子育て仲間の友人のお誘いで、テレビでも放映していた両国回向院出開帳に行って来ました。

 平たく言ってしまえば、長野善光寺からの出張展示(おっと、何と俗っぽい表現なんでしょう)であります。

 両国駅から徒歩数分の回向院、時代劇などでよく耳にするお寺さんですが、入口に立つのは回向柱。善光寺の御開帳の時も境内に立てられますが、仏様とつながる綱で結ばれた柱です。お寺の方が「触って仏様とのご縁を結んで下さい」と説明しておられました。

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 今回は復興支援を絡めての特別の出開帳で、善光寺さんからの仏様やお宝以外に、被災地陸前高田のの松を東京藝大の彫刻の方たちが彫られたという木造地蔵菩薩立像(おやこ地蔵尊)のお顔が印象的でした。特にこども地蔵尊のご表情のなんとあどけなく愛らしい事か。
 また、展示スペースに至る回廊に施された念珠をイメージしたスワロフスキークリスタル製の飾りや、千住博さんの襖絵も印象的でした。

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 善光寺本堂と同じご利益があるというご戒壇めぐりも体験しました。こちらは本家本元の暗闇の得体の知れない感じに比べると、暗闇でも、特別イベントという明るい楽チンさがありました。出開帳の拝観料とは別途500円をお払いしましたが、復興支援の一助になればと思います。

 そうそう、友人が教えてくれましたが、元歌手の高田みづえさん、現大相撲松ヶ根部屋の女将さんもいらしていましたよ。

 大相撲の技量審査場所で初めて国技館に行くまで、本当にご縁のない地域で、震災やら空襲やらの被害が大きく、古い建物は殆ど残っていないながらも、江戸の雰囲気が漂っています。

 特に回向院は鼠小僧のお墓があったり、猫塚や塩なめ地蔵など、古い墓石や石碑が立ち並んでいて、真夏みたいに暑い昼日中に拝観していますから、あっけらかんですが、夜なぞ怖そうな雰囲気です。

 涼しいところ探しが上手な猫ちゃんが墓所の一角、発泡スチロールの上でそれは気持ちよさそうに寝ていました。

回向院猫


 拝観の後は、遅めのランチ。お手軽価格を求めて立ち寄った駅のそばの店はどこも行列になっていて、江戸東京博物館の上階にある和風レストラン「桜茶寮」で楽しくおしゃべりをしつついただきました。

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 今日も楽しい1日でしたが、善光寺の起源をお宝の前でお坊様が語っておられましたが「忘れられる事が1番辛いのです。皆様がたも震災の事、被害を受けた方たちの事を決して忘れないでください」と言う主旨の事をおっしゃったのが、一番心にしみました。

 私たち、決して忘れません。


 もちろん、個人的なお願いもしまして、2匹と1人、じゃなかった、一匹とふたりの息子たちの幸せと、小塚選手の体が良くなって実力も発揮されますように!

 ・・・そして、最近、いやに右巻きにねじが巻かれ始めている感じの日本が、戦争遂行などなど変な方向に行かないように!と東京大空襲の慰霊堂もある土地柄ゆえにしっかりお願いしてまいりましたよ。

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