先般、八ヶ岳に行った時、観光スポットなど要所要所に置いてあったチラシ。

 映画「道、白磁の人」のチラシです。

 その後、なかなか視聴率が上がらない「平清盛」の陰険な公家役のアピールも兼ねて、スタジオパークで主役の吉沢悠さんが出演されているのを見ましたが、この映画の主人公、浅川巧という人は、八ヶ岳南麓の出身なのです。

 最近、注目度が高まっているらしくて、昨年、千葉市立美術館で「浅川巧生誕120年記念の展示」があったようで、残念ながら遠いので、見逃しました。

 いまだに遺恨を引きずる程に日本人が横柄に振舞っていた日韓併合時代、現地に溶け込み、慕われたという浅川兄弟のうち、特に現地に骨をうずめた弟の巧の人生を描いた作品との事です。

 実は、地元にも資料館あります。が、毎度のことながら「直ぐに行けるじゃん」でまだ行っていません。(^^ゞ

 埋もれていた白磁を美術品として掘り起こした事で多大な貢献をしている兄弟だそうです。民芸運動にも大きな影響を与えました。

 民芸運動、特に京都に行くと、河井寛次郎記念館とか、京大そばの元は学生向けカフェの進々堂の黒田辰秋の大テーブルなどに接しているのに、なぜか浅川きょうだいの事は、全然知らないで過ごしてきました。地元に資料館が出来ても、今一つピンと来なかったのですが・・・遅まきながら、その人となりを知りました。


 映画は既に公開中。絶対に見なくちゃ!

 韓国俳優のペ・スビンさんが巧と友情を築くもう一人の主役らしいので、山梨県西部出身(なので、当然ながら浅川兄弟の事は私以上に知らず)、韓国ドラマ大好きな友人を誘って、一緒に見る予定です。

 どうも、泣ける映画みたいですね。

 みなさんも、お時間と関心があったら、ぜひご覧になってみてくださいね。



 余談ですが、新興宗教の真如苑の教祖様も、あのあたりのご近所レベルの出身だそうです。

 ちなみに、界隈に「風林火山」の山本勘助の墓もありますよ(ただし、複数墓がある中のひとつ)。民家内なので、見学不可だそうですが。

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