秋の長雨でしょうか。今日も雨。とは言え、晴れてもベランダに洗濯物を干すことが出来ないのですから、除湿器を使っての家干しに納得できる雨天の方が、ある意味ストレスは少ないかもという日々です。

 今日もせっせとブルーレイ視聴しては、録ったものを削除というのをやっておりました。まずは織田君ご出演番組をせっせと見て、Eテレの100分で分かる名著、枕草子を見て(名誉教授をされているというからには、それなりの年齢とお見受けする大学の先生が、とってもチャーミングです)、やっとこさ、綾瀬はるかさんのドラマと、小池徹平君のドラマを見て、岸谷さんの時代劇、ぼんくら初回を見て、ためしてガッテンの先週分を見て・・・・とにかくテレビ三昧の1日でした。

 その合間に、ピンポ〜ンと鳴ったので「くっ、誰じゃよ」と渋々インターホンを覗くと、地元警察署の巡査さんなのでした。あらら、テレビ見てるのに、仕方ない、出るかというのが、本音でした。(^^ゞ
 お変りありませんか?と、かなり以前に書いた調査票を片手にお尋ね。正直に申しますと、時節柄、見覚えのある自分の筆跡のカードがなかったら「もしや、お巡りさんを騙る詐欺かも?」と思ったかも知れない位、昨今、詐欺話が多いのですよね。

 結構、話好きな方なようで、いろいろ質問すると、お答えくださいました。

 まず、振り込め詐欺は携帯電話を使う事はないとの事。固定電話ならば、家にいる誰かが出て、平たく言えば、引っかかる率が少しでも高いのに対し、携帯電話は個人宛にかかり、相手の年齢や性別などまるで分からない状態なので、息子や孫に化けて騙すことのできる率が著しく落ちて効率が悪いんだそうです。

 以前、県警が小さいチラシで常時留守録推奨されてたので、以来、ずっと留守録です、と言うと「それが正解です」との事でした。詐欺犯は、会話を録音されるのが嫌いというのはあちこちで聞きますが、留守録は詐欺犯には有効とお墨付きです。

 昨日のNHKのゆうどきで、県警が金融機関にチェックリストを配って、預金からそれなりの金額をおろすという方に対して、YES/NOでチェックして、振り込め詐欺防止をしているミニ特集を見ましたよと言うと、にんまりされてました。

 それから、一戸建ての方には申し訳ないのですが、集合住宅と一戸建て混在地域だと、どうしても泥棒は一戸建てを優先するんだそうです。狭いぞ、部屋が足らないぞ、庭がないぞ、台所に窓がほしいよぉ〜、などなど、ぶ〜たれたくなる事も多い集合住宅住まいですが、こと、防犯性と防災性に関しては取柄があるようです。ただし、集合住宅だと安心と言って、施錠を怠ったら、いけませんと釘を刺されました。

 面白話として(いや、面白いは当事者にとって不謹慎かも知れないのですが、自業自得と言うべきか)、初任の頃、事故死の現場に行く事があって、ビルとビルの間にあった死体、当初、飛び降り自殺もしくは、事故かと思われたものが、隣り合うビルのどちらにも無関係な上、持ち物でも何も分からない・・・仕方なく指紋を取ったら、空き巣の逮捕歴がある男だったという事で、恐らく、スパイダーマンもどきになって、泥棒をするつもりが、あえなく転落死を遂げたらしいと判断されたとの事です。何とも、割の合わないお仕事(?)でしたね。やっぱり、人は正業に就くべきです。もっと悪徳な詐欺犯にこそ、この手の致命的な鉄槌が下るように天の配剤を願います。

 結構楽しくお話しちゃって、勉強になりました。

 警察を名乗って連絡が行くときは、神奈川県警の場合ですが、部署と名前を名乗り、用件を告げた後は、必ず、こちらに確認の電話をくださいと言って、警察署のしかるべき番号を教えてくれるそうです。それが本当に警察署の番号かどうか、心配な方は、ネットや電話帳で、名乗った警察署の電話番号を調べて、かけたら安心ではないでしょうか?

 身近で振り込め詐欺犯人からの電話を受けたとか、誰それが引っかかってしまったなんて話を多く聞くし、いっとき、駅前では、うらぶれてくたびれた表情をした人を見かけると、必ず声を掛けたがる自称占いの勉強をしているというおばはんずがいました。接骨院のそばで、ハイハイ詐欺、またはUFO商法の会場らしきものも見かけましたし・・・

 消防署の方からとか、保健所の方からとかの「方から」は怪しいし、人を見たら、怪しいと思わなくちゃな世の中はちょいと寂しいですね。

 お巡りさんがお隣に移動してから、またテレビ視聴再開ですが・・・・指導にあたった大阪市消防局の方が太鼓判を押していた作品、ボーダーラインを見ていると、消防士などの安心安全のためのお仕事って本当に大変だと思います。

 警察官も然り。二男の高校時代にご一緒だった方のお父さんが元刑事さんで、所属は捜査一課(つまり凶悪事件担当)。刑事コロンボとかフロスト警部世代のお父さんですから、くちゃくちゃコートにもさもさ頭というイメージが重なるのですが、刑事さんがもさっとせざるを得ない事情をいろいろ聞かせて貰えました。お母さんは、いつ何時、ご主人が夜中に運び込まれるか分からないから、夜も化粧を落とさなかったと言うし、凶悪犯対応の部署の方たちの喫煙率が高そうな理由も、聞けばやむを得ないと思わされる話でした。

 友人、知人を見ていると、中高年になると「亭主丈夫で留守が良い」のご家庭が我が家も含めて、ほとんどの中、色あせず、愛情確認していると思われる率が非常に高いのが、ご主人が消防士、警察官、自衛官のご家庭でした。やっぱり、命を賭しての仕事をされていると、子どもとの約束をはじめ、ご家族をとても大事にされるみたいなんですよね。

 私の周囲にはいらっしゃらないので、分からないのですが、恐らく漁師さんとか、海上保安庁の現場の方なども、ご家族を大切にされているんだろなぁと推測します。

 かくして、1日テレビっ子。

 夕方には、10年前に起きた新潟県の震災で、山古志村で奇跡的に救出された幼児が、立派な少年になっているのを見て、ちょっとうるうるでした(アナウンサーも心なしかうるうるしているように見えました)。

 明日は久しぶりにお天気です♪ 洗濯物を外に干せないのが辛いなぁ〜。

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