ホテルの朝食を終え、はて、どうしよう、とウダウダしていましたが、昨年の夏の京都は台風襲来でお尻に帆を立てて帰宅、秋は旅行そのものが取りやめ。
名古屋まで出ると京都へはだいぶ近い、安い。
バスも考えましたが、時間と価格を天秤にかけると、コスパいまいちなので、新幹線を奮発しました。
しっかし、東海道新幹線って、本当に下手な通勤列車より楽です。エクスプレス予約で改札に到着して5分後のひかりに飛び乗りました。
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京都駅、相変わらず、すごい混雑。前回のロッカー探しで懲りたので、とっとと八条口のロッカーに荷物を入れてしまいました。最安値300円の小さめサイズは最上段。背丈の低い人は大変そうだな。
駅の中を上り下りして2階の観光案内に立ち寄りましたが、京都全体の地図は並ばないと貰えないみたいなので、行きたかった細見美術館のチラシをゲットして、市営地下鉄へ。
600円の市営地下鉄のみの一日乗車券を買って、今日はバスは使わない事にしました。
東山下車。昨日のニュースかネット何かで見てはいましたが、平安神宮エリアは京都市の出初式。上空にヘリが舞い、掛け声やら何やらが聞こえて、消防車が居並ぶ様子もチラ見しましたが、まずは細見美術館へ。
開館20周年記念で、はじまりは若冲からという記念展。一度は来たかったのですが、なかなか果たせずにいたのが、やっと!\^o^/
最上階に茶室もあり、日本の美術を収集している個性的な美術館として知られていますが、展示室にアップダウンつけて、コンパクトながら見応えがあります。
若冲といえばプライスコレクションが有名ですが、細見コレクションは若冲の水墨画を中心にプライスコレクションと並ぶ存在だそうです。共に若冲が持て囃される前に再発見したという事ですね。
展示されている若冲が得意としたという鶏を見て、はたと閃いたワタシ。この顔、あれだよ、あれ!
なんと若冲の水墨画の鶏の目が怒っている時の母の目でした。こういう顔をすると怖かったなと久々に思い出しました。
カラフル細密なプライスコレクション系の若冲もいいですが、水墨画、私好みです(除:怖い鶏💦)。
各室をじっくり見た後に、出初式のハイライト、梯子車が梯を高く挙げ、放水の場面を見つつ平安神宮へ。
ちょっとだけ京阪に乗り、国立博物館へ。お目当てはカフェ。以前、からふねカフェだったところが2日に前田珈琲店がオープンしたてとの事で、ここでリーズナブルにお昼を食べよう!
目論みは当たり!で、片山東熊の本館を眺めながら、名古屋から移動したからと赤味噌したてのオムハヤシライスとカフェオーレを注文。しばし和みました。
食後、通常展示のチケットを520円で購入し、平成館へ。企画展程大掛かりではないものの、公家の装束と犬の画のコーナーが楽しめました。
犬の展示では、特に芦雪のわんこの愛らしいこと!
そして、実はこのために来たかったんだ、京都!というスポットへ。
すごいご利益があるが、効き過ぎて怖い説もあるので、ぎりぎりまで迷った安井金毘羅宮。縁切り→縁結びスポットです。
何に? 我が家の汚部屋化との縁切り→爽快生活祈願です。私、相当悩んでるんだなと改めて実感しました。
しかし、幸か不幸か、いや、幸だな。良縁を願う若い女性中心にものすごい行列。境内が広くないのもありますが、賽銭箱の前からして行列。願いを書いた紙を貼りくぐり抜ける石の前もすごい行列。どちらも並んだら、何時の新幹線に乗れるんだ? 9時には終わる休日の終バスに間に合わない💧。
ところが、なんと寛容なる神様。お急ぎの方は鈴を鳴らさずに拝めば良いから、並ばないで良いですと貼紙があり、石をくぐらなくても願いを書いた紙を貼るだけでご利益があるから並ばないで良いですと貼紙があり、昔懐かしいヤマト糊のチューブを手にした巫女らしい方に聞いても、それで大丈夫との事。助かりました。
家人と溜め込み魔の縁が切れなかったら、今度こんなに並ばないで済む時に来て、もっと強力な祈願しますぞ!と思いつつ、四条通りに向かいました。
国立博物館から京阪で二駅分は歩いたし、四条通りはごった返して思うように進めず、だんだんへたって来ました。
寄りたかった福祉系の雑貨店はあと・フレンズ・ストアに寄り、お菓子少々調達したら、あとは一路四条駅から京都駅へ。
ロッカーから荷物を出し、エクスプレス予約で帰りの新幹線を押さえる・・・はずが、疲れて間違ったのかパスワード再設定しなくてはになりましたが、何とか事なきを得、終バスには間に合うだろうのめでたしめでたし!
駆け足ながら、今まで行けなかったところ、また行きたかったところ、両方に行けてくたびれつつ充実のお年玉日でした。