昨晩は途中からNHKスペシャルを見てました。

 最初を見てないので、ぼーっとしていましたが、閃きはぼーっとしている時に出て来るらしい。

  科学的なデータでもそうらしいけど、ゲストの又吉直樹さんの調べでは、芸人さんたちも風呂と○○でネタが浮かぶ事が多いとか。

 ○○って書いたのはクイズじゃありません。思い出せないのです。ぼーっと系の何かですね😅。

  そして、記憶が剥落していくのが認知症。メインキャスターの京大のノーベル賞受賞のiPS細胞の先生が(って、今しがたぼーっとしていてやっと思い出せたのですが、山中先生です💦)、ご自身のご母堂が最晩年には息子も思い出せなくなった、とおっしゃるのを聞いてゾーッ。

  世界に冠たる頭脳の持ち主のご母堂がそうなら、平々凡々、どちらかというと、いや、はっきりあほな自分は?

  そのあほな奴がかいつまんで理解したのは、脳に送り込まれようとする各種信号は混乱を招くためほとんどシャットアウトだけど、生存に重要なインシュリンはスルーできるので、アルツハイマー型認知症の原因物質(名前、何だっけ?うぐぐ)を分解する薬をインシュリンもどきに乗せて送ると効果がありそう、との事で、認知症と似た原理で、脳の中に蓄積する物質による障がいを持つ子供たちで臨床実験を行い、かなり成果が出ているとの事でした。

  実験が何でアメリカじゃなくてメキシコで行われてるんだ?と気になる部分もありましたが、アミロイドでしたっけ?そいつを分解してくれる治療法の確立はそう遠くない日に訪れるのかもと期待が持てました。

  記憶の仕組みについても説明がありましたが、既に記憶が曖昧になっております。脳の海馬の中にある歯型みたいな部分が関わってたよな、そこに送り込まれた信号が・・・

  この先はさきほどの話とごちゃごちゃになってまして・・・一気に飛躍させまして😰、定着していたはずの記憶が失われて行くのです。

  驚異的に記憶力が良くて、一度見た顔は絶対忘れない青年が、前もって見ておいたテロリスト写真等のデータを元に、人混みの中からテロリストを識別する特殊任務についている、というイギリスの話が印象深かったです。

  私が不思議なのは、山中先生のような超著名な人の名前がソッコーで思い出せない、この番組のナレーションしてた池松壮亮君、好きな俳優さんなのに、いつも名前を思い出すのに四苦八苦する一方、幼稚園から高校くらいまでのクラスメイトの名前は卒園・卒業後、個人的な付き合いが全くないのに、かなりの部分思い出せるという事。

  お年寄りがさっき食べたのは忘れても、自分がこどもの頃の事は懐かしそうに語るのとほぼ同じ現象ですが、古い記憶の方が剥落しにくいのは何故でしょう?

  普通、細胞は古い方から落ちますよね。懐かしがって、時々思い出を取り出す都度、上書きされるから強固になるのでしょうか?

  上書きされるとデータが崩れ、時として崩壊するコンピュータと、人との違いを感じます。

 そう言えば、上に書いたイギリスの特殊任務、A.I.にデータを記憶させて判別させようとしたら、著しく精度が低く、現段階では使い物にならず、特殊能力を持つ人に頼らざるを得ないのだとか。

  A.I.がまだまだ使い物にならないのは、残念なようで、小説、1984のような監視社会を恐れる身にはありがたい話でもありますが。

  と、極めて散漫にいろいろ考えさせてくれた番組でした。

  メインのタモリさんが、俺、ぼーっとする事ないよ、いや、いつもぼーっとしてるのかな?とおっしゃってましたが、どちらですかね?

  このメンバーで(山中先生、局アナ、又吉直樹さん、菅野美穂さん)1番認知症に近いの俺、に対し、山中先生が大丈夫です!とソッコー反応されていたのも印象的でした。タモリさん、シニア世代の希望の星だわ!
  
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