今回の上海行は主となるのが観戦。しかも滞在は2泊3日。最終日は飛行場に行くのが精いっぱいなので、観光は無理かなぁと思っておりましたが、現地で合流したコヅ友さんが、お友だちの上海出身の留学生の方のご協力でアレンジして下さったツアーで、短時間ながら要領よく、楽しく観光が出来ました。

 南翔という、小籠包発祥の地で、先ず小籠包をいただきました。

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 上海では、日本語は勿論、英語も殆ど通じません。ガイドとしてついてくれた若い青年と英語で話してという手順ですが、本当は互いの国の言語で話せたらいいのにねぇと毎度の事乍ら思いますね。

 閑話休題。

 カニみそと普通の小籠包です。カニみその方は生姜が効いていました。
 小籠包の前にスープが出てくるのですが、巨大なお椀。

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 土曜日の観光という事で、混む前にお店に入ったので、まだ空腹度が低くて、全部飲み切れないのが申し訳ない事でした。八角の香りが効いていて、嫌いな人は苦手かもですが、パクチーがたくさん乗ってました。

 一人600円位だったようですから、やっぱり日本よりお安いです。

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 お店のつくりはこんなでした。セミオープンという感じで、わさわさ賑やかです。手軽にカジュアルに食べる雰囲気でした。

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 通りはこんな。

 なんだか既視感があるのは、私がしょっちゅう足を運ぶ伊勢佐木町界隈の猥雑さと共通するものがあるからかも知れませんし、ここ数年、よくアジア映画を見るのもあるかも知れません。

 お店のほど近くにある名園。古猗園に行きました。上海ナビの情報はこちらです。

 これまた既視感が合ったのは(困ったやっちゃ(^^ゞ)、川崎大師のそばにある中国式庭園(瀋秀園:しんしゅうえん)を見ていたからかも知れません。

 桜がきれいに咲いていて、上海と首都圏の植生はかなり似ていると思われました。

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 特徴的なのは足元の敷石。ものすごく凝っていました。

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 区画ごとにかなり違う幾何学模様を描いていて、それを見るだけでも楽しかったです。

 ぱっと見そこまで広く見えないのですが、たくさんの区画があって、かなり見ごたえがありましたし、殆ど読めないのですが、奇石などの展示コーナーもありました。


 そのあとは南翔老街へ。水郷だそうでして、私は行ったことがありませんが、福岡県の柳川とよく似た雰囲気だそうです。川沿いに店舗が並ぶところは、ちょっと松本の女鳥羽川沿いを思い出しました。

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 地元の観光客向けのお店が多々並ぶ様子は、京都の三年坂、二年坂界隈を思い出しました。舞妓変身ならぬ中国古代美女変身写真館などもありました。

 臭豆腐の店で、ガイド君が買ってくれたスナック風お豆腐はスパイシー厚揚げでカリカリのアツアツが美味しかったです(両手塞がり写真撮れず)。

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 歴史を感じさせる風情の建物もあり、土曜日の午後という事もあって大変ににぎわっていました。


 上海というのは、東京以上の広がりがありそうです。大した渋滞なしに、高速道路を使っても、南翔エリアからホテルまでは小一時間掛かりました。

 到着日、空港からホテルまで、恐ろしいスピードで走るタクシー車窓風景では、集合住宅ばかりでしたが、南翔へ移動中は、数少ないとは言え戸建のエリアもありましたので、恐らくはそちらは新興富裕層向けなのかと思います。

 有名な電子台タワーとか、夜景など、何一つ見ませんし、見えませんでしたので、またいつかやって来なさいという事なのでしょうね(笑)。

 帰りは、恐ろしいタクシーはやめて、地下鉄を利用しましたが、これもまたえらく既視感がありました。
 
 烏丸御池で乗り換えの京都市営地下鉄東西線のどっかの駅のホームを広げたみたいでした。

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 ホテル最寄りは11号線という新しい線で、上海アリーナのある東方体育中心まで3駅程。帰りは交通大学という駅で10号線に乗り換えますが、乗り換えも分かりやすく、略字体が殆どの駅名を見落とさないように気を付ければ大丈夫でした。10号線は虹橋空港に向かう路線であるためか、アナウンスが英語で入って助かりました。

 地下鉄構内はエスカレーターやエレベーターが整備されていてキャリーカートを持っていても楽でしたが、その地下鉄の入り口に上がるのに段差があるのでした。また、空港駅で降りたら、延々と歩く、歩く。上海のバリアフリーはまだこれからですね。

 で、結局、観光や交通費、ホテル代などのみが出費で、お土産物は一切買わなかった相変わらずのかわいくない奴ですが・・・それもこれも、横浜に住んでいて、いつでも中華街に行けるというのが大きいのでしょうね。

 円安の影響もあるのでしょうが、上海の物価は決して安くはなく、特に雑貨などは、日本と同様かそれ以上の価格のものもありました。

 姿かたちの面で、台北に行った時程埋没は出来なかったですし、出発前に気を付けろ系の話をたくさん見ましたので、緊張もしましたが、やっぱりアジアは大きな違和感なく、近いし、いいですね〜。

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