高山祭りに行きたかったので、友人二人を誘って、クラブツーリズム初体験です。

 高山祭りを入れたコースで横浜発はいくつかありましたが、途中でひと息つくためにも高遠城址公園の観桜が良いのではと思いました。

  中には一人でも料金変わらずでお安い金沢泊という猛烈コースもありましたが、さすがに体力を考えると、我々には無茶に思われました。

  高山に行くのなら、近くの白川郷にも寄れたら、という、一人の友人の要望にも合致して、コース決定は早めに出来ました。  
  横浜、町田とまわりますが、全席埋まる満員で主催者としては、万々歳だったかとは思います。

  私にとってはおなじみの中央自動車道を経由、杖突峠経由で高遠城址公園へ。

  数年前に山から行った時には自家用車は離れた場所の中学校に止めて、シャトルバスで会場に行きましたが、数を頼みのクラブツーリズムは強い! 同社の先行の車両の空きが出る筈、で頑張って、最も近い駐車場を確保しました。

  ここで、駐車場の遠近は滞在時間を削るかどうかの重要な要素です。

  折から日差しがポカポカで、機転の利く、ベテランツアコンさんの言う、滞在時間中にも開花が進むのでは?という通りのようでした。

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  先ず私たちのしたことは、オプションの花見弁当を桜の下で食べたこと。簡易な敷物のシートを配ってくれて、その気配りに感心しました(実はそこまでの気配りを期待せず、新品のレジャーシートを持ってきたヤツですが、おろさないですみました。それはそれで、また手持ちのレジャーシートを死蔵しそうで問題ではありますが)。

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 人は多かったけれど、カラオケや宴会なしなので、人数の割には落ち着いて観桜出来ました。高遠周辺のお山もピンクに染まり、白い雪をかぶった仙丈ケ岳のすがすがしい姿と青い空もあって、とても美しく、友人二人は大満足でした。

 さて、そこから高山へ移動です。高山は上高地への入り口、沢渡を通って行くので、大変に遠いのはおととしの夏の訪問でわかっていましたが、高遠から大回りをする感じで、ずいぶん時間がかかりまして、高山散策の前に、近隣で夕ご飯です。

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 飛騨牛も少々いただけるお膳は品数が多く、なかなか豪華な見栄えです。口が肥えた年配のオジサマの中にはちょいと不満げな方もいるようでしたが、私たち主婦ずは大満足。

 そこからとっぷりと日の暮れた高山へ。

 秋のお祭りが行われる神社の側にある春慶塗会館の駐車場にバスが止まり、そこから歩いて、屋台を見ようということになりましたが・・・おなかいっぱいなので、たくさんの露店は無視して、ずんずん移動しました。制服姿の中高生や若い子がいっぱい。ちょっと早いけれど、修学旅行でしょうか。地元の子どもたちには、今日は大人公認の楽しい夜遊びの日なのでしょう。

 屋台(高山祭では山車と言わず、屋台と呼ぶのです)が通るという大通りの歩道の縁石の陣取りましたが、待てど暮らせど来ないぞ〜。路上はしんしんと冷えてきて、ウルトラライトダウンのロングコートじゃなくて、ジャケットにしてしまったのを少々悔やみ、後ろに誰もいないのを確かめて、こっそり背中から貼るカイロを差し込みました。

 おまわりさんによるらしい、私並みの英語(つまり、発音がなってない!ー失礼!(^^ゞ)での説明と、いまいち聞こえの悪い日本語の説明がスピーカーで交互に流れ、だいぶん経ってから、屋台到着が遅延している旨がわかりました。それならば、座って待たずに、街を移動していたのにぃ・・・。

 友人の一眼レフはフラッシュが壊れているとかいうとほほ状態で、私のスマホもどきで撮れたのはこれくらいなもので、あとは全部ピンボケでした。

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 日本三大美祭のひとつである高山祭り(あとの二つは、京都祇園祭と、秩父の夜祭だそう)の屋台は、提灯の明かりに照らし出されて、本当にきれいな工芸品の塊みたいです。凝った彫刻あり、祇園祭の山鉾や山車同様、後ろには織物が下がっていたりします。先頭の大太鼓を乗せた神楽台が引かれる時には露払いのように、獅子が舞います。続いて、昔の装束で笛を吹く人たち。獅子はかなり小さい獅子もいたので、子どもたちも参加しているようです。笛も中学生くらいの人たちから初老くらいまで、男女取り混ぜ、混成チームで、地元らしさがあふれていました。

 時間制限ありのツアーですので、全部をじっくり見ることは叶いませんでしたが、朝早くからの活動で、だいぶん疲れた身にはちょうど良かったかも知れません。

 平湯温泉の昔ながらの温泉宿の風情も残すお宿にチェックインしたのは10時過ぎ。お夜食におにぎりとお漬物が用意されている、掘りごたつがうれしいお部屋でした。

 
 お夜食より何よりも温泉だ!でダッシュ。ツアー客が殺到して、からん待ちになるかもと覚悟していましたが、そんなに混むこともなく、ゆっくり露天風呂も含めて楽しむことが出来、日付が変わるぎりぎり間際くらいに、ふかふか布団に入りました。

 眼福な1日でした。

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