オリンピックが終わりました。次はパラリンピックです。

 閉会式は朝だったので、だいたい見られましたが、唖然としたのが安部マリオ。私のツイッターのタイムラインは高評価モードが7か8で、疑問を呈するのが2か3でしたが、私は後者です。

 日本へ引き継ぎの儀式パートは、隠れキリシタンのミサのような雰囲気の君が代(それが悪いと言ってるのではありません)や日章旗のパフォーマンス、男子新体操も交えた電飾きらきらのパフォーマンスや映像などから成り、それらだけならよかったのですが、どうして首相のクローズアップが映り(どうせ出るなら、メイドインジャパンの時計をせよとまずツッコミ)、彼がマリオに変身。そしてマリオはアニメとなり地球を掘って、裏側のリオへ。

 フィールドに据えられた土管から出てきたのが安部マリオ。 

 正直、げっそりです。小池さんが出てくるのは次回開催地の首長として、これはお約束事です。小池さんの政策はともかく、男ばかり並ぶ中で着物姿の女性がというのはなかなか絵になりました。雨にそぼ濡れる着物はとても気になりましたが、もちろん、自腹ですよね?
 ところが、安部さんは本来必要性ないのではないかと思うんですが・・・。

 どうしてもというのなら、貴賓席に座って、ほかに外交的な行事もこなすとかいうのならわかりますが、世界的に有名なキャラクターに扮して、映像にでかでかと登場し、その後実物まで登場となると、これはもうあざといとしか言いようがない。 彼が自認していると思しき一国の元首という重々しい立場としては、受け狙いで、風格が感じられません。

 躍動する東京とアスリートの中に、どうしてあんたが出てくるのさ! という場違い感が半端ないと感じました。ビジュアル的にも整合性取れてなかったし・・・。

 私の場合、スケート関連のフォローが多いため、主な観戦層である壮年層の意見がTLに反映しやすいのですが、7〜8割は今回の演出を是としているようなのは、この世代、プロパガンダの危険性について学んでいないし(学ばせないし)、人生歴が半世紀に満たず、戦後の政治家として、かつてないほど、ごり押し強引な政治家(私、さすがに吉田茂さんとかは現役時代を知らないです。安部さんの祖父である岸さんの政治家としての記憶もありませんので、その範囲で、ですが)であるということを知らないからなんだろなぁと、我彼のギャップを強く感じてしまいました。

 麻生さんが、ナチスのやり方でやればいいと言ったのが、本音だったんだなとますます感じられ、ぞわぞわしています。

 安部さんの大好きな美しい日本、今回の自分が、自分が、というやり方は陰影礼賛、控えめな奥ゆかしさと言った日本の美意識をぶち壊していると思うんですけど・・・。

 こういうことを言うと、オリンピックに水を差すとは非国民、売国奴、なんて言われかねないのも、恐ろしいです(私、選手たちには敬意を表したいですし、どの選手も頑張って、本当に立派だと思っています)。

 というようなことを思いながら、後半鼻白んでみた閉会式ですが、台風襲来のニュースの方も見ていました。 台風11号が先行して、9号10号が後からというのも、不思議というか不気味ですね。

 北杜市は強風地域には若干かすったようですが、防風地域には入らず、通常の土砂降りという感じの時間帯がしばらくあったくらいでした。

 同じ山梨県でも甲府以東はなかなか大変だったようですし、関東も、別の台風襲来の北海道も大変な被害が出たようでお見舞い申し上げます。

 実際は大したことがなかったのですが、食料も足りているし、台風の中を出かけるよりは、と引き続き、おおむね本を読んで過ごしておりました。

 その後の読書はこちらに書きました。


 今日は台風一過・・・というのは午前中だけだそうですので、布団カバーも含む洗濯物を盛大に干しました。午後から足らなくなった卵と牛乳の買い出しに行くか、適当にしのぐか・・・お天気と気持ちと相談します

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