長野県が舞台の映画、神様のカルテ2を見ました。

  医療現場の大変さや、やりがい、支え合いの大変さを描き、ところどころに美しい松本近辺の山岳風景や地域の伝統行事などがはさまれています。

  一昨日のNHKの鶴瓶の家族に乾杯に、櫻井翔さんが出演、ロケ地の安曇野の神社などを訪問する様子を映していましたが、櫻井さんにも思い入れがある作品なのでしょうね。

 前作、本作共々原作を読んでいますが、日数が経ったせいか、地域医療に身を捧げた貫田先生夫妻の絆は覚えていますが、かつての一止の優秀なる同級生の話は、あったんだか、なかったんだか、情けなくも覚えていないのです。

  最近の記憶力の衰えもありますが、多分、より自分の年齢に近い人物への思い入れが強いからなのでしょうね。もし、神様のカルテ2を十代、二十代で読んでいたら、藤原竜也さんが演じた進藤医師に重きを置いたかも知れません。

  貫田先生夫妻の信頼関係は、本当に素敵ですが、逆の見方をすると、医療現場で懸命に働くという事は、懸命という語が、単なる修飾語ではなく、その文字の意味する事そのものになるという事でもあるのだ、と思わされます。

  話がちょっと飛躍しますが、二男を出産した個人医院で、食事を運んでくれた院長夫人の「家族旅行なんてしたことがない、一度だけ箱根に行ったけれど嵐に見舞われた」という言葉が忘れられません。訴訟なとのリスクも高く、それなのに十分な家族とのふれあいの時間も取れない産婦人科医が減るのも、むぺなるかなと思わされました。

  かつては貫田先生のような患者のために一生懸命になる高尚な志を持っていた筈の進藤医師が、時間外勤務は一切拒む、冷たく功利的な医師になってしまっていることにショックを受けた一止は、時にはコーヒーをぶっかけたりして諫めようとしますが・・・実は・・・

  という展開で、医療現場の厳しさに対する問題提起もある良作です。

   妖精みたいな透明感ある山岳写真家の妻榛名のほわんとした支えや、病院の同僚の支えもあり、過労の果てに病を得た貫田先生のために動く一止。そのころには進藤医師も協力して、大事な時を迎えます。

   この映画、ご家族を闘病の末に亡くした方にはちょっと辛い場面もあるかも知れませんね。私の場合、母が亡くなったのが阪神淡路大震災の年で、歳月が辛い思い出をかなり薄めてくれていますが、それでも、最後の方は涙が止まりませんでした。

   でも、見終えると清々しいし、何よりも医は算術という流ればかりてはないと思わせてくれて、ちょっと明るい気持ちになります。

  映画の後は、ひとりでモスバーガーで軽く昼ご飯。消費税アップ後の初の買い物となりました。

  用事をひとつしてから、またまたおひとりさま花見、花見ぼっちであります。

  近年、地域的に知名度アップの大岡川の桜見物です。
   
  伊勢佐木町あたりから、ずーっと川沿いに植えられた桜がきれいなのです。

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  伊勢佐木町に近い側には露店が並びますが、私の個人的な好みでは、静かな方が良いので、露店が切れたあたりからが、本格的な花見という気分です(露店のために歩道が狭くなったり、歩道の幅の関係からか、桜を塞ぐ形で露店が並ぶので、せせこまします)。

  大阪の大川のような川幅は無いので、定期遊覧船の航行はありませんが、この時期だけの舟や個人の小型クルーザーやカヌーなとで花見を楽しむ人々の姿もありました。

  最後に、川岸の桜の花が無くなってきた京急線南太田の駅そばのお寺でもお花見しました。ここは高台でなかなかの穴場です。

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  南太田駅を通過するブルートレインを見ましたが、お約束通り、もうフィギュアスケート世界選手権のラッピング車両ではありませんでした。

 そう言えば、行きの電車の向かいの席に、マスクをした青年が座っていたのですが、まるでものまねメイクをしたの?という程、羽生選手にそっくりで驚きました。彼には横浜で仕事してるお兄さんいるの?と思ってしまった程似てました。
  
  特にソチオリンピック後はさぞかしモテるようになった・・・かも知れませんね(笑)。

  すごく似ていましたが、体形の違いで間違い無く別人でした。ぷくぷくお手々と、やや太めなお方でした。

  いろいろ面白い1日でした。