最近、パワーダウン気味。今日は朝から雨。こういう日は家にいるのもいいけど、思い切って出かけるのもあり。
土砂降りじゃない、まだ寒くない秋口の雨の日って、実は手ぬいのローンの服を着るのに打ってつけなんです。なんとなれば、たんすの中でしわが寄っていた薄手の木綿の服って、お湿りでピンと伸びるもんね〜。これぞ究極のノーアイロンだぁ!とだらしないヤツは喜びながらお出かけです。
まず1本目。「スタンリーのおべんとう箱」 インド映画です。
インド映画、今までは見たことなかったのですが「きっとうまくいく」でその底抜けなパワーに圧倒されて、ファンになっちゃいました。
「スタンリー」は大ヒットを狙って撮られた作品ではないらしいのですが、その内容から予想以上のヒットになったそうです。
可愛らしい少年が主人公で、舞台はキリスト教主義の学校。みんな制服着て登校してるのは、今でも日本の地方都市であるらしい・・・風景みたいですね。
土砂降りじゃない、まだ寒くない秋口の雨の日って、実は手ぬいのローンの服を着るのに打ってつけなんです。なんとなれば、たんすの中でしわが寄っていた薄手の木綿の服って、お湿りでピンと伸びるもんね〜。これぞ究極のノーアイロンだぁ!とだらしないヤツは喜びながらお出かけです。
まず1本目。「スタンリーのおべんとう箱」 インド映画です。
インド映画、今までは見たことなかったのですが「きっとうまくいく」でその底抜けなパワーに圧倒されて、ファンになっちゃいました。
「スタンリー」は大ヒットを狙って撮られた作品ではないらしいのですが、その内容から予想以上のヒットになったそうです。
可愛らしい少年が主人公で、舞台はキリスト教主義の学校。みんな制服着て登校してるのは、今でも日本の地方都市であるらしい・・・風景みたいですね。
主人公のスタンリー、いきなり薄汚れた服、顔がたたかれてるみたいな感じで、教師からも指摘されるのですが、ほら吹き話でまわりを笑わせて、冒険談の末のこととしゃべくります。だけど、見てる側は思う。「もしかして、児童虐待?」 しかも、このスタンリー、おべんとうの時間に持って来ないんですから、なおさら思う。「親が虐待?」
優しくて美しい女性教諭(ちょいと松下 由樹さんに似ている)は、スタンリーのトークや朗読を才能としてみてほめたりしていて、彼女は他の生徒にも人気の先生だけど、いや〜なオヤジ教師ヴァルマーがいて、そいつは、自分は弁当を持って来ないで同僚たちから分けて貰ったりしているくせに、心優しい級友たちから昼ごはんを分けて貰うスタンリーに対して辛く当たる。
スタンリーはそのひょうきんさでクラスの人気者。お金持ちで気のいいアマン(ちょいと太っちょキャラね)は、ゴージャスな弁当を惜しみなく分け与える子だが、こともあろうに、彼のゴージャス弁当をヴァルマーが狙っているのが分かり、子どもたちは知恵を絞って、彼をまいてスタンリーと一緒にランチタイムを楽しむのです。
が・・・そのおっかけっこで侮辱されたと感じたヴァルマーはスタンリーに向かって暴言を吐き・・・
って、こんな教師がよく許されたもんだ、と思うような酷い男なんですが、その食い意地といい、100%憎めないのは、「きっとうまくいく」の校長と同じような感じ。ちなみにあの校長もこのヴァルマー先生も、何故かくるんくるんの頭髪なんですけど、それって、インド映画のお約束なんでしょうか?
あれやこれやあって、ハッピーエンドと行きたい所ですが、決して甘い結末ではありません。笑いや涙とほのぼのの末に、インドの児童労働に対する問題点を指摘して、最後はピリッと締めています。どうして、スタンリーがおべんとうを持ってこられなかったかの事情も分かります。
なんと言っても、クラスメイトがいいですね〜。最初のうちはみんなインド顔というのかな、彫りが深くて、浅黒い肌、漆黒の髪、それに制服なもので、どの子も同じように見えてしまったけれど、見ているうちに、それぞれの個性がドンドン現れてきました。
校長先生は紳士だし、途中で現れる新任の先生、どっかで見た顔だなあと思ったら、どうもカントク(山本 晋也さん)を思い出したのだよね〜(笑)。
この映画でまず第一に思ったのは「日本のおかあさんたちって頑張りすぎ!」「それはおいらにはプレッシャーだったぜ!」です。
おべんとうと言っても、フタを開けたら1種類、クラッカーだけとかいうのもOKなのがインドの、いや世界の潮流なんでしょうね。だって、アメリカ映画でも、ランチボックスの中身はえらく単純だったもん(むか〜し、青山の紀伊国屋でみたランチボックス、可愛らしいタータンチェックでしたが、こんなに仕切りがなくて、どうして弁当箱なんだろう?と子ども心に思った理由が分かったのは、長じて、いろいろな映画でアメリカン弁当を見てからでした)。
もちろん、アマンの5段重ねの弁当や、後にスタンリーがお店の優しい先輩に詰めてもらったお弁当のように、手間隙かかったお弁当もありですが、それにしても、日本のお弁当は、何冊も本が出来ちゃうほどで、彩りといい、栄養バランスといい、本当に凝っていますわ。
ことに長男からは私の彩り悪く、残り物いっぱいの弁当は絶不評。それでなくても料理は苦手分野に属するので、特に弁当にかけては、他の国に生まれたらよかったと思う私です。
ところで、今、映画の公式サイトを見てびっくり。何と、いや〜なオヤジ教師を演じていたのは監督自身、しかも主演のスタンリー役の坊やのお父さんだったんですね〜。
と、いろいろサプライズがあってなかなかいい作品でした。
最初タイトル部分にアニメがあって、ライオン頭の男が男の子の持っている赤いフリスビーみたいなのを取り上げて、それに対して男児が、いろいろな事をして取り戻すというシーンが結構長く続いたのですが、見終えてみると、なるほど〜とつながりますよ。
ここで、帰りませんで・・・・予告編見て、俄然見たくなった台湾映画「あの頃、君を追いかけた」を続けざまに見ました。
こちらは青春の日々を描いた作品で、おばかばっかりやってる男子高校生と、学年トップ級の優等生の美少女の超プラトニックラブストーリーであります。
プラトニックに彼女を追っかけるのに、現実ではおばかと下ネタ満載の男子たち。何しろ主人公コートンの仲間たちのあだ名も酷いったらありゃしないけれど、やってることも相当えぐい。でも、憎めないおばかっぷりです。
忘れ物をしてしまった窮地にさりげなくカバーしてくれたコートンの事を、優等生のチアイーはだんだん気になって、その悪童ぶりに手を焼いた教師から、監視を頼まれたこともあって、ほっとけないで、勉強を仕込みます。チアイーの熱意の甲斐もあり、コートンの成績は上昇。チアイーの親友のチアウェイや仲間たちとグループ交際で楽しい思い出を作った高校時代でした。
それにしても、コートンの家はお父さんもオールヌードで過ごす超ユニーク家庭。そして、大学に入っての寮(4人部屋の汚らしいこと!)の仲間と見るAVは全部日本のものだったりと、親日的なこの国の様子もちらりと映りますが、おばか満載な男子の日常、対しまして、大好きなチアイーに対してはどっかずれた対応しか出来ない。
この二人どうなりますか・・・
スタンリーとはまた違った意味で予定調和ではないのですよ。とても印象的な最後でしたが、ネタバレだからやめときましょうね。
台湾の皆さんはインドの皆さんと違って、日本人と同じような顔立ち、肌の色な上、卒業式のシーンで蛍の光を歌う場面があったり(これって、もしや日本統治時代の置き土産?などと勝手に想像したのですが)、とても親和性がありまして、全く違う味わいだったこともあって、1本目と2本目とがかぶってしまって、混乱ってのがなくて、今日一気に見て大正解でした。ヽ(^o^)丿
・・・・見てるうちに「台湾また行きたいなぁ」と思いました。
そこにすかさず、ディンタイフォン(鼎泰豊)のパンフレットは置いてあるわ、江ノ電と提携している平渓線のパンフは置いてあるわ・・・・(平渓線は台湾総督府が使っていたそうな)・・・余計行って見たい気分ですわ。
今日はぼっち鑑賞なので、昼ごはん抜きで、持参の飲み物とカロリーメイトでしのいだケチケチコースでありましたが、 とっても、楽しい映画鑑賞日でした♪
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優しくて美しい女性教諭(ちょいと松下 由樹さんに似ている)は、スタンリーのトークや朗読を才能としてみてほめたりしていて、彼女は他の生徒にも人気の先生だけど、いや〜なオヤジ教師ヴァルマーがいて、そいつは、自分は弁当を持って来ないで同僚たちから分けて貰ったりしているくせに、心優しい級友たちから昼ごはんを分けて貰うスタンリーに対して辛く当たる。
スタンリーはそのひょうきんさでクラスの人気者。お金持ちで気のいいアマン(ちょいと太っちょキャラね)は、ゴージャスな弁当を惜しみなく分け与える子だが、こともあろうに、彼のゴージャス弁当をヴァルマーが狙っているのが分かり、子どもたちは知恵を絞って、彼をまいてスタンリーと一緒にランチタイムを楽しむのです。
が・・・そのおっかけっこで侮辱されたと感じたヴァルマーはスタンリーに向かって暴言を吐き・・・
って、こんな教師がよく許されたもんだ、と思うような酷い男なんですが、その食い意地といい、100%憎めないのは、「きっとうまくいく」の校長と同じような感じ。ちなみにあの校長もこのヴァルマー先生も、何故かくるんくるんの頭髪なんですけど、それって、インド映画のお約束なんでしょうか?
あれやこれやあって、ハッピーエンドと行きたい所ですが、決して甘い結末ではありません。笑いや涙とほのぼのの末に、インドの児童労働に対する問題点を指摘して、最後はピリッと締めています。どうして、スタンリーがおべんとうを持ってこられなかったかの事情も分かります。
なんと言っても、クラスメイトがいいですね〜。最初のうちはみんなインド顔というのかな、彫りが深くて、浅黒い肌、漆黒の髪、それに制服なもので、どの子も同じように見えてしまったけれど、見ているうちに、それぞれの個性がドンドン現れてきました。
校長先生は紳士だし、途中で現れる新任の先生、どっかで見た顔だなあと思ったら、どうもカントク(山本 晋也さん)を思い出したのだよね〜(笑)。
この映画でまず第一に思ったのは「日本のおかあさんたちって頑張りすぎ!」「それはおいらにはプレッシャーだったぜ!」です。
おべんとうと言っても、フタを開けたら1種類、クラッカーだけとかいうのもOKなのがインドの、いや世界の潮流なんでしょうね。だって、アメリカ映画でも、ランチボックスの中身はえらく単純だったもん(むか〜し、青山の紀伊国屋でみたランチボックス、可愛らしいタータンチェックでしたが、こんなに仕切りがなくて、どうして弁当箱なんだろう?と子ども心に思った理由が分かったのは、長じて、いろいろな映画でアメリカン弁当を見てからでした)。
もちろん、アマンの5段重ねの弁当や、後にスタンリーがお店の優しい先輩に詰めてもらったお弁当のように、手間隙かかったお弁当もありですが、それにしても、日本のお弁当は、何冊も本が出来ちゃうほどで、彩りといい、栄養バランスといい、本当に凝っていますわ。
ことに長男からは私の彩り悪く、残り物いっぱいの弁当は絶不評。それでなくても料理は苦手分野に属するので、特に弁当にかけては、他の国に生まれたらよかったと思う私です。
ところで、今、映画の公式サイトを見てびっくり。何と、いや〜なオヤジ教師を演じていたのは監督自身、しかも主演のスタンリー役の坊やのお父さんだったんですね〜。
と、いろいろサプライズがあってなかなかいい作品でした。
最初タイトル部分にアニメがあって、ライオン頭の男が男の子の持っている赤いフリスビーみたいなのを取り上げて、それに対して男児が、いろいろな事をして取り戻すというシーンが結構長く続いたのですが、見終えてみると、なるほど〜とつながりますよ。
ここで、帰りませんで・・・・予告編見て、俄然見たくなった台湾映画「あの頃、君を追いかけた」を続けざまに見ました。
こちらは青春の日々を描いた作品で、おばかばっかりやってる男子高校生と、学年トップ級の優等生の美少女の超プラトニックラブストーリーであります。
プラトニックに彼女を追っかけるのに、現実ではおばかと下ネタ満載の男子たち。何しろ主人公コートンの仲間たちのあだ名も酷いったらありゃしないけれど、やってることも相当えぐい。でも、憎めないおばかっぷりです。
忘れ物をしてしまった窮地にさりげなくカバーしてくれたコートンの事を、優等生のチアイーはだんだん気になって、その悪童ぶりに手を焼いた教師から、監視を頼まれたこともあって、ほっとけないで、勉強を仕込みます。チアイーの熱意の甲斐もあり、コートンの成績は上昇。チアイーの親友のチアウェイや仲間たちとグループ交際で楽しい思い出を作った高校時代でした。
それにしても、コートンの家はお父さんもオールヌードで過ごす超ユニーク家庭。そして、大学に入っての寮(4人部屋の汚らしいこと!)の仲間と見るAVは全部日本のものだったりと、親日的なこの国の様子もちらりと映りますが、おばか満載な男子の日常、対しまして、大好きなチアイーに対してはどっかずれた対応しか出来ない。
この二人どうなりますか・・・
スタンリーとはまた違った意味で予定調和ではないのですよ。とても印象的な最後でしたが、ネタバレだからやめときましょうね。
台湾の皆さんはインドの皆さんと違って、日本人と同じような顔立ち、肌の色な上、卒業式のシーンで蛍の光を歌う場面があったり(これって、もしや日本統治時代の置き土産?などと勝手に想像したのですが)、とても親和性がありまして、全く違う味わいだったこともあって、1本目と2本目とがかぶってしまって、混乱ってのがなくて、今日一気に見て大正解でした。ヽ(^o^)丿
・・・・見てるうちに「台湾また行きたいなぁ」と思いました。
そこにすかさず、ディンタイフォン(鼎泰豊)のパンフレットは置いてあるわ、江ノ電と提携している平渓線のパンフは置いてあるわ・・・・(平渓線は台湾総督府が使っていたそうな)・・・余計行って見たい気分ですわ。
今日はぼっち鑑賞なので、昼ごはん抜きで、持参の飲み物とカロリーメイトでしのいだケチケチコースでありましたが、 とっても、楽しい映画鑑賞日でした♪