スッキリ暮らす系の情報を見ると、先ずやり玉にあげられる事が多いのが、ペラペラの俗に言う温泉タオル。それに使い古しのタオル類も「とっとと雑巾にして処分しちゃいましょう」と言うのが主流のようです。

 確かにね・・・・安っぽいタオル、使い古しのタオルというのは、素敵な生活の中で、生活臭ありありで、いらんわ〜というところなのでしょうね。

 しかし!

 スッキリ暮らせていない私が言うのも何ですが、敢えて、これらは役に立つ! さっさと捨てるな!と申し上げます。

 まず、温泉タオルから。

 あちこちで貰ってくる機会のある方には、勿論、全部取って置けとは申しません。しかし、そうしょっちゅう温泉に行かない、温泉は行くけれど、銭湯と同じタイプで、タオルは持参が原則の公共の湯が殆どという方は、せっかくゲットしたペラペラは敢えて、最低1、2枚はお取り置きしておいたら便利です。

 というのは、このペラペラが旅先で大変に便利。乾きが早く、かさばらないのです。

 特に、髪をヘナで染めてるとか、ヘアマニキュア使っているというような「洗髪後色が出る可能性あり」という方は、お宿備え付けのタオルを使うのはリスクが高いです。

 一時染毛のヘアトニックを使っている私もリスクを取っておりまして、洗髪後は温泉タオルで頭をくるんでおります。自前ですから、例え色が染み出ても、な〜んにも気にならない。そして(実際は色が出ないようです)、使用後は部屋のタオル掛けにでも掛けておいたら、乾燥防止にも役立ちます。



 翌朝はもう完全に乾いている!

 ついでに申しますと、枕に当てるためにもう1枚あった方が安心ですよ〜。なので、実はもう1枚持参しています。

 悪気はなくとも、不注意でお宿のリネン類や寝具を汚して、密かなブラックリスト入り(?)は避けたいですからね〜。

 これのいいところは、万が一忘れても、泣かないで済むというというのもあります。

 なまじしっかりしたタオルだと乾きは悪い。こだわりタオルだと、忘れたら泣ける。それがおしゃれライフ実践者からはのけ者状態の温泉タオルのお蔭で、旅の諸々のストレスから解放されるのですから、特に旅好きの方は取っておいて損はない、いえ得すると思いますよ〜。

 
 それから、もう一つ古いタオル。

 こちらは勿論、雑巾として使うので正解ではあるのですが、特にバスタオル。これは切り刻まず取っておくのもありかと思います。

 「いつかとかもは来ない」という言い方は捨てる暮らし、シンプルライフではよく言われますが、この「いつか」と「かも」で比較的高確率で起こりうるのが、びしょ濡れの後始末。

 例えば、昨年の時ならぬ大雪みたいな時に、びしょ濡れになってしまった玄関まわりの掃除の時、何枚も何枚も雑巾を使ってふき取るより、古いバスタオル1枚あればその方が早い!

 それから、小さいお子さんもペットもいないあなたのお宅に、小さいお子さん連れ、ペット連れのお客様がいらしたとします。 で、運悪くお粗相。

 その時も、古いバスタオルでふき取れば、なけなしのお気に入りでふき取ったり、何枚も雑巾を連ねるのと比べ、あなたの心中は穏やかだし、先方の恐縮度もかなり低くて済む事でしょう。

 また、古いバスタオルや、子どものお昼ねタオルケットなどは、クッションカバーの中に詰め込んで、車載しておくと、いざと言う時に役に立ちます。 この「いざ」も来なければ来ない程嬉しいんですけど、同乗者が酷い車酔いになってしまって・・・・という時。また、不測の事態で寒い寒いという時に引っ張り出して羽織ったり、あるいは何らかの事情で大き目クロスが必要な時、などなど。

 なんでもかんでも捨ててスッキリ!というのは理想ですが、現実はそうはいかないというのが、長年生きてきての実感です。いつでも、そばにコンビニがある訳じゃない、いつでも、健康状態上々で、汚すこともなくという事もあり得ない。

 なので、パッパと捨てるばかりではなく、少量の「いざという時」「かも」用の古タオルはキープしておいた方が良いのでは?と買い物の便があまり良くない場所に住んでいる私は思います。

 勿論、どんな時でも、お気に入りのタオル類を、二度と使えなくなる覚悟で供出できる程、肝が据わっている方には、何も申しませんです。(^_-)

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