最近は朝日が出ると、自然と目が覚めてしまいます。今朝も5時台には目が覚め、温泉だぁ!とまだ寝床の友人二人をしり目に、一人でお湯につかって来ました。

 夜中のうちに男女のお風呂を入れ替えるので、昨晩とはまた違って、露店風呂の広い1階のお風呂を楽しんできました。烏の行水状態ではありましたが、雪の残る山を見ながらの朝風呂はなかなかいいものでした。

 朝ごはんは椅子を並べた和室の宴会場で。比較的年配の参加者が多いツアーですから、畳に椅子は正しいですね。

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 朝ごはんも結構なごちそうです。我が家の夕ご飯よりよほど豪勢です。朝ごはんと言えば納豆だけど、出ないねぇと生粋の浜っ子の友人が不思議がりましたが、岐阜は中京圏。納豆ごはんの習慣はないのでしょうね。
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 荷物の用意をしてから、ロビーでセルフのコーヒーで一休み。明るい窓から見える眺めは美しく、もっとゆっくり過ごせたらなぁと思いました。

 8時20分には再び高山へ向けてしゅっぱ〜つ! 10時前には到着です。

 街のあちこちで、お祭り期間ならではのものが見られます。

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 春の祭、山王祭の神様である日枝神社の近くの赤い橋、中橋に向かって3台の屋台が並び、からくり奉納を行うのが、ひとつの山場のようです。

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 大勢の人が拝観するので、橋は通行禁止。屋台から遠ざかって街に戻る人のみ通ることが出来ますが、からくり奉納を見たい人は大回りをしてそばに行かなくてはです。

 私はフィギュアスケート用に買ったコンパクト双眼鏡を持ってきたので、橋のこちらから双眼鏡を友人たちに回しながら見ましたが、からくり人形(神様とお呼びすべきなのかな?)の動きが案外とよく見えました。

 3台目の龍神台のからくりはそばに移動して見ることが出来ましたが、龍神が現れてからの動きが、スピーディーでバトントワリングをしているような動きで驚きました。からくりの動きはすべて人力によるそうです。

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 限られた時間内でお土産物を買ったりしつつですので、名残惜しいですが、最後に、昨晩も最初に見た神楽台の勇壮な太鼓演奏を間近で見ることが出来たので満足しました。

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 高山の町は2度目ですが、友人も言っていましたが、本当に京都と似た風景がコンパクトに詰まっていますね。

 普段の年は祭と桜が合致するようですが、今年は高山市内の桜はほとんど咲いていませんで、それがちょびっとだけ残念でしたが、平湯の温泉の周りの残雪を見たら、桜が遅いのもごもっともと思いました。

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 こちらの大鳥居は秋祭りの神様、桜山八幡宮の参道に向かう橋のたもとに建立されています。前回の訪問時には見なかったような? 新しいものでしょうか。

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 バスは一路、白川郷へ。高速道路が通って、トンネル主体で、景色は楽しめないそうですが、以前よりずっと早く到着するようになったとのこと。みんな高速道路では爆睡しているようでして、私も寝てました(笑)。

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 本当に短時間の滞在でしたので、シャトルバスで展望台に上がって、そこから遠望を楽しみ、ソフトクリームをなめながら集落に下りるというイージーコースを取りました。

 見事な茅葺屋根ですが、建築方法も、建材も違うものが主流になっている現代、これらを維持するのは、そして、今風の暮らしと折り合いをつけていくのは、どれだけ大変なことかと思います。

 貴重な世界遺産の維持のために、観光客のみなさんはせっせとお金を落とすようにしないと、と思いつつも、ソフトクリーム1個でした。時間が、時間がぁ・・・・('_')

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 バスは一路、横浜へ向けて、途中、平湯のドライブイン兼高速バスの待合所、諏訪湖SA、談合坂SAと立ち寄りながら、移動しました。

 昨晩は十四夜だったそうで、車窓から時折見える満月がきれいでした。

 帰りは順調で、横浜駅に9時台に到着、自宅最寄りのバスもちょうど来たところで、楽しい1泊二日の旅は無事に終わりました。

 今まで、日帰りのバス旅は何回か経験していますが、泊りは初めて(厳密に言えば、小学校1年の時に両親と志賀高原に行ったのがバス旅だったような気がするのですが)。若干心配するところはありましたが、今回、ツアーコンダクターさんがとても気配りと包容力のある方で良かったですし、同行の皆様も、時間厳守で、素晴らしかったです。ぱちぱちぱち

 バスツアーは時間の制限がありますが、一方で、アクセスの悪いところへ乗り換えなしで楽に行けたり、個人より駐車場の立地などが有利だったりというメリットもいくつもあります。

 また、何といってもお宿や食事を考えると、コスパがいいなぁと思いました。個人で高山祭の時期に旅行を手配したら、かなりなお値段と労力になるかと思いますよ。

 時間が足らない目ではありますが、とにかく行ったぞ、見たぞという満足感はあるし、ものすごく気に入ったら、今度は個人で手配するためのおさらいだと思えば、それはそれで有りだと思いました。