今日も暑いです。辛くもついたエアコンですが、何とかもってくれ〜!です。

  こう暑いと、用もないのに出歩くこと自体が、自分の体に負荷をかけたり、周囲にご迷惑な事態になりかねないので、あらかじめの約束事があったり、どうしても買い物や用足しをしなくてはという事がなければ、自主的に出禁です。本来の出禁と意味が違うかも知れませんが・・・。

  こういう時に何をするかで、ただいま流行の()「生産性」の高低が決まるようですが、生産性の低い私め、ついついパソコン前に・・・。

  そこで見つけました、二つの同年代の方のブログを。

  一つは一昨年ですか、少し物を減らさなくちゃと思っていた時に書店の住居コーナーで見つけた「1週間で8割捨てる技術」の著者、筆子さんの筆子ジャーナル


  もう一つはDV夫と別居して、頑張っておられる方の「お茶のいっぷく」

  こちらのオーナーさんはハンドル名をお持ちではないのか、私の探し方が下手なだけなのか、ご自身を一人称で書いておられて、潔さを感じます。

  筆子さんはミニマリストのカリスマ的存在のようで、カナダ在住。年の頃は私より少し下のアラ環(ビフォー)です。お茶のいっぷくのオーナーさんも同じ年頃。生活圏が割合と近いのと、とても大変な状況なのに、客観的に見ておられる姿勢と、その大変さを時々吐露される人間味に惹かれます。そして、DV夫からほぼ身一つで逃げ出したため、結果としてになりますが、ミニマルな暮らしをされているところが、年代と共に筆子さんと共通しているところでしょうか。

 実のところ、筆子さんの本を買おうかと思った時に、タイトルで躊躇したというのがあります。恐らく編集者や出版社がそのようなタイトルを選ばれたのだと、ブログを拝見していて思います。

 かなり衝撃的で、つい手に取りたくなりますよね。これが、ミニマリストの○○とか、著者名を冠したタイトルだったら、やっぱり埋もれてしまったと思います。

 が、一週間で8割減らすなんて無理だよ〜!で、同じところに並んでいて、ノウハウ写真入りで、何だかやる気が湧きそうだった年代が下のエリサさんの本を買った次第がこちらこちらです。




 タイトルに引いたと言いましたが、読み返してみると、結構二者択一に悩んでの結果で、筆子さんの本にも惹かれていたんですね。(^-^) ですが、当時はあれこれそれこれありまして(→言い訳)筆子さんのブログにちょっと立ち寄っただけで済ませました。

  で、ミニマリストになれてるかと言えば、ご存知の通り、全然でして、ミニマルな生活は自分には無理というか、合わないらしいと分かっておりますが、せめても、少しはスッキリとした暮らしをしたい!は未だにあがいておるのです。

 
  今回、筆子さんのブログを拝読して思うに、生活をスッキリさせたくて悩んでいる方がいかに多いかという事。ミニマリスト以前に、物をもう少し減らしたい、ストレスのない住環境に住みたいという方が多くて、なかなか叶えられないのが現代日本なんですね。

  家族の物は勝手に捨ててはいけないというのは、断捨離先生もおっしゃっていましたが、筆子さんもこの点は同じ。読者の方からのメールに真摯にお答えされているのに感心しましたが、自身のありようだけじゃなくて、家族とモノの関係で悩む方が結構おられるので、自分だけじゃないなとちょっとホッとしたりもしました。

 筆子さんご自身が、モノ好きなご家族との生活で、妥協点を見出しているところも、バッサリ!ではないやわらかみと包容力があって、ファンが多いのでしょうね。それと、人生経験を積んでおられるが故の人に滅茶苦茶したことは必ず自分に帰るという、私も昨今感じていることを時々さらりと説いておられるのも、共感できる点です(でも、決しておしつけがましくなく、上から目線でもなく)。

 一方で、ミニマリズムに関してはしっかりした軸があって、実に細かいノウハウを書いておられます。ずぼらな私から見たら、教祖とか、最低でも師匠というレベルなので、年下の方なのに、年上の先生のお話を伺っているような気持になります。(^^ゞ

  お茶のいっぷくの方は等身大ブログ。 経済的にとても厳しく、浪人中の息子さんとの暮らしのあれこれも書かれていて、時として、本当にしんどいと悲鳴をあげておられる事もありますが、たまに芸能ネタなども織り込み、親しみが湧きます。もし近所にいたらお友だちになれるかもという感じの方です。

  実は私にもかなり大変な状態の友人がいますが、彼女と共通して「大変で音を上げる事もあるけれど、基本的に明るく前向き」で「大変な中でも、やけを起こさず、良識を失わず、視野狭窄に陥らない」ので、読んでいて、じめじめ暗くはならないんです。

  ハマってる二つのブログのもう一つの共感点は、やはり老後に対する視点があるというところでしょうか。お茶のいっぷくの方は老後貧困の事をはじめとして経済的な事を中心に書いておられますし、筆子ジャーナルはご実家のお片付けや読者の方からのメールに対する返答としての片づけなど住居面、精神面の事を書いておられるように思います(まだまだ深層まで読み込んでいないので、他の事も書いておられる可能性大)。 どちらも参考になるし、考えさせてくれます。

  汗だくだく、手べたべたなので、片付けなんてやだ〜!と言うのが本音ですが、二つのブログを読ませていただいて、もう少し何とかしよう(筆子さんが汚部屋になるぞと警告されていたチェックポイント4つ、全部ビンゴだったんです)と思ったり、今の毎日を感謝して過ごそうと思ったり・・・です。

  それにしても、お二人の文章力には敬服。筆子さんの軸を失わない、説得力に満ちた、そしてひけらかさない教養を感じさせる品の良い文章。お茶のいっぷくのパリッと糊の効いた服のような、長すぎないけれど、言いたいことが伝わる文章。筆子さんは、最近、また本を出されたようです。




  お茶のいっぷくのオーナーさんは、スーパーの店員のお仕事以外に、ライティングをされているとの事ですが、良い芽が出ますように!と応援したくなるようなブログです。

  お時間とご関心がおありの方はぜひお立ち寄りになってみては?(と書くと、えらそ〜かなぁ・・・(^^ゞ)

※ミニマリストというのも新しい言葉だなと思っていたけど、いつの間にかタメコミストとかタメコミアンなる反語が出来ていたとは知らなかった。タメラーってのはまだその意味では使われていなさそうです(笑)。

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