの方はいらっしゃいますが、アウターにユニクロなんぞ私くらいのもので、皆様、それは凝ったお召し物にお高そうなお靴でございます。勿論、皆様、普通にレクサスとかベンツにお乗りになっておられます。

 う〜〜〜〜〜〜。ついていけまっしぇ〜ん(最初っからバレバレかもしれないけど(笑))。

 一方で、たま〜には下限でついて行くのがつらいなという事もないわけじゃないです。

 コスパ重視の私。たとえば、友人と昼食を食べる時、そそくさでいいから、マックの割引券使ってのめちゃ安いバーガーに飲み物なんてのはありなんです。でも、何だかがちゃついて、そそくさ食べなくちゃなお店で1000円でお釣り来る程度のランチを食べるってのはすっごくもったいない。それくらいならば、あと300円内外プラスして、もっとゆったり食べられる店に入りたいんです。

 一緒に旅行と言うと、さらに経済的要件は大切かも知れないと思うし、結局、そのあたりで隔たりが大きすぎる人とは一緒に行動しづらいですね。という事は、昨今、一緒に旅行に行く友人たちは、それぞれに力を入れるところが違うけれど、お互いに共通して「ここにお金をかけるのはOK」という部分があるという事なんです。全てに贅沢とか、全てに節約って人とは一緒に動けないから、渡部先生の言う事は納得。

 しかし・・・教養レベルが合う合わないの例として「年金がどうたら」「孫がどうたら」「どこが安い」ってな話しか出来ない人とは話がつまらない、飽きるってのはどんなものだろうかと思います。

 確かに、家族自慢やペット自慢も度が過ぎるとうんざりってところはありますが、年金は切実だし、どこで何が安く買えるかというのは、結構楽しい話だと思うんですけどね〜。一体教養のある話というのは、どんな話なんだろうと思いますが・・・・多分、フツーの人達の間では「あの人、難しい話をするからつまらない」って言われるので、渡部先生の論も、違う側から見ればお互い様なのでしょうね。

 てなことを考えながら、100円ローソンの鯵フライが結構いけると友人から聞いていたので(反渡部的(笑))、おためしに2袋買って、100円にしてはボリュームあるマレーシア製のイチゴ風味(香り付けだけみたい)の準チョコと、低脂肪のローソンブランドのヨーグルト4つ入りを買って帰宅したら午後1時半。そこから、残り物ご飯と、今日もけちんぼ&庶民的に過ごしたのでした。

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