七年に一度の(数え年なので、実際は六年に一度)御柱に家人がいそいそ出掛けたあと、私は兄宅にお邪魔しました。

  こちらも兄が旅行中との事で、亭主元気で留守が良い!なのが、私たち世代の主流でしょうか。

 義姉は私と違い料理上手でして、早速ご馳走になってしまったのはこちら。

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 生活クラブ生協のこだわり食材を使ったお昼ご飯です。お腹にもたれずおいしいです。

 近々、空き店舗を借りて、義姉たち生活クラブ生協組合員さん有志がコミュニティーカフェを立ち上げるとか。楽しみです。
 
  昨日は凹む話でしたが、今日は地域の女性有志のパワフルな活躍を知り、元気が出ました。

  ネットを見ていると、たまに団塊世代の下に当たる私たち年代の、特に主婦に対し、楽してる、とか、やり逃げしやがってみたいな、見当違いな言葉を見ます。

  確かに、今の時代より恵まれていた部分も少なからずあった事は認めますが、たいがいの批判の言葉を読むと、かつて、日本人の中には旅行先の海外で顰蹙買う事してた人も少なからずいたという歴史を知らず、現在の日本に来てくれる外国人観光客の行動をエラソーに批判するのと似ているのを感じます。

  あのね、私たち、多くが楽したくて主婦になったんじゃなくて、仕事を続けたくても、条件にめぐまれた人以外は続けられない環境だったんだよ!(ついでに言うと、私たち世代はバブル期の遠高狭住宅を高金利で買う羽目になり、前世代と比較して釣り上がった教育費、反面、子育て支援の乏しい時代に翻弄されました

  その後、必要に応じて再就職した女性たちは、多くが非正規の雇用の調整弁になるか、あるいはそれまでのキャリアは認められず、実力に見合わないポジションからの再スタートになったりした訳です。

  もちろん、介護や療育、そのほかの家庭の事情で仕事につかなかった人たちもいます。
  
  それを世間では、あたかも主婦はポテチかじってテレビ見てごろ寝してるように言ったり、中年女性が客の立場の時だけヨイショしたり、真っ当な苦情にもきちんと対応せず、公的機関を通した途端に手の平を返したような対応をしたり、定点観測してもいないくせに、本当にたまの楽しみで豪華ランチしている中年女性を毎日贅沢三昧で亭主かわいそうと言ってみたり(以下省略)・・・ムギュー、バッキャロー!と何度思った事か。

  そもそも冒頭に書いた亭主元気で留守が良い!も男女の役割を分けすぎた結果と思いますし・・・

  
  そんな怒りや疑問はとりあえず置いといて、正規職を継続出来なかっただけで、実はすごく有能な人、意欲のある人が多いのが私たち世代だと思っております(例外=ぢぶん)。

  そういう人たちの中には、お金の多寡でははかれない、豊かさを創出している人も多いと思います。

  近所の友人たちもそうだし、義姉もその一人。
  
  昨晩会った久々の友人はずーっと正規職を続けていられたのですが、大病で早期退職してみて、仕事だけに没頭していた侘しい人生と別れられたのもよかったのかも、とふと思ったそうです。

  衣食住の、特に食住が安定していたら、お金持ちになら(れ)ずとも、心豊かに暮らせる方が幸せなんだよ、と確信させてくれる義姉の暮らしぶりでした。