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  今日も昨日と同じ、みなとみらいへ。こちら、昨日行った映画館の掲示です。

  
  手ぬいレッスン日だったのですが、帰り、何気なく携帯電話(ガラケー)の画面を見ると、ニュースフラッシュという細い帯みたいな表示に「西城秀樹さん亡くなる」の文字が流れました。

 え、ヒデキ? うそ、早すぎる!

 高校時代、私の仲の良かった子たちには西城秀樹が大好きな子が何人かいました。理科の実験室の堅い四角い、背もたれもない木の椅子に腰かけて、しくしく泣いていた友人。理由は「ヒデキのコンサート、自分だけチケットが取れて行けるのが申し訳ない」でした。

 実は洋楽派で、歌謡曲なんて好きじゃないよ!というかわいくない女子高生だった私。なので、たかがコンサート一つで泣くのかと、その時は思ったのですが・・・・

 そういう気持ちになる事ってあるんだよねと、非常に非常に非常に∞遅まきながら気付いたのは、フィギュアスケートの現地観戦するようになってからです。

 とはいえ、あの頃は歌謡曲に力がありました。単に自分が年取って物覚えが悪くなったからだけじゃないと思いたいのですが、歌謡曲なんてフン!って感じだった私ですら、ヒデキをはじめとする当時のヒット曲の少なくともサビの部分は唄えましたし、ああ、あれ、誰の歌だよねというのは最低限分かりました。テレビが家庭で居ながらにして楽しめ、娯楽として最大の人気を得ていたという時代も大きいですけれど、メロディーが美しく、素人でも歌いやすい、分かりやすい歌が多く、心の中にスコンと入って来ました。

 だから、ファンではないよと言いつつも、西城秀樹さんをはじめとする新御三家の方々や、麻丘めぐみさんなどは、フォーク系の小椋佳さんや井上陽水さんなどと共に、確実に自分の青春時代を彩る存在であり、彼らが歌うメロディは過去をふりかえる時にランダムに頭の中で鳴り響いたりします。

  今朝の地元紙では西城さんはJリーグの川崎フロンターレを応援していて、7月のハーフタイムショーにも出演を予定されていたとか。二度の脳梗塞を経ながら、最期まで歌への情熱を失わなかった西城さんのご冥福をお祈りいたします。

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