植物園というので有料かと思っていたら無料なのに、まずびっくり。

　　高台にあるため、近辺からはランドマークタワーが見えるほど市の中心に近いのに、ここはどこ？状態の一帯の広大さは、根岸森林公園に匹敵するかと思われます。



　　森林公園との違いは、植物園なので、草木がたくさん。住宅街の中なので、周囲の借景は八ヶ岳の薬用植物園には遠く及びませんが、緑濃くて、ちょっと遠出をした気分が味わえます。

　　バラ、菖蒲、ハーブ、等などのわかりやすい植物と、数々の木。







　　　植物園区画はこんもりしていて、人の気配がそんなに感じられなかったですが、シニア層のお散歩スポットとして密かな人気のようです。

　　こども植物園なのに、こどもたちは？と思いましたが、園地に接する広場で大勢が元気に遊んでいる姿が見られました。

　相談員が待機している建物では、貸出してくれるらしい植物関係の図書コーナーがありました。しっかりしたプランターが300円、ガーデニング向けサロンエプロンが500円という、いい意味でお役所的な格安価格の販売品もありまして、家から近いならプランター欲しかったです。

　　ここでトイレを借りた後、コンパクトな温室に立ち寄りビックリ(〇o〇;)



　何と何と、色鮮やかな植物が！　また咲き始めました、の説明文が添えられていたので、どうやら今シーズン二度目の花期らしいのですが、こんな色鮮やかな花を見たのは初めてです。文字通り、目も醒めるような青緑。

　　ヒスイカズラと言うそうです。もちろん翡翠から来ているのですが、マメ科なのはわかりましたが、見るからにトロピカル、ディズニーランドのチキルームにありそうだなと思ったら、やはり南国、フィリピンの花でした。帰宅して調べたら、大蝙蝠が受粉するとありました。　

　　目にも鮮やかな翡翠色に大蝙蝠、ミステリアスな画になりそうです。

　　そして、こんなものも。



　　パッションフルーツ。クダモノトケイソウというのが本体の名称。トケイソウと言えば、テッセン、クレマチスの仲間ですね。

　　コンパクトながら、トロピカルな植物がギュッと詰まっている温室を出ると、横浜を冠する竹があったり、エジソン竹の子孫があったりもしました。

　　私みたいな植物好きにはなかなかたまらないスポットであります。

　　帰り道で友人宅にお邪魔して、オシャレなお庭カフェでまたーりとさせていただき、梅雨とは思えない日差しで渇いた喉を潤し、おいしいひと時も過ごさせていただきました。

　　植物園って、本当にいいですね。ここは若干交通不便なのと、例えば菖蒲とか紫陽花とかバラなどの単種類の季節の花がイチ押し状態のボリュームがなく、あくまでも満遍なくスタイルのために、激混みにならず、ゆったり見て回れるのもよかったです。