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帰宅は明日で丸一日好きに過ごせるのに、近所でダラダラはもったいないと言う連れ合いに引かれ、本音は渋々と中距離の移動をしました。

渋々の理由は高原から出たら猛暑に襲われるから。

行き先は奈良井宿にしました。ほぼ二年前、朝ドラおひさまのロケ地として賑わい、なおかつ偶然にもお茶壷道中と言うイベントの日に訪問で、たいそうな賑わいでゆっくり歩けなかったからです。

加えて奈良井宿にほど近い木曽漆器の町、漆工町としては唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたという木曽平沢にも寄りたいと思ったのでした。

日曜日昼下がりの奈良井宿は前回のように混み合うこともなく、ぶらぶら歩きが楽しめました。

JRの駅から直ぐと利便性が高いのに、よくぞこれだけの家並が残ったものだと感心します。

同じく木曽路の妻籠宿に比べると足下が舗装され、やや風情には欠けますが、歩きやすいです。

家並の前には様々な鉢植えや植え込みがあり、花が美しいです。欲を言えば和花で揃えるとさらに雰囲気アップかと思いますが、暮らしている町ですから、住民の好みが優先されるべきでしょうね。

端から端までじっくり歩き、ところどころで拝んだりして、二時半からお得なセットと言う立派な梁のお店でお茶をしました。

窓からいい風が吹き、冷房無しが嬉しいです。

実は奈良井宿、山あいの暑い場所をイメージしていましたが、奈良井駅にあった説明によると標高934(くさし)で634(むさし)のスカイツリーに勝っているそうです。

934メートルと言えば八ケ岳の我が家とそう大きな差は無いですから、冷房要らずな訳ですが、くさしはちょっとナンだな〜(笑)。

話が戻りますが、お得なセットはコーヒープラス一品で、私は珍しいイタドリのゼリーというのをいただきました。

最近余り見ないですが、以前は野山で良く見かけたイタドリ。先をチューチューすると甘酸っぱいと聞いていますが、試した事はありませんでした。確かにちょっと甘酸っぱいゼリー、どうやって作ったのでしょうね?

奈良井宿を離れて、木曽平沢に移動しました。二つの町は川沿いにありますが、奈良井川というそうで、流れは北に向かっていました。

私はてっきり木曽川の上流で南に向かうかと勘違いしておりました。(^^ゞ

木曽平沢は奈良井宿や妻籠宿、馬籠宿などとは違い、木曽路沿いですが、宿場町ではありません。

まだ国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてから日が浅い事もあり、また漆が埃を嫌うために表が開けていない家屋も多いそうで、まだまだ観光化されていない感じでした。

あくまでも作業を行う職人さんたちの町で、週末はお休みの店も多く、販売は奈良井宿などの観光スポットを優先という風に見えました。

しかし、観光化がされていない分、普段着の顔を見せてくれる町でした。

水かさが増しているらしい奈良井川のほとりで、ものすごく久しぶりにかわいらしいサイズの本当に音符みたいなオタマジャクシを見る事も出来ました。o(^▽^)o

日差しがあると、さすがに汗ばみましたが、緑豊かな木曽路の一端を堪能の1日でした。