今日は旗日。友人が運転してくれるというので、もう一人の友人を誘い、関西弁トリオ(うち一名は日系三世の日本語状態→それはわたしです💦)で、横浜の名所、三渓園に梅を見に行こう!となりました。

  まず園内に足を踏み入れてお出迎えは、ひなたぼっこの黒猫ちゃんでした。どこが目鼻かわからないですね(^O^) 黒くつやつやした毛並みにゴマを思い出しました。

 この座り方を 香箱座りと言うのを友人が教えてくれました。しらにゃんだ〜。

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 まったりという語感がびったり。とても人慣れした穏やかな猫で、モデル慣れしていました。

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 池には地味な鯉がたくさんいました。横浜の、実は工業地帯に程近いとは思えない風景です。

  梅はどこだよ!と園内を歩きますが、途中でお団子を買ってみたり、のほほんと散策。

  混みすぎる事も寂しい事もない、ちょうど良い人出に、青空に日差し。まっことお散歩日よりです。

  梅は主要建築物の奥の方に固まって咲いていました。メジロも来ていましたが、鶯はいないようです。

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  三渓園は明治期、古いものが打ち捨てられた時代に寺院や屋敷を買い取り移築したもので、よくぞ保存してくださいました状態で、京都府下のお寺の建築物もあれば、鎌倉東慶寺の建築物もあり、比較的新しいところでは、ダムのために水没する村から移築した合掌造りの豪農の家もあります。重要文化財も多いです。

  見晴らしの良い丘の上には三重塔。高いところから今の横浜の風景も見えます。ヘボカメラではあまりよく撮れませんがベイブリッジも見えます。

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  ちょっとお腹空いたねで、待春軒という茶店風のレストランで原三渓翁考案という三渓そばをいただきました。

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 そばって名乗ってたかと思いますが、麺は冷や麦みたいな感じ。生姜がきいてて、筍も入ってるみたいです。混ぜて食べるつゆなし麺なので、1月に岡崎でいただいた岡崎混ぜ麺を思い出しました。肉味噌でまねっこしてみようかしら?

 友人の一人は通訳ガイドで、横浜では欠かせない観光スポットなので、何回となく来ていて、建物の内部公開も経験しているとのことでしたが、今日は常時公開の合掌造りの建物のみ中を見学できました。火が入り、煙と共にぱちぱち言ういろり端でシニアの方が説明してくださいます。薪ストーブを見ても思いますが、火というのは、特に冬は本当に魅力的ですね。

  この他に三渓翁の味わいのある書画やコレクションの一部を展示した三渓記念館も入園料のみで観覧できます。

 横浜の富豪、原家は、伊豆長岡、京都、箱根の強羅等など別荘も複数持っていたとのこと、明治の富豪はすごい!それと共に、みんなが楽しめる場所として三渓園を公開し、貴重な文化財を維持したわけですから、本当にスケールが大きかったんですね。

  余談ですが、祖母の女学校時代の同級生の松平さん、原さんちにお嫁に行かれたそうで、クラス会の時はいつも運転手付きの車で来ていて、とてもきれいで若々しかったと言ってました。松平さん、会津中将のお孫さんで、秩父宮勢津子妃のいとこだったそうで、嫁ぎ先の原さんちは、もちろん原三渓の子孫だったようです。

  すごい美人で、宮家には原さんが行ったらよかったのにとか、でもおべんきょはいまひとつで私がノート貸してあげていたとか何やら言ってましたが、皆さんあちらですから、真相は薮の中ですな(笑)。

 何はともあれ、見どころたっぷりで大満足な小さな小さな旅でした。

  三渓園は入園料は500円、駐車場は早く行かないと休みの日には埋まってしまうようですが、結構ゆっくりして750円、最高でも千円です。正直、ちょっと交通の便が悪いので(だからこそ、横浜でありながら、これだけの土地を確保できたわけですが)、車ご利用の方は早めにGO!GO!