朝、洗濯機を回していたら、異音が聞こえてきてぎょっとしました。

 もう18年。毎日使ってはいないものの、そろそろ不具合が出る可能性もある洗濯機だしねぇ・・・と思いましたが、運転停止して、コンセントを抜いても異音が途切れない。では、洗濯機の上にあるドラム式乾燥機の不具合か?とそちらは運転していなかったのですが、念のため、コンセントを抜いて確かめても同じく。

 まるで小さな小さな変電施設があるような音。そんなに大きな音ではないのですが、耳障りな音です。

 どうも、洗面所にある配電盤の辺りから音がしているようなのです。壁に耳をつけると、じ〜んと音がする。屋外で確かめましたが、家の中だけで聞こえるようです。

 留守宅が電気関係の不具合から炎上・・・etc.・・・というニュースに基づく妄想が頭の中を横切り、怖くなりまして、東京電力に電話をして来て貰うことにしました。

 その後、ご近所さんにご挨拶に伺って、しばらく立ち話などして帰って来て・・・はたと気付くと、1時間ほども続いていた異音、いつの間にか消えていました。
 
 東電さん、呼び出してしまって悪かったかなぁとは思ったものの、自宅では室内に入ってもらっての点検を受けてきたのに、留守が多い山の家ではそういう機会もなしで来ましたから、せっかくですから、見て貰おうと話しつつの昼ごはん。

 何と、義母から弟逝去の連絡がありました。夫にとっては叔父。義母は年齢的に言っても、体力から言ってもとても葬儀に行かれません。そこから、親戚間の電話連絡が始まり、東電の担当者が到着した時も、夫は説明を聞くのもそこそこに絶えず連絡を取り合わなくてはならない状態でした。

 結局、夫が身内を代表して葬儀に参列と決まったのですが、山の家には葬祭向けの服も靴もない。また、叔父の住まいのある東海地方に行くのにはどのルートが良いのか・・・わさわさわさわさと連絡が続きます。

 せっかく来てくれた東電さん、配電盤のパネルをあけて見てくれたら、何やら虫の死骸が詰まっていたようですが、それ以外に大きな異常は見つからなかったとの事で、今後、同じ現象が起こったら、パネルのどの部分から音がするかをチェックしてくださいとの事。

 メインのブレーカースイッチからだったら、そこは東電の管轄だけれど、それ以外の小さなブレーカーだったら、電気工事店の管轄なんだそうです。わっ、細かい!

 親切な東電さん、事情を話すと「大変ですね〜」との事。喪服を買うかも知れないので、1番近いところにあると思しき韮崎のコナカの場所を教えて欲しいとお願いすると、仕事用の大きな地図帳を見て調べてくれました。

 この時点では、コナカでスーツを買って、明日の朝、中央線を乗り継いで名古屋に出て、葬祭会場に向かうつもりだった夫ですが・・・

 自宅に戻れば喪服はある。靴もあれば数珠もある。これらを全部そろえたとして、安く済んだとしても3万円は下るまい。しかも、夫、私より靴持ちなのに、また新たに靴を増やすことになります。^^;

 あれこれ、散々考えての結論=いったん自宅に帰ったほうが安くつくし、死蔵品が増えない。

 という訳で、方針転換(確かに余計な服や靴を増やしたくはなかったのですが、私は一切強いておりません。夫が自分で結論出したのですよ〜)。

 そこまでに度重なる電話のやりとりが行われ、私はその時々の話の方向性に沿ってスマホを開いては経路やら、葬祭会場へのアクセスなど調べたりして、せつろしい午後となりました。

 ともかく、今日しなくてはいけないことは立替分も含む香典の費用の引き出しと、香典袋や薄墨のペンの購入・・・ということで手近なスーパーを覗き、その後、文具店をめがけて移動・・・とこれまたせつろしい。

 帰宅して直ぐ夕食の支度。そそくさ食べ、夫を小淵沢まで送り届けてから、片付けなどなど。


 休暇を中断されて、行ったり来たりしなくてはの気の毒な夫と違って、私自身はこれといって何かをしたという訳ではないのに、ばたばたした1日だったので、疲れましたー!


 それにしても、猛暑や酷暑という言葉が頻繁と聞かれるようになってから、ご高齢の方がお亡くなりになるのは、従来の冬より、ずっと夏が多くなったように思うのです。

 この5年くらいに、私が関わった葬儀は父のもの以外、全部真夏でした。

 冬場は暖房や発達したあったか系繊維などで、お年寄りに優しくない気候をカバーできるようになったし、ご高齢者は寒さには敏感。だけど、暑さには鈍感な方が多いから、夏こそ脅威になっているのですね。

 今日もまた40度越えが続く四万十市。子どもの頃の楽しかった夏はどこへ行ってしまったのでしょう? ^^;

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