今日は昨年ネット生地屋さんで買って手付かず在庫にしていた薄いシャンブレー生地を頑張って縫わなきゃ!と意気込んでいました。

たまたまメール連絡した近所の編み物達人の友人からの返事が「良かったら、うちで一緒に手仕事しない?」でした。

\(^_^)/

しかし、材料をそのまま持ち込んだら、場所を取って大変です。そこで、下ごしらえして、午後にお邪魔する事にしました。

下ごしらえとはテキストの付録の型紙をトレーシングペーパーに写し、切り抜き、布に型紙を置き、印付けをして切り取り、あとは縫うだけの状態にすることで、私にとっては一番面倒くさい作業です。


で、両耳に刺繍が入った薄い生地はずれやすく、左右身頃にバランスよく刺繍が入らないかも、と一枚ずつ別々に印を付けましたが、無駄な部分が少ないように、と型紙をあちこち置いてみました。

と、それが悪かった〜。
な、何と左右対象じゃなくて、左右同じ身頃が出現したと気付いたのは、布を切り終わってから。( ̄○ ̄;)


残りの部分をやりくりして、何とか身頃一枚取れないかと思いましたが、どうやっても無理でした。

が〜ん!

何となく何かやらかしそうな予感がしてましたが、ビンゴ!

この布はバーゲン品の残部僅少を辛くもゲットしたもので、既にお店屋さんの在庫はありません。

絶体絶命?!(って大げさなf^_^;)…………悪い汗がドッと吹き出しました。


しかし、布地屋さんは親切にも、布端に「表側」と手書きのシールを貼ってくれています。それ位、地の部分はわかりにくい。

そこでメゲるのはやめ、考え直しました。

「このカーディガンジャケットは陽明門じゃっ!」


ご存知、世界遺産の日光東照宮の陽明門は、完全過ぎはよろしくない!と一カ所柱の天地が逆になっているのは有名ですね。

不完全極まりないくせに、東照宮をパクる我が根性は呆れたもんだ!と思いましたが、そう思うと、一気に気分が明るくなりました。

最も大事な前立て部分のアクセントになるボーダー刺繍が左右で色のトーンが違うのも、わざとそうしたオシャレだぜ〜?!

茫然自失状態があったため、友人を待たせてしまいましたが、気分転換後は意気揚々と先週作ったのも見せびらかしに突っ込んでお邪魔しました。

友人は立派なことに夏休みに近所のNPOが主催予定のバザーに献じる作品をせっせと編んでいましたが、技術的にも原価的にもバザーに献じるのはとても無理な私は、せっせとチクチクしました。

おいしいもの大好きでもある友人なので、食べ物は棒アイスからおせんべいや自家製塩糀漬けのキュウリまで、飲み物は自家製ジンジャーエールからホットコーヒー、麦茶にほうじ茶まで至れり尽くせり。

そして、オバサンずの楽しくど〜でもいい会話。

一人でやるより俄然はかどります。

暮れてきて退去する頃にはカブスを残して、ほぼ出来上がり、夜になって鍵ホックを付ければ完成となり、鍵ホックが見つからないから、フェリシモで買ったばかりのクリップアクセサリーでとめました。

携帯から取込 007


我が家の東照宮仕立ては実に安直ながら、友人のおかげで充実した楽しい午後が過ごせました。o(^-^)o

出典はまたまたこちらです。↓




 縫いやすい高橋先生の作品集の中でも、抜きんでて使い勝手が良いテキストでございます。

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