グレーヘアから、もうとっくにと思われている、あるいは全然円熟みのない性格から意外と年食ってないかも?と思われているかもな私ですが、先月末にめでたく還暦に到達しました!

  残暑が厳しかったら直ぐには行けないかもと思っていた年金申請ですが、今年の変な天候で思いがけず過ごしやすいので、面倒な事はさっさとやっちまえ!で行って参りました。

 その帰りに「ボブという名の猫」を見たのでございましたよ。

  
  私が今回申し込んだのは加給老齢年金とか言うものらしいですが、かつて7年ほど加入していた厚生年金の部分らしいです。

  今年の初夏に申請用書類一式が年金事務所から届きました。緑色の窓付きA4封筒に入って来ましたが、いわゆるお役所の説明で、だんだんめんどくさいが増えた年齢には、パッと見ではスンナリ入りません。

  が、そこで待ってました!とばかりに絶妙のタイミングでゆうちょ銀行からダイレクトメールが届きました。最寄で一番大きい、いわゆる本局です。年金申請の仕方を個別にアドバイスしてあげるから、受け取り口座はうちにしてね!という紐付き講座。

  家人は既に甲斐小泉の小さな局を通して受け取り口座申し込みをしましたが、特に個別相談はなく、記念品として、小さめのシリコーン鍋が後日届いて、年金受取者向けの「ゆうちょときめき倶楽部」なるものの会員になりました。

  率直に言いますと、ゆうちょ銀行より、JAの方が特典はかなりベターみたいなんです。

  全国同じかわかりませんが、近所の情報通の友人絶賛で、受取口座に指定すると3000円相当のギフトブックが貰える他、毎年更新でさらに何やらいただけるらしいです。

  我が家から、一応徒歩圏にJAバンクがあるし、八ヶ岳だったら自動車でちょいとの範囲にJAバンクはあります。

  すごくそそられましたが、八ヶ岳の甲斐小泉局は本当に近いんです。いざという時、車が必要かどうかはかなりのポイント。

  かなり迷いましたが、ゆうちょ銀行に相談申し込み。既に一番行きたい日時は埋まっていましたので、次善で。

  申し込んだあとに、我が家がかつて懇意にしていた近隣の特定郵便局からも年金相談の勧誘電話がありました。一元化して欲しいなぁと思いつつ、かくかく然々と伝えると、同じゆうちょ銀行なら結構な事ですと言われましたよ。

  さて、当日、正直にJAと迷いましたが、と伝えると、担当者(嘱託職員だそうで、再雇用の方みたいでした)はとても温厚な方で、それでも来て下さったなら、とおまけをご用意くださいましたが、でも、やっぱりJAバンクには遠く及ばないです(笑)。

  書類の書き方についてはさすがに手慣れたもので、わかりにくいお役所文面を、ここは逃せないというポイントに絞ってサクサク進めてくれました。
  
 日付など、申請当日に記入すべき部分を抜かし、ここは今記入しちゃいましょう!で書き込めたので、必要書類を揃えれば、すぐ提出できる状態になりました。

 そして、ここでいいこと教えてもらったなと思ったのは「街角の年金相談センター」でも、申請ができるという事。緑色のA4封筒の中には、各年金事務所の所在のリストがあり、街角の年金相談センターもリストアップはされているのですが、相談の文字だけ見ていると、申請受理してくれなさそうなイメージを抱いてしまいます。
 
 家人は年金事務所に足を運んだけれど、一度で済まず、待たされるし、とか何やらブツブツ言っていたように記憶するのですか、ゆうちょ銀行の方の「そごうの横のスカイビルの上にある街角の年金相談センターでも申し込みができるから、朝早くに行って、あとはお買い物とか楽しんだらいいんですよ」という言葉で、誕生日が過ぎたら、そっちへ行こう!と決めました。

 今まで、全然知りませんでしたが、街角の年金相談センターは社労士さんが運営しているそうですね。年金事務所って、今は予約制らしいですが、相談センターは都合がよい日にふらっと行けるのが魅力ですね。もちろん、運が悪いと長時間待ちってリスクもありますが。


 で、そのまま夏休み中凍結。


 提出当日に、最寄駅そばにある行政サービスセンターで、住民票(世帯全員)、戸籍謄本、前年度の収入または非課税証明書を発行してもらいました。横浜市では年金に使う場合は住民票と戸籍謄本の発行は無料で、ありがたいです。マイナンバーも必要だとかで、申請用の紙カードと、念のためのコピーも用意しました。

  もう一つ、配偶者が年金受取している時はその証書がというのがなくて、内心、泡をくっていました。

  何となれば「そんなものはない、年金受取とひきかえた」とご主張遊ばすのですが、それが嘘か誠か確かめるのも面倒💦

  それでも出掛けてから、それがないと出直しは交通費の面でも時間の面でもキツイので、確認したいと思ったのですが、年金事務所、行き先の街角の年金相談センターともに電話が全くつながりません(ちなみに年金事務所の連絡先として大きく書いてあるナビダイヤルは嫌だから、その下の市外局番からの番号にかけたのがまずかったのでしょうか?)。

  そこではたと気付いたのは、年の功より亀の甲、悪知恵が働く奴です。多分、横浜より空いてるだろうなと思った神奈川県内某所の街角の年金相談センター宛てに電話。見事つながりました。

  結論を申しますと、証書でなくても、年金の番号がわかるものがあれば大丈夫。

  そりゃそうですよね。うちみたいな整理の悪い人はたくさんいるでしょうし、そもそも、年金受取中のご家族が認知症というケースもおありかと。それを杓子定規になきゃダメ!ではやって行かれないはず。と、聞いたから開き直りの安心です。

  家人の年金関係で、私が管理してよいものは百均のA4クリアフォルダーに入れているので、自分の年金関係フォルダーと2冊持って、よっこらしょ!

  当日、荒天で、気が変わり先に接骨院に行ってしまい、スカイビル到着は正午頃。ありゃりゃ、かなり待ち人。受付で整理券をもらうと120分待ち。用事など、出てもいいのでと言われました。

  もし間に合わなかったら、一から並び直しだと困るなと思い確認すると、途中キリのいいところでいれてあげられますとのお返事。安心してそごうへ移動。
  
   これが年金事務所じゃなくて、街角の年金相談センターの良さですね。他都市では知りませんが、我が家の最寄の年金事務所だと、待ち時間を近場のどこかで潰すのは大変そう。しかも、雨の日です。

  さすがに映画は無理だろうな、美術館は?と思いましたが、自分の興味と財布の中身に折り合いがつく内容ではなかったので、そごう店内をうろつき(一番長くいたのは書店です(^.^;)、120分ではなくて、だいたい90分して戻ると・・・・・な、なんとビンゴ! あと一人待ちで、速攻で呼ばれました。

  お役所タイプのついたてで出来たブースに呼ばれて入ると、こちらも手慣れた感じで、私の年金番号、家人の年金番号を確認、受取口座の通帳をお断りを入れてコピー。見込み受取金額を今から五年と5年後以降を打ち出してくれて、標準的な手続き受理と支払い開始時期を教えてくれて、実にスムーズでした。

  やっぱり、事前に年金相談受けておいてよかった(v^-゚)です。

  申請書類の中にはマイナンバーを書く欄もありましたが、担当者は現状は任意ですと言ってくれたのでスルーさせてもらいました。

  お待たせしましたと言う担当者にここ、便利でいいですね〜と申し上げると、年金事務所は何やらイマイチそうな事をモシャっとおっしゃっておいででした(笑)。

  という訳で、もしお住まいの地域に街角の年金相談センターがあり、そこが時間つぶしにうってつけの場所ならば、年金事務所よりオススメです。💮💮💮

  そして、私みたいなお役所文章が苦手な人は金融機関の年金相談を受けられると手続きをスムーズに進められると思います。

✳私も年金相談した当日から「ゆうちょときめき倶楽部」メンバーとなり、後日、申し込んでおいたル・クルーゼのノベルティっぽいタイマーが送られて来ました。

 ゆうちょときめき倶楽部の特典、かんぽの宿のちょいと割引始め提携施設でのちょいと割引などがあるようです。うまく使えるといいなぁ。