暑い、暑い、今日も暑い。

 しかし、今朝は沿道の植栽の剪定の動員がかかっていたので、参加しました。

 自治会では回覧で回し、マンションの階段下に張り紙をし、あれやこれやで、出来るだけ多くの参加者を得たかったようです。

 いやはや、こんな暑さの中と思いますが、今がその時期らしくて、外してしまうと、植栽の育ちに影響があるらしいのです。

 汗だくだくのサウナ状態。友人が声を掛けてくれたので、ふたりで組んで切り取られた枝葉を大型ポリ袋に入れたり、植栽の根元の雑草を抜いたりしました。

 さすがに炎天下で完璧な仕上がりを望むと、熱中症になる可能性が高いと判断されたようで、1時間もかからずに終わってホッとしました。
 で、思ったのです。

 我が家のある住宅地は、高級住宅地ではありませんが、比較的環境の整った地区、と地元ではみなされています。

 商店街もない静かな住宅地で、某デベロッパーが開発した建売住宅と分譲集合住宅で成り立っているので、無個性といえば無個性ですが、建築協定もあるので、町並みがぐちゃぐちゃにはなりにくいです。公園愛護活動などもシニアの皆様が頑張ってくださっています。

 しかし、沿道は有志だけで維持管理はとても無理なので、年に数回、動員がかかります。もちろん、何らかの都合があったら欠席も出来るので、強制ではないですが、出られないなら出られないで、なんとなくすまない気分にはなります。

 きれいな町並みってのは、自ら進んで、あるいは乞われて仕方なくにせよ、誰かの労力があって成り立つものなんですよね。

 外から町並みや雰囲気を見て、住民になりさえすれば、何もせずにそれを謳歌できると思うのは甘いのだと、大人になって知りました。

 観光スポットでもきれいなところというのは、行政の援助はあるでしょうけれど、その町で生計を立てている人たちが自発的に清掃活動や装飾などで動いていたり、共同で出資して業者を雇ったりしていますものね。

 
 ただし、住宅地であまりにあれもこれもしなくちゃいけないことが多いと、窮屈だろうなぁと思います。例えば、節電が叫ばれるようになって以来、あまり聞かなくなりましたが、クリスマス時期には相当なイルミネーションで庭を飾るのが不文律になっているという住宅地の話は以前は聞きました。参加しないと、のけ者になってしまうような雰囲気は嫌ですね。

 うちの自治会は幸いにそこまでのレベルではないようですが、定年退職後の男性が、昔取った杵柄といわんばかりに「組織的」「半強制的雰囲気」で仕切りたがる町内会、自治会に対するご婦人方のブーイングが聞こえてくることがありまして・・・そりゃ、やだよな〜。^^;

 何はともあれ、きれいな町に住みたいならば、時々労力の提供を求められるのは仕方ないですね。

 セカンドハウスの場合・・・・自治会、町内会に属さないから、直接的に労力を求められることがないからこそ、地元の方々のおかげと言う事を忘れてはいけませんね。時々、えらそ〜に振舞って顰蹙を買う都会人がいるのは、そこんところを忘れてるからだと思いますわ。


※夕方までサウナ状態で、とうとうリビングのエアコンのスイッチをお初に入れた日でした。

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