神様は、ケチンボに「おい、おまえ、たまには金を使え」とか「金は天下の回り物じゃぞ」と教えられたいのでしょうか。

 あまりに短命過ぎる液晶テレビに続いて、な、なんと、洗濯機までおかしくなりました
  
 普通に水栓をひねっているのに、水の出が恐ろしく悪く、ちょろちょろと給水するので、時間がかかる事。加えて、これから脱水じゃんという時に音がしなくなっていたり、エラーランプが点滅していたり・・・。

 経験的に、こういう現象が起こり始めたら、余命いくばくもありません。

 そして、テレビとは違って、この洗濯機、いまどき家電としては驚異的ご長寿でした。山の家を建てた直後からですから、ほぼ20歳。当時、とにかく家電を揃えなくちゃという中、最低限の機能、最低限のサイズだったので、風呂水吸水がついていないのは、えらく不便でした。

 これは買い替えだ!
 テレビの方は、日曜ですが、サポート電話を受け付けているので、すぐにつながる有料電話に掛けました(0120から始まる電話番号だと、テープ音声で、この件は何番になどの長い説明の後、混み合ってますとか言われ、延々待たされる事も多いですが、普通の電話番号だと、空いているようです)。

 状況説明に加え、取扱説明書や商品の公式サイトのサポートページに書いてある事はすべて試したけれどダメだった事を言うと「それは本体故障の可能性が高いです」との事。そして「消費税別で17000円から24000円位の修理代が目安です。あくまでも目安で、更に掛かる可能性もあります」とも言われました。

 ああ、やっぱり、かなり深刻な状態のようです。

 テレビっ子連れ合いは速攻で「買う!」でした。それだけの修理代を掛けて、すっきりきれいになるのか分からない事。かつての買った某社の洗濯機がそうであったようなハズレ機種であった場合、1回の修理では治らず、修理代総計は本体価格を越えてしまうというパターンも考えられます。そして、提示価格はあくまでも目安で、それより掛かる可能性もありますし・・・。

 連れ合い曰く、複数製品を購入時、先に買ったものでポイントを貰って、そのポイントを次に買うもので使えば、かなり安くなるんだとか・・・さすが買い物好きでよくご存知な事!(私のようなドけち妻がいなかったら、どうなっていたか分からない我が家・・・と威張ってみる(^^ゞ)


 そして、実はもうひとつ大物がいました。こちらは致命的な不調には至っていませんが、やっぱり山の家完成直後からのお付き合いの冷蔵庫。当時の省エネ基準と、今のはかなり違うであろう上に、扉裏のポケットが経年劣化で取れてしまって、プラスティック部品の接着って難しく、重みのかかる牛乳をはじめとする瓶入り液体を収納するスペースがなくなってしまって、それでなくても少ない容量が棚に置かねばになった牛乳だのソースだのの瓶で更に減ってしまっている現状でありました。 え〜い、これも買い替えだぁ!

・・・・という訳で、あっという間に家電3台、お買い換え決定とあいなりました。

 思えば、今年は2月に自宅の洗濯機買い替え。6月に車買い替え決定・・・・と買い替え、買い替えですな。

 古ぼけた主たちはリフレッシュ出来ないから、代わりに家電や車でリフレッシュせよ!という天の声でしょうか。(^^;

 かくして、甲府盆地の端であるが故にあつ〜い韮崎の量販店へと向かったのでした。

 中田英寿さんの母校である高校のほぼお隣にあるショッピングモールには、自宅近くの家電量販店のそこそこ立派バージョンがありまして、ポイント会員でもあります。2月に洗濯機買ったのでポイントがより多く溜まっている量販店が長野県にあるので、ちょいと悩みましたが、やっぱり自宅に帰る方向に店がある方が、何かあった時に便利そうです。

 洗濯機は2月に買ったものが、入替前のものと比べると、時間が1.3倍から場合によっては2倍掛かるのではないかと言う位「思慮深い」モノで、自宅遣いではかなりがっかりな面がありましたが、今回は小さ目な防水バンに入ることと、風呂水吸水さえあれば、あまり細かい事は問わない事にしました。どんなのを買っても、今、別売りのバスポンプを使って、途中とめたり、水栓ひねりに立ち寄ったりという行程よりは、絶対に時間短縮になりますので。

 冷蔵庫は・・・もうこれはサイズです。幅60センチが限界。そこだけ確認。

 テレビは32インチ。ブルーレイとの連動を考えて、同じメーカーで(また故障したらやだなと思いつつも、ブルーレイと連動は楽なので)。

 たまたま白物家電売り場にいたお姉さんが接客してくれました。こちらがポイントを絞っていたので、アドバイス受けながら、我が家としては、恐るべきスピードで決定。冷蔵庫は決めてから、自宅で使っているのと同一メーカーのほぼ同仕様、使い勝手が分かっているのがずいぶん安く出ているのを会計している間に発見。いったんぐらりと来ましたが、年間の電気代が違うので、まぁ、納得する事にしました(そういう廉価品、死角に置かれる事が多いようです。利幅が少ないのでしょうね。こちらが見つけない限り、まずもってお店の人は勧めてくれないですね(-_-;))。

 しかし・・・料金説明の段になりますと。

 また出た! 有料サポートの話が!

 車を買った時も、ありゃ〜と思いましたが、いまどきの商品って、表向きの値段が安く見えても、サポートなどの付加サービスをつけて行くと、どんどんお値段がアップしていくんですね。

 お姉さん曰く、無料のポイント会員向けの3年間のサポートは年次によって、どんどん保障金額が下がりますが、有料で5年間の延長サポートを付けると、ずっと保障金額が維持されますとの事。

 しかしねぇ・・・絶対に不調に陥るのが確定してるみたいなパソコンについては有料の延長サポートは必ずつけますが、白物家電やテレビって、そんなに簡単に壊れるものなの? いまどき、壊れるって前提で製造、販売されてる訳?

 と思いまして、今回、思いがけないプッツンしたテレビはハズレだったと考え、フツーは5年は壊れないじゃんと判断。洗濯機もハズレをつかんだ事はありますが、冷蔵庫、テレビ、今まで5年以内におかしくなった経験は一度もございませんので、脅し(? 失礼!)に屈さず、無償の会員サポートオンリーにしました。3年ついてりゃ、何とかなるでしょと妙に楽天的というか、海外生産品であろうと、日本のメーカーを信じる事にしたのであります(ちなみに、冷蔵庫は展示品に「日本製」と書いてあるメーカー用意のカラフルPOPが張り付けてありましたので、なおさら信頼するっきゃない!)。

 なんかなぁ〜という部分もありましたが、連れ合いの目論見通り、最初に冷蔵庫+洗濯機で会計して貰ったポイントで、テレビ台を払うと、提示された修理代よりはやや高いものの、確かにかなりお安くなりました。



 そういえば、2月に買った洗濯機も、水栓の水漏れで脅されて、余分に金払わされ、ちょっと釈然としない思いを抱いたなぁ・・・あの時は延長保証は簡単にやり過ごせましたが、商品おとどけの兄ちゃんからやられた。

 教訓!

 いまどき、見た目安そうな価格が付けられた比較的高額な製品(家電とか自動車とか)については、付加価値をつけて、何とか実質価格をあげて儲けを出そうと、店舗側は涙ぐましい努力をします。失礼ながら、中には脅しのように感じられる説明もありますので、判断に迷う部分多々ですが、その時の攻防も覚悟して、お店に行きましょう!


 
 なお、お店の側は設置時のクレーム対策でしょうか。もしも、現場でこういう事が起こったら、別途料金が発生します、到着時間は、今、お盆前の混雑時であるために最悪夜中の11時もあり得ますと、随分念を押されました。 恐らく過去に苦いトラブルが何度もあっての事前説明でしょうけれど、売る側には色々苦労あるんだろうなぁと思いました。

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