熱い、暑い京都から戻って、翌日はまた暑かったけれど、昨日、今日は割と過ごしやすくてホッとしています。
祇園祭の時に「蘇民将来」という言葉が出て来ます。こう書かれた札を貼っておくと、縁起が良いらしいですね。
このもととなるストーリーは、色々な地方、国に同じような話があるようですが、それと分からぬように身をやつした神様が一夜の宿を求めるとか、恵を乞ってやって来た時に、けんもほろろに対応した者(大体が富裕者)が落ちぶれたり、酷い時は死滅してしまうのに対し、一生懸命もてなした者(大体は貧しい庶民などが、精一杯もてなす)はその後、財運に恵まれたり、将来に渡ってめでだしめでたしとなる感じでしょうか。
今の時代、園児や小学生すらが「見知らぬ人に声をかけられたら用心しなさい」と注意されている位ですから、ましてや、見も知らぬ、怪しげな風体な人を自宅にあげて歓待などしたら、その後、何をされても文句は言えないとみなされてしまっても仕方ない状態です。
そんな中、この言い伝えって、今に通じるのかなぁ?とかねがね不思議に思っておりました。
祇園祭の時に「蘇民将来」という言葉が出て来ます。こう書かれた札を貼っておくと、縁起が良いらしいですね。
このもととなるストーリーは、色々な地方、国に同じような話があるようですが、それと分からぬように身をやつした神様が一夜の宿を求めるとか、恵を乞ってやって来た時に、けんもほろろに対応した者(大体が富裕者)が落ちぶれたり、酷い時は死滅してしまうのに対し、一生懸命もてなした者(大体は貧しい庶民などが、精一杯もてなす)はその後、財運に恵まれたり、将来に渡ってめでだしめでたしとなる感じでしょうか。
今の時代、園児や小学生すらが「見知らぬ人に声をかけられたら用心しなさい」と注意されている位ですから、ましてや、見も知らぬ、怪しげな風体な人を自宅にあげて歓待などしたら、その後、何をされても文句は言えないとみなされてしまっても仕方ない状態です。
そんな中、この言い伝えって、今に通じるのかなぁ?とかねがね不思議に思っておりました。
で、京都から帰って、ある出来事があって、ふと気付きました。遅すぎる位ですけど・・・。
これって、人間関係、特に商売上の人間関係につながる話ではないかと・・・
身をやつした神様(だいたい、ボロボロだったり、見た目怪しげだったり、見るからに非お金持ち風だったりする)にあたるのが、生活者。迎える側に当たるのが、お店や企業など。
まず女性であることからして、男性中心社会では一段も二段も下に見られるようです。いや、今の若い女性ならば状況は違うかもしれませんが、私の若いころは、女はお茶くみ、花嫁要員ってな見方も強く、花の顔を持つ見目麗しい女性ならば過剰な特別扱いはあったでしょうけれど、ふつ〜にダサい女性は、若いという事が、かえってなめられ要因になっていた部分があります。
新人時代、某百貨店の担当者の電話対応の無礼だった事。今なら「あんた、私だって午後5時半に会社がひけたら、あんたんところの客になるんだよ」と言っちゃえるかも知れませんし、そもそも、今そんな横柄な対応をしたら、たちまちネットでさらされてしまうから、そんな無防備なおバカはいませんよね〜(苦笑)。
「こんな酷い対応をする企業はろくな事はないだろう」とその時に思ったのですが、案の定、その百貨店はそれから直ぐに大スキャンダルで名をはせました。企業倫理がなってない発露が、下請けの新人いじめだったんでしょうね〜。
で、以来、ワタシャ、その百貨店は買わない、行かないが原則です。店名を聞いただけで、あの時の嫌な思いがよみがえってしまうんですわ。
私は、たかが、ひとりの生活者ですが、恐らく、その百貨店はほかにも、自らが下っ端とみなした取引先などに同じような対応をして、潜在的なファンを失っていた事と思います。
デパートがかつての勢いを失ったのは、経済情勢や価格や品ぞろえの問題だけじゃなくて、庶民に対し、嫌な気分にさせる対応があったからではないかと思っています。
富裕層には外商担当者が揉み手をして対応しても、あまり買いそうにない若年者や庶民には冷たい対応、時に横柄な対応をする・・・・やや飛躍した例えではありますが、庶民と言う神様をけんもほろろにした付けが来た部分も多いと思いますよ。あからさまに見下された対応をされて、嫌な気分になる位なら、最初っからそっけないスーパーやディスカウントショップ、通販の方がずっとマシというものですからね。
某デパートのような極端な無礼な例以外にも、何かの対応であからさまに嫌な顔をしたり、規則づくで思いやりのない対応をされた時、なめた対応をされた時にも、このぉ!と思いますわ。
執念深い私めが覚えているものとしては・・・むか〜し、まだ24時間営業のコンビニもない頃、大雪で冷えてしまって、万やむを得ずトイレを貸して欲しいと言った時に、規則づくでけんもほろろに対応した日本道路公団の諏訪IC。自分の店の店員がクレジットカードの扱いを間違えたのに、電話をかけて来て、あたかもこちらに悪意があるように「店に来い」と言って、お詫びの一言もなかった駅前スーパー内のCDショップの店長、などなどいくつかございます。
道路公団は最近はそういう対応はしなくなっているようでして、CDショップは、その後、ほどなくしてつぶれました(ザマアミロ!と思ったよー性格悪い<甲斐小泉(^^ゞ)。
逆に蘇民将来な対応をしてくれたら、嬉しくて、ファンになりますね〜。
こっちは結構たくさんあるので、具体的に思い出せない位(人は良い事の方は当然として流す傾向もありますしね〜)。
一例としては、時間ぎりぎりに飛び込んだのに、快く食事させてくれた飲食店とか(もし無理にしても、申し訳ありませんね〜とか、ごめんなさいねという対応をしてくれれば合格ですわ)、IT音痴のまだるっこしい問い合わせにも丁寧に対応してくれたメーカーサポートとか、物を買わないのに、丁寧に道順を教えてくれたお店とか、無理やり買わせるよりは、長く使って欲しいと、費用的に見合う限りは修理を勧めてくれるお店とか・・・そうそう、不愉快な対応をしたCDショップと真逆に某ファミレスはクレジットカード扱いミスの時、わざわざ店長が自宅に来て謝罪して、しかも、珈琲券までくれましたよ。また行こう!と思いますよね。
結局、老舗として続いている企業、お店というのは、対応が良いのでしょうね(中には、京都のように、最初っからいちげんさんお断りとハードルを高くして、客を選んでいるところもあるようですが、それならそれで、庶民にとっては分かりやすくて有りかもと思います)。ごくごく短期的には損をしているように見えても、長期的にはファンを増やしたり、信頼度を増すようにふるまえるところが長く愛されるのでしょう。
今までの経験で言うと、不快だなぁという対応をしてくれた店や企業が長続きしたのを見たことはないですね。たまに長続きしている場合は、その担当者が個人的に性格が悪い奴だったという・・・だけど、そんな担当者を温存して、そこそこ出世させてる企業は、体質がおかしいから、やっぱり長くは持たない、と私は見ています。
生活者相手のお仕事をしているみなさん、蘇民将来の心でお願いいたします。
(人間関係でも結構あるんですけどね、自分より格下だと思うと、高飛車に出て、横柄にふるまう人とか・・・本当はそう悪い人じゃないんだけど、短慮で暴言を吐いて、自分にはねかえって大損する人とか(^_^;))。
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これって、人間関係、特に商売上の人間関係につながる話ではないかと・・・
身をやつした神様(だいたい、ボロボロだったり、見た目怪しげだったり、見るからに非お金持ち風だったりする)にあたるのが、生活者。迎える側に当たるのが、お店や企業など。
まず女性であることからして、男性中心社会では一段も二段も下に見られるようです。いや、今の若い女性ならば状況は違うかもしれませんが、私の若いころは、女はお茶くみ、花嫁要員ってな見方も強く、花の顔を持つ見目麗しい女性ならば過剰な特別扱いはあったでしょうけれど、ふつ〜にダサい女性は、若いという事が、かえってなめられ要因になっていた部分があります。
新人時代、某百貨店の担当者の電話対応の無礼だった事。今なら「あんた、私だって午後5時半に会社がひけたら、あんたんところの客になるんだよ」と言っちゃえるかも知れませんし、そもそも、今そんな横柄な対応をしたら、たちまちネットでさらされてしまうから、そんな無防備なおバカはいませんよね〜(苦笑)。
「こんな酷い対応をする企業はろくな事はないだろう」とその時に思ったのですが、案の定、その百貨店はそれから直ぐに大スキャンダルで名をはせました。企業倫理がなってない発露が、下請けの新人いじめだったんでしょうね〜。
で、以来、ワタシャ、その百貨店は買わない、行かないが原則です。店名を聞いただけで、あの時の嫌な思いがよみがえってしまうんですわ。
私は、たかが、ひとりの生活者ですが、恐らく、その百貨店はほかにも、自らが下っ端とみなした取引先などに同じような対応をして、潜在的なファンを失っていた事と思います。
デパートがかつての勢いを失ったのは、経済情勢や価格や品ぞろえの問題だけじゃなくて、庶民に対し、嫌な気分にさせる対応があったからではないかと思っています。
富裕層には外商担当者が揉み手をして対応しても、あまり買いそうにない若年者や庶民には冷たい対応、時に横柄な対応をする・・・・やや飛躍した例えではありますが、庶民と言う神様をけんもほろろにした付けが来た部分も多いと思いますよ。あからさまに見下された対応をされて、嫌な気分になる位なら、最初っからそっけないスーパーやディスカウントショップ、通販の方がずっとマシというものですからね。
某デパートのような極端な無礼な例以外にも、何かの対応であからさまに嫌な顔をしたり、規則づくで思いやりのない対応をされた時、なめた対応をされた時にも、このぉ!と思いますわ。
執念深い私めが覚えているものとしては・・・むか〜し、まだ24時間営業のコンビニもない頃、大雪で冷えてしまって、万やむを得ずトイレを貸して欲しいと言った時に、規則づくでけんもほろろに対応した日本道路公団の諏訪IC。自分の店の店員がクレジットカードの扱いを間違えたのに、電話をかけて来て、あたかもこちらに悪意があるように「店に来い」と言って、お詫びの一言もなかった駅前スーパー内のCDショップの店長、などなどいくつかございます。
道路公団は最近はそういう対応はしなくなっているようでして、CDショップは、その後、ほどなくしてつぶれました(ザマアミロ!と思ったよー性格悪い<甲斐小泉(^^ゞ)。
逆に蘇民将来な対応をしてくれたら、嬉しくて、ファンになりますね〜。
こっちは結構たくさんあるので、具体的に思い出せない位(人は良い事の方は当然として流す傾向もありますしね〜)。
一例としては、時間ぎりぎりに飛び込んだのに、快く食事させてくれた飲食店とか(もし無理にしても、申し訳ありませんね〜とか、ごめんなさいねという対応をしてくれれば合格ですわ)、IT音痴のまだるっこしい問い合わせにも丁寧に対応してくれたメーカーサポートとか、物を買わないのに、丁寧に道順を教えてくれたお店とか、無理やり買わせるよりは、長く使って欲しいと、費用的に見合う限りは修理を勧めてくれるお店とか・・・そうそう、不愉快な対応をしたCDショップと真逆に某ファミレスはクレジットカード扱いミスの時、わざわざ店長が自宅に来て謝罪して、しかも、珈琲券までくれましたよ。また行こう!と思いますよね。
結局、老舗として続いている企業、お店というのは、対応が良いのでしょうね(中には、京都のように、最初っからいちげんさんお断りとハードルを高くして、客を選んでいるところもあるようですが、それならそれで、庶民にとっては分かりやすくて有りかもと思います)。ごくごく短期的には損をしているように見えても、長期的にはファンを増やしたり、信頼度を増すようにふるまえるところが長く愛されるのでしょう。
今までの経験で言うと、不快だなぁという対応をしてくれた店や企業が長続きしたのを見たことはないですね。たまに長続きしている場合は、その担当者が個人的に性格が悪い奴だったという・・・だけど、そんな担当者を温存して、そこそこ出世させてる企業は、体質がおかしいから、やっぱり長くは持たない、と私は見ています。
生活者相手のお仕事をしているみなさん、蘇民将来の心でお願いいたします。
(人間関係でも結構あるんですけどね、自分より格下だと思うと、高飛車に出て、横柄にふるまう人とか・・・本当はそう悪い人じゃないんだけど、短慮で暴言を吐いて、自分にはねかえって大損する人とか(^_^;))。