子育て仲間の日本画通の友人の発案で、山種美術館の小林古径と奥村土牛展に行きました。

 奥村土牛と言えば、八ヶ岳の家から、佐久穂町の記念館に二度訪問していて、最近は勝手に親近感を抱かせていただいています。

  大変、ご長寿で、晩年まで現役、遅咲きの大家であった土牛さんが生涯慕い尊敬した兄弟子が小林古径さんだそうですが、どちらの先生の作品も教科書など、何かしらどこかで拝見していますね。
 二人の大家の、主に弟弟子の土牛さんが影響を受けたという、ふたりの作品の対比などもあり、良い出会いだったのが伝わって来ました。

 風景、人物、植物、動物、物語、などなど、いろいろな主題で描かれた作品が、見て疲れない、ちょうど良い広さの会場に収まっていて、じっくり鑑賞出来ました。

 閲覧用の冊子や図録で、山種美術館の創設者、山崎種二氏と画家の関係もわかりました。

 また、ご長寿だった土牛さんは病弱で、敬愛したセザンヌの作品世界を見に、海外旅行することが叶わなかったともありました。
  
 ひとりの作家の作品を、複数のスポットで見ると、よりいろいろなことがわかりますね。


  鑑賞後は、別の友人が調べてくれたビストロ・シロでランチ。以前来た時には気付かなかっただけなのか、新しいお店なのかはわかりませんが、もともとアンティークショップだったそうで、それこそ、フランスとか、芸術家が集っていそうな場所に合う雰囲気で、お魚料理が得意のお店のようです。

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ランチセットは1500円からですが、メインのお魚のロースト、尾長鯛と言うお魚で、おいしかったです。 

  サラダ、スープ、パン、メインの後にプチデザートとソフトドリンクでゆったり過ごせるので、恵比寿という場所としてはコスパが良かったと思います。