早朝5時から朝風呂オッケー。

  家人食べ過ぎ、私はお茶飲みすぎで、朝早く目覚め、早々に大浴場へ。

  既に起きてて利用している人がそこそこいるのは、文字通り、年金世代向けなお宿だからでしょう。

  水栓からの水量も問題なく、さっぱりと朝ごはんを迎えられました。

  こちらは時間予約なし。朝食券持参で早い者勝ちの席です。昨日同様懐古園側の窓側の少人数向け席に陣取りました。

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 ↑ 窓の外は懐古園駐車場
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  朝こそテンコ盛り。ここの豆腐は朝夕ともおいしかったです。

  個人的には、和洋取り混ぜな朝ごはんが、より気に入りました。特に、私はしらす干しに目がないので、それだけでご機嫌度アップします。

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  チェックアウト12時というのがありがたい伊東園ホテルズ。更に、この小諸グランドキャッスルホテルの駐車場は地下で、雨に濡れない、夏場のかんかん照りの影響無しは、なかなか優れものでした。

  家人は食べ過ぎ原因の寝不足で、チェックアウトまでぎりぎり寝てるかでしたが、やはりそこまではせずでした。でも、気持ちの余裕が違うので、動作の遅い人や年配者には12時チェックアウトは助かりますね。

  ちなみに、このホテル、小諸駅から徒歩圏なので、ビジネス利用のサラリーマンの方も少数ながらいらして、なかなかの盛況でした。

  さて、次に行ったのは国道18号線を跨いで、高原に向かう方にある小諸市立高原美的館。

  小諸は文化勲章受賞の画家、小山敬三氏の美術館が懐古園にありますが、美人画の白鳥映雪氏の作品を展示し、他に企画展を行うのが、こちらです。

  何しろ、非常に眺望が良いです。

  台風一過の青空という言葉がピッタリで、浅間山が穏やかな表情を見せていました。凄まじい天災を起こした山とは信じられません。

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  美術館は夏休み向け企画の海野和男昆虫写真展、並びに第二回生きもの写真リトルリーグの展示中。
  
  この夏は、夏休み始めに横須賀美術館の標本展で昆虫を拡大した写真も見て、また夏の終わりというか秋の始めに昆虫、と昆虫三昧ですが、実は長雨で八ヶ岳では、トンボをほとんど見ませんでした。蛾もいつもより(ありがたい事に)少ないし、オオムラサキなんて、一回も見ていません。ついでに言うと雑草も伸びない(これもありがたいけど、実は異様な事ですよね。農作物の成育が心配です(^-^;)。

  昆虫を苦手な人はイマイチかもですが、生きもの写真リトルリーグは、小学生、中学生の写真レベルの高さにビックリでした。

  私は以前にも書いたように、元虫めづる姫なので、特に特殊撮影のスローモーションビデオには見入ってしまいました。

  人間ってエラソーにしているけど、昆虫たちの動きの繊細なこと、あるいは力強いこと、そして、その美しい、あるいはユニークな造型美。どれ一つ作り出せてはいないわけです。創造主の下では人も虫も命は同じと実感しました。

  ・・・と言いつつ、ピシッしたり、掃除機で吸い取ったり、すみません。

  白鳥映雪氏の作品は美しかったです。

  特に娘さんに先立たれた後の、深い思索が感じられる作品、そして、脳血管系障害のリハビリ後に利き手と反対の手で描いた作品にうたれました。

  ちょい不便な場所にありますが、眺望絶佳ですし、ドライブで小諸にいらしたら、オススメスポットです。

  この美術館がある場所は戦国時代造営らしき謎多きの山城の跡で、こんな看板がありましたが、それらしき人はみかけませんでした。

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  国道18号線に出たし、東御市に寄っているので、海野宿を再訪しました。

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 宿場の入口にある神社は由緒正しい神社ですが、真田氏の氏神という事で、今年の信州のあるある、真田丸ブームに乗っているようでした。(^O^)

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 夏休み終わった平日にしても、いやに閑散としているなと思ったのですが・・・・・

  何と、飲食店も含めほとんどの店が定休日😂。小諸の本陣主屋の方が「小諸は木曜は定休日の店が多いです」とおっしゃっていましたが、お隣りの東御市もだったんですね。
 
  余計情報ですが、鎌倉は水曜が定休日の店が多いです。

  海野宿でおやきでも軽く食べて、という計画は見事にボツ。それでもイイサと思えたのは朝食バイキングのおかげです。

  仕方ないから帰るか、と思ったときに、頭に浮かびました。

  そうだ、帰り道にあるあそこに寄ろう!

  その一つはずーっと以前、両親が元気な頃に行った日本で唯二の五稜郭のひとつ、龍岡城跡、そして、もう一つは当時はアピール度低くて知らなかった新海三社神社。

  佐久市の中ではかなり外れ(と言っていいのかな?)の臼田にあります。

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  最近新しく出来たらしい観光案内兼資料展示館の方が、明治維新でばらばらに分割して売られたという、旧城のあるある悲哀と、それでも大きすぎて売れ残った大台所という建物部分があり、五稜郭の堀が部分的に残ったとのお話をしてくださいました。

  この方も、夕方の閉館準備中のところ、時間を割いてくださり、ほんと、小諸といい、信州人は親切です。

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  城郭、城址、重臣の館など、旧藩関係にあるあるで、こちらは学校、小学校です。なかなか贅沢な立地ですね。

  こちらの五稜郭の知名度がさほどではないのは、規模がやや小ぶりなのもありますが、戊辰戦争の舞台となるような、悲劇的な、見方によっては華々しい歴史の舞台にならずに済んだからかと思います。

   続いて、こちら。

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  ドーンと立派な鳥居は木材の見た目から、比較的新しいものとお見受けしました。しかし、ここから神域という堂々たる雰囲気を醸し出しています。

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 ぴんぼけですが、佐久エリアの酒蔵からの奉納。中には2年前に亡くなられた自宅近くで仲良くしていただいたすてきなおばさまのご実家からの樽もありました。

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  重文の室町時代の三重塔。

  別所温泉が海のない鎌倉と呼ばれ、立派な文化財がいくつかありますが、善光寺といい、こちらといい、諏訪大社といい、信州って、やっぱりすごいです。

  あ、木曽路、北国街道、とかつての街道沿いに重要伝統的建造物群保存区が多いのも素晴らしいですよね。海野宿もその一つです。


  今回、小諸、東御に加え、臼田で五稜郭、新海三社神社と回り、新たなスポットを知った家人も大満足の節約ミニツアーでした。\(^○^)/