正午頃のお得列車ホリデー快速ビューやまなし(特急「かいじ」くらい駅を飛ばすけど、自由席なら特急券不要)で一時帰宅の家人を迎えに行きました。
昨年、新装オープンした小淵沢駅を初めて見る事になります。
屋上に展望所があり、ぐるりと山々が見えます。まずは南アルプス。甲斐駒ヶ岳が近い。
そして富士山も。遠くにはなりますが、肉眼だとしっかり見える距離です。
北側に見える八ヶ岳は最高峰の赤岳が隠れているので、穏やかな表情です。
以前の駅舎は素朴な平屋で、ホームに出るには地下道をくぐる必要がありましたが、今度は2階からホームに降り立つので、脚の悪い方やベビーカー、キャリーケース利用者はエレベーターで上がれます。が、エスカレーターはありません。エレベーターは一基なので、時間ぎりぎりだと厳しい事もありそう。
2階には立ち食いのうどん屋と待合室、一階はこぎれいな駅弁土産物のショップ。
以前は自動車は駅の入口側から入りましたが、今は茅野方面に進んでから入ると30分だけ無料の駐車場があり、今日はたくさんの車が出入り、少々が空き待ち、警備員さんも二人おられ、連休ならではの賑わいのようでした。
トイレもわかりやすいところにあり、おそらく綺麗で快適でしょうし、待合室も以前は切符売り場の横で、ベンチの数が足らず、冬は素朴な石油ストーブ、夏は温暖化進む最近は結構暑かったりしました。
混み合う時以外は至って素朴な感じの昭和の香りのする駅でした。
新しくきれいな駅の印象は、一言で言うと、昨秋見た高山駅のミニバージョンみたいだ、です。
高山駅も以前の天井の高い平屋から、エスカレーターつきのモダンな駅になっていてビックリしました。機能的になっているのですが、有り体に言えば、サービスエリアっぽいと言いますか、風情がないと言いますか、無個性と言いますか。
その機能的でサービスエリアっぽい元祖は京都駅かなぁと思うので、高山駅はその子か孫、小淵沢はやしゃごみたいに感じられました。
いや、別にいいんですけどね。今まで小淵沢駅でトイレに行く気になれなかったり、ベンチがすぐにふさがってしまっていたのを思えば。
昭和っぽい不便さを懐かしがれるのも、まだ体力的に対応できるからで、体力低下したら、階段で移動しか出来なかった旧駅舎では困る事でしょうし。
そう思いながらも一抹の寂しさは否めないのでした。
さて、今日は義姉のシフォンケーキに入刀!
オレンジの香りが爽やかな、滋味たっぷりながら、優しいおいしさでした。
夜は毎度お馴染みの定食屋さん、予約を入れてしっかりいただいたレバニラ炒め。満足、満足!