本日は昨日会った友人と、急な思い付きで2連荘状態で、じっつに久しぶりに東京に行きました。

 出光美術館の物語絵という企画展を見に出掛けたのです。

 帝国劇場の入っているビルの上階にあるしずか〜な美術館で、源氏物語や合戦ものの断片の絵巻物や屏風絵などが展示されています。

 昨年の大河ドラマで印象的だった荒木村重の息子と言われる岩佐又兵衛の筆によると言われる作品もありました。

 ドラマの通りならば、苛烈な刑死を遂げた母、戦乱の世の浮き沈みを巧みに乗り切った父を見、平和になりつつある徳川の世になって、どんな思いで典雅な物語の絵を描いたのだろかと思いを巡らしてしまいました。
 映像や音声録画というものがない時代、絵巻物は今のテレビみたいな役目も負っていたであろうし、図屏風はインテリアグッズやご自慢のお宝でもあっただろうかと思います。

 間に陶磁器も展示され、とにかく落ち着いた雰囲気。

 源平合戦の屏風を見ている時に「どちらの旗が源氏でしょうか?」とお尋ねになられる奥様がいらして、友人が「赤が源氏」と言うので「違う、小学校の時の運動会で、白は源氏だから強いと言われた」とか言ってたら、しっかり係りの人に叱られました。しょぼん(;´Д`) (※よ〜く見たら、白い旗に鎌倉市の市章にもなっている笹リンドウ、赤い旗に蝶で、やっぱり私の説が正しかったです(笑))

  ・・・という位ですから、静かで品のいい美術館です。

 展示を見終えると、皇居が見える休憩スペースがあって、無料の給茶器があり、小さな紙コップでお茶がいただけます。高速道路のSAにあるのと同じような感じですが、景色と雰囲気が全然違います(笑)。

 その休憩コーナーの隣にはコンパクトな陶片の展示コーナーがあり、日本の古墳時代のものから近世の物、中国やインドシナの陶器まであって、なかなか興味深いものでした。

 有楽町国際フォーラムの1階にある神戸屋レストランで、好みのパンと飲み物でお茶をして、また電車でコトコト移動して帰宅しました。

 思えば、乗り換え以外で、ちゃんと目的を持って東京で下車したのは、昨年4月のお台場のホビーショー以来ではないかと・・・・(^^; それにしても、東京の人の多さには疲れます。

 横浜ってのは、美術展とか特別な機会がない限りは、そこで用事が済んでしまう便利なところなんだなぁと、とちょっこし思いました。しかも海が見えて開放的だし、洋館などエキゾチックな雰囲気もあるしね・・・と珍しく横浜wえこひいきでございます。 (^-^)


人気blogランキングへ