今日もオリンピック、印象的シーンがいくつもありました。リアルタイムに見られたのは男子400mリレー。いやはや、素晴らしかった! チームワークの力の大切さをとても感じさせてくれる見事な銀メダルでした。

  競歩の荒井選手も最新知ったのがガラケーのニュースフラッシュの失格の文字。一時はどうなるかと思いましたが、銅メダル獲得おめでとう(*^▽^)/ そしてシンクロチームの皆さんもよかった(v^-゚)
 と、午前中はオリンピック中心に読書もして、午後の友人とのお出かけを楽しみに待ちました。

 友人がさそってくれた清里フォトアートミュージアム、初めてですが、実に立派な建物にビックリ。

  展示は井津建郎さんの「インド 光のもとへ」。写真のこともてんで詳しくない私でも耳目にしたことのあるプラチナプリントで、インドの聖地を、始まりはガンジス川の源流から求め、火葬の行われているベナレスや終末の家、寡婦の町、孤児の町など、私には想像のつかない世界を静謐なモノクロで描いている作品です。
 
  友人は高齢者福祉の現場で、ターミナルケアにも立ち会う人なので、インドの終末の家で最期を迎える人たち、送る人たちの写真に見入っていました。

  河岸での露天の火葬も、日本の斎場での火葬と比べてしまえば、何だか不気味に思えますが、実際は和やかさもあるそうで、死が日常から隔離されタブーになりがちな日本とは違う死生観で生きている人々なのだなと改めて思いました。

 一見して、ボロボロで衛生的には見えない終末の家や、寡婦の町。寡婦の町に関しては素直に頷けない面も感じましたが、ぱっと見できれいで衛生環境も整った日本の福祉が、今やものすごくハードルが高くなりつつあるのと比べ、インドにはインドの福祉のありようがあるのかも、と思わされました。

  明治維新以降、戦争を挟み、勝った時も負けた後も、欧米スタンダードに沿って考えるようになっている日本ですが、世界には別の尺度もあるというのは忘れてはいけないと言うことを、こういう作品は思い出させてくれます。

  井津さんはアンコールワットの撮影を通し、ポルポト時代の地雷で負傷するこどもを見て、病院開設に力を尽くされたりしているの事。そんなお人柄も作品から感じられ、なかなかよい展示でした。

 写真館の全体を撮りたかったのですが、土砂降りになり、こんな写真になりました。

image


  そこから、友人が野辺山を越えて連れて行ってくれたのは、私も大好きな小海町の八峰の湯。

  夏休みの土曜日の夕方という事で、今までで一番混んでいて、短時間ながら洗い場の空き待ちをし、雨上がりの露天風呂はかなり密度が高めでしたが、この手の施設にありがちな事にある時点から空きました。

  ゆっくり楽しんで、そのあとは夕食。

image


 小海町産そば粉の月見とろろ蕎麦にしました。

 おしゃべりも楽しみ、はたと気付くと順番待ちの満席でビックリ。着席した時は空いていたのはラッキーな時間帯だったようです。

  では、と夕食タイムはしめて帰途につくと、また結構な降りになり、野辺山は電光気温表示が18度。夏の薄着では肌寒い気温です。フィギュアスケートの野辺山合宿が行われるテイサンロッジの建物前にはたくさん駐車してました。

   運転上手の友人なので、雨の夜の高原ドライブもなかなか楽しいものでした。

   帰宅するとNHKスペシャルに間に合い、沖縄が基地だらけになったいきさつを見ました。基地の町、横須賀に生まれ、常々沖縄の方たちに共感するところはあるのですが、そもそものなりたちに大きな違いがあり(横須賀は既存の海軍施設を転用、対して沖縄は民間の人たちから拠点を奪う形で造営)、彼らの辛さがいかばかりかと心のいたむドキュメンタリーでした。

  それとともに、まだこのような内容を放映してくれるNHKである事に少しホッともしました。これからもドキュメンタリーやドラマでは(せめても)頑張ってほしいです。