お友だちのお誘いで、ずいぶん久しぶりにシネマ・ジャック&ベティへ。

 いろんなラインアップを同時上映するシアターですが、今回は「ライオン」がお目当てです。

 鬼の居ぬ間に片付け週間ですが、たまには息抜きもと言い訳しつつ・・・(^^ゞ

 レディースデーでも何でもない日ですが、10時過ぎに現地集合。早めに来て良かったのです。そのうちにどんどん人が増えて・・・・どうも、並んでいる顔ぶれから、私同様にあさイチのエンタ特集で青木さやかさんの解説を聞いたメンバーがほとんどではないかという気がしました。恐るべし、テレビの威力!
 内容はテレビで紹介していたように、インドの貧しくともあたたかい家族の一員として頑張ってる健気でかわゆい少年、サルーが、迎えに来るから、そこで待っててと兄に言われて、駅で待っていたのですが・・・・兄の迎えが来ない、睡魔に襲われて、乗り込んだ列車が動き出し、とんでもない遠くに移動。孤児という扱いで、オーストラリアの夫婦の養子になってしまい、その後、成人するまでの時を経て、母を訪ねて三千里ならぬ家族を訪ねてグーグルアースという展開です。

 サルーを演じた子どもが可愛いのはもちろんですが、お兄ちゃんもとてもかわいい少年。対しまして、オーストラリアで養父母が引き取った兄というのが、なかなか怪しげな風体であります。このお兄さん、パニックになると頭を叩く仕草が自閉症っぽいのですが、自閉症で薬チューってのはありなのかなとか、自閉症の人は顔立ちが整っていることが多いぞ、などと余計なツッコミが頭の中で湧いてしまうのが困りものでした。

 それ以上に、この映画の前半で描かれるインドの生活の過酷な事。母子家庭の生活は、生きていくのがぎりぎりで、児童労働当たり前、非合法のかっぱらい的な事もやらざるを得ません。そして、迷子になった後のサルーの経験・・・

 インド映画で描かれるインドは、問題もない訳じゃないけど、明るくて前向きだったり、しっとりと情緒があったり、一緒に楽しめる感じなのですが、この映画は西欧文明の目(多くの日本人も今やそっち側の目で見ていると思います)で捉えているので、貧しくて、悪い奴がいっぱいいて、悲惨で、と、ラストシーンまでは、ほとんど救いの感じられない姿で描かれています。

  インドに住みたいかと言われたら、住みたいとは言えませんが、でも、本来のインドは、恐らく昨夏に見た写真家の井津建郎さんの「インド 光のもとへ」が近いのではないかなと思ったのです。

 ぶっちゃけ、上から目線って感じがして、手放しで感動出来なかった可愛げのない奴です。それと同時に、コンピューター画面を見ているだけで人探しが出来る時代の素晴らしさと、恐らくその裏に秘められた恐ろしさも感じました。

  ラストシーンではインドの人たちのあたたかさが描かれていて良かったですよ。


  映画の後はお楽しみランチ♪

  手っ取り早くて、ゆっくり出来るのはガストでありまして、何度目のリピート? 日替わりランチにドリンクバイキングを付けておしゃべりを楽しみました。

 そして、最後に旦那さまに創業祭のエアリズムを買ってあげるという友人とユニクロへ。こちらも久しぶり。

 解散後は同じビルのダイソーを見て、色々なものに目移りしながらも(このダイソー、本当に品ぞろえがすごい!)メンディングテープと3本釘の強力フックだけを買うという渋ちんぶりを発揮して、帰途につきました。

 暑いけれど、楽しいし、総じてさわやかな1日でした。

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