朝起きたらビックリ。尖閣諸島のニュースより何よりも、私の出没圏内の京浜急行の三浦半島エリアの土砂崩れの画面が目に入りました。けが人だけで済んで幸いでしたが、ひとつ間違うと大事故だったようで、ちょっとぞっとしました。

  北海道でも竜巻被害があったり・・・今年の夏は長過ぎてくたびれましたが、ようやく来た秋も波乱含みですね。内外共に波乱だらけは困ります。領土問題共々、沈静化して欲しいものです。

 さて、友人を誘って、株主優待ポイント消化をめがけて「天地明察」を見に行きました。

 原作がめっちゃ面白かったので、これは絶対に見たいと思っていた映画です。友人はイケメン好きなので、文句なく誘いに乗ってくれました(笑)。


 
 乱読し過ぎるあまりに、何を読んだか忘れ、ストーリーを忘れ、登場人物をすぐ忘れる私が、渋川春海=安井算哲は忘れない程、印象的な物語でした。

 結構評判も良いようで、大作、話題作にも容赦なく辛口評価をする地元紙の映画評が、セットなども良いし、ストーリーも良いし、家族で見られる佳作と書いていました。水戸のご老公におひげがまだない時代に、ずれにずれまくった暦を改訂するために頑張りぬいた主人公と、彼を取り巻く人々を描いた作品ですが、これからご覧になる方も多そうな映画ですから、ストーリーの事などは触れず、じっつにど〜でもよい事を書きましょうね〜。

 時代物映画で楽しいのはロケ地当て。この前の「あなたへ」でも出た日本のマチュピチュこと、竹田城址、ここでも出ましたね〜。それから、どうやら江戸城は彦根城ではないかと(エンドロールが、動体視力の悪い私には読み切れないので、撮影協力の部分に彦根や滋賀という文字を発見できなかったのですが)。本因坊の出て来たお寺は大覚寺あたり?とかまぁ、あとは適当に想像です。

 算額が掛けられた金王八幡というのは、原作を読んで「およっ!」と思いましたが、渋谷にあり、私が七五三をして貰った小さな神社なのです。映画の中では立派なお社でしたが、先般行った、渋谷の氷川神社の方が境内が広いと子ども心にも印象深かったのを思い出しました。

 それから、作品中で描かれるお公家さんたちのいやらしさ。これが、大河ドラマの「平清盛」のお公家さん方と基本トーンがそっくり(清盛と同じく、まろ眉の不気味さも笑えるし)。お公家さんって、平安時代から全然進歩ないじゃん!とつっこみたくもなる描き方ですが、冷泉家をはじめとして、お公家さんたちがいらしたからこそ、雅な文化は守られた訳で、一方的に陰険でねちねちした描き方をしちゃお気の毒でしょとついつい思ってしまいました。

 江戸時代の天文観測用の建物やお道具、実は資料があまりなかったと言いますが、こういうのを使ってたのかぁ、と思わせる力作で、団子虫みたいな蛇腹のついた観測用ドームがユニークでした。

 先般はテレビ局がかかわった大作系は無理やり配役が多いと批判しましたが、この作品では、出演者が役どころを得ていて、無理やり配役の鼻につく感じはなかったです。

 艱難辛苦を経て、ハッピーエンドの映画だったので、気分よく見ることが出来ました。

 観賞後はお楽しみランチ。先週会った友人が株主優待券数枚をくれたので、ライオンでランチ。ありがたき2割引きで、友人はなおさら喜んでくれました(横浜のジョイナスのライオンはドリンクバイキングはスープもあるにせよ、別途210円+です。とすると、ランチメニューにドリンクバイキング付きの銀座七丁目のライオンお二階のコスパの良さはすごいですぞ〜!)。

 ジョイナス内のおしゃれ系100均、ナチュラルキッチンを冷やかし、高島屋を冷やかし、な〜んにも買わないで帰って来て、締まり屋二人組とあいなりました。

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