今日は用事で外出。出先に近かったので、横浜の鎌倉?の金沢文庫&称名寺に寄って来ました。

  実は奈良に行った時に、美術館や博物館の案内チラシを見ましたが、その中に、金沢文庫の東大寺展と言うのがありました。

  今回、フルタイム勤務の連れにはキツいスケジュールとなってしまい、疲れさせてしまった事もあり(反省してます)、奈良公園の端を通っただけで、東大寺に寄る余裕が全く無かったので、渡りに舟だわ〜!

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 金沢文庫と称名寺は、今年、もし富士山と一緒に鎌倉まで世界遺産になっていたら、横浜市内ながら、世界遺産に登録されていたかも知れないスポットです。

  参道の桜は木枯らしで葉っぱの色が褪せて寒々しかったですが、境内のイチョウは見頃でした。

  ずーっと以前、やはりイチョウが見事に黄金色になっている時に母と一緒に来たことがありますが、それが元気な母と出かけた最後の機会だったので、思い出してちょっと切なくなりました。

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  さて、県立金沢文庫では、平家の東大寺焼き討ちの後、再興に力を尽くした重源上人の坐像が見事でした。国宝となるのも納得です。もしもし、重源さま、日本が迷走しそうでこわいです、どうぞお守りくださいませ、と直接お話ししたいような、ものすごくリアルな存在感のある坐像でした。

  こじんまりした博物館ですが、国宝や重文も多い展示で、会期末ということもあり、シニア層を中心に賑わっていました。

 先週末、拝観した高山寺にまつわる金沢文庫収蔵品の展示もあり、正倉院のような厳密な管理がされず荒れていた時期も長かったようですが、東日本では、相当なお宝を擁する施設です。

  特別展示で、小品の名品、運慶作の大威徳明王像(重文)の展示もあり、見に行って良かったと思いました。
  
   お経などは、毎度のことながら、読めない、わからないのが情けないのですが、筆遣いに個性が現れていて、わからないなりに、興味深く感じました。 

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