本日のマイビッグニュースは「小塚ブレード」の発表、発売開始。 おりしも、小塚家の令嬢の1才のお誕生日の1日前の発表。めでたさ2倍、3倍ですね。(^-^)

 インスタグラムでライブ中継してくれたのですが、現役時代に、フィギュアスケートの靴の不調に悩まされた小塚さん。名古屋の金属加工メーカー、山一ハガネで、足のサイズ計測をした時にブレードの開発を思いついたという小塚さんのプロジェクトXの始まりから、語ってくれました。

 ライブは臨場感あふれる、機械の音が聞こえてくる山一ハガネさんの工場内からの中継でした。
 機械の音はしっかり聞こえるものの、何しろ小さい画面、インスタグラムのライブって、スマホからしか見られないというのですが、ネットで調べたら、グーグルchromeで設定をすれば、パソコンからでも見られるとの事で、慌てて設定。とはいえ、画面サイズはスマホと変わりなく、スピーカーも最大にボリュームを上げてみても、我が耳では今一つ聞こえないところもありました。

 が、小塚さんの熱意に山一ハガネさんが応えてくれて、開発当時現役だった無良さんや木原さんなどの選手や元スケーターさんの協力もあって、6年の歳月をかけて、一般発売にまでこぎつけた、というお話の軸はしっかり分かりました。

 小塚さんの熱意は、そもそも靴のトラブルのために、実力を発揮できない経験を自らもし、多くの選手が悩まされているのを見たからこそ。今までは接合して、作り上げていたが故に耐久性が今一つで、肝心な時に不具合が起きてしまいがちだったブレードを、山一さんは特殊鋼の塊から削り出して、継ぎ目のない今までよりはるかに耐久性に優れるブレードを作り上げたとの事。

 社員の方(って、多分、社長さんですよね)と小塚さんが並んで説明をするのを、たくさんの報道関係者やライターさんなどが取り囲んでいるのが映りました。インスタライブ、視聴者は書き込みで参加出来るのですね。これは氷上の「陸王」ではないかなどと書いておられる方もいらっしゃいましたが、なるほど〜。

 お値段は2本一組で17万5千円(税別)。ライブで製造過程の一端を見せてもらい、説明を聞くと、これは決して高いものには思えなくなります。良い材料を惜しみなく使って、1本、1本ていねいに削る過程を思うと、そして、歩留まりを聞くと、むしろよくこの値段に抑えられたと思うくらいです。 特に日常的にスケート靴を使う選手や、愛好家にとっては、長い目で見たら、結局は経済的なのではないかと素人でも思いました(小塚さんの大ファンだからではなくて、コスパ第一主義&ドけち虫な私にとっても、大変説得力があるお話でした)。

 KOZUKA BLADESというロゴがまたカッコいい。小塚さんのKと共に、山一ハガネさんの山の字も入っているそうです。

 残念ながら、運動神経が無い云々以前に、そもそも今から氷上に乗ったら、危なっかしすぎる私には購入のチャンスはなさそうですが、今、スケートを楽しんでおられる方たち、なが〜くほそ〜く続けたいという方なら、選択肢の一つとなり得そうです。

 小塚さんの熱意と、山一ハガネさんの熱意が、ひとつになって完成したブレード。これがスタートであり、今後、更に進化していくとの事です。

 早速サイトもオープンしていました。たくさんの思いが込められている事はサイトでも伝わってきます。

 日本のみならず、世界のスケーターが使ってくれる日が遠からず来る事を楽しみにしています(なので、ぜひ英語版も!(^-^))。

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