Iターンで八ヶ岳民になった兄から聞いた話で印象的なものがあります。
兄たちは子育て真っ盛りの働き盛りに移住、地元小学校のPTAのお役をしたり、地元での仕事をして、ジモピー、移住民などいろいろな方たちとお付き合いいただき、年齢的にもいろいろな方を見て来たようです。
そういう方たちの中で、シニアの移住が要注意との事でした。
元の住居を確保されていれば良いのですが、新天地で暮らす!で潔く自宅を手放され、八ヶ岳の理想の家で悠々自適……の筈が 😅
最初の一年はあちらこちらの観光スポット、飲食店をはじめとするオサレなお店巡りで楽しい!
その次の年あたりから、畑作りで充実の日々。
そこらまではご機嫌生活を送れるのだそうですが、ひと通りの野菜が作れるようになり、ちょっとマンネリだなぁというので、長年馴染んだ都市部の暮らしへの里心がついて、ついつい足がそちらに向かう………が、交通費がバカになりません。
単身で来られる方は少なく、だいたいご夫妻で来られるけれど、奥さまの方は結構地元繋がりが出来て、楽しく暮らせるようになる一方、旦那さまの方が人付き合いがうまくない人が多いらしいです。
これは移住に限らず、ずっと一ヶ所に暮らしている場合でも、定年後の困ったオヤジ論としてしばしば問題になる話ですが、現役時代のオレ様を引きずっているとか、地域の付き合いは妻任せだったり。
元から人付き合いが下手な人が田舎暮らしを始めて急に社交的になる例もないでは無いでしょうけれど、うまく行かない方が多いようです。
結果、ますます里心はつく、移動には費用がかかるし、戻る家もない、の悪循環の末、認知症を発症される方が結構多いという(・・;)
兄は福祉関係の仕事をしていたので、そういう事例を何例か見たのでしょうね。
という話なんですが、最近の私、八ヶ岳に来ても、どこかに行く事がめっきり減りました。
まるで兄が言っていた『観光地にはひと通り行ってしまったので』状態ですわ (^◇^;)
友人たちが遊びに来てくれた時とか、友人が連れて行ってくれる、誘ってくれるなどの動機がないと、ほぼ家並びに、車で移動するのもせいぜい30分圏内周辺で用事をしている感じです。
今回もせっかく今日まではお天気に恵まれているのに、どうやら近場でお茶を濁すだけになりそう。
今朝は地元NHKの気象情報では最低気温は村の中心部の測定でマイナス0.8度と既に氷点下になっていて、横浜の自宅の2月より寒そうなんですが、日照率日本一を誇るだけあって、晴天で日差しが入るとポカポカで、家にいて快適なので離れ難いのもあります。
いや、晴天なんだから、普通はお出かけだよね、と思っても、今まで結構あちこち行ったし、下がって来たと言ってもガソリン高いし、年金生活で縮み家計だから、ついついあれこれ計算しちもぉだ(=計算してしまうわ)!
それに何よりも我が家の運転手氏が長距離ドライブに対する意欲が著しく減退していますし(もちろん、加齢なる現象💧)。
何だかなぁ。
兄が語っていたシニアさんずとの最大の違いは、まだオマチの拠点を維持していて戻る場所がある事だけです(この辺りでは、街の事をオマチと若干の揶揄を込めて呼ぶのです)。
そう言えば、今朝、オーブンレンジのトースター機能を使うのに、誤動作ばかり数回繰り返してしまいました。以前は何ヶ月開いても、ピッと押すボタンを間違えることは無かったのに^^;。
シニア移住民あるある現象に近い??(^◇^;)
伐採したので、見えるようになった南アルプスの稜線に見呆けてないで、頭を働かせなきゃー
肉眼では見えるのですが、レンズ越しでは、あまり見えませんね、稜線 f^_^;