今日は阪神淡路大震災が起こった日。

   当時はまだ子育て真っ盛り、テレビもつけずにバタバタ朝家事をしていたところ、母からの電話で、開口一番『テレビ付けなさい!』と怒鳴られ、慌ててテレビを付けたら、画面には空襲の直後のような煙を上げて燃える街が映し出されていました。

    幼い頃を神戸で過ごし、今も同級生の何人かが居住している街を襲った惨禍を家事に取り紛れて知らないでいた娘をもどかしくどやしつけた母でした。

     近所に神戸が実家の友人がいて、早朝であったので難を免れたご母堂の勤務先の机周りがペチャンコになっていたとも聞かされました。

   たくさんの方々が亡くなり、住まいや大事な人を亡くされた方々の悲しみも忘れられない日となりました。

     二度とこんな大きな被害がありませんように、という祈りは残念ながら叶わず、平成の日本は戦禍という最悪の人災はなかったものの、テロもあり、さらに大きな天災の多い時代でした。

    またグローバリズムという最初こそ口当たりが良く聞こえた事象により、人々の暮らし向きがだんだんにしんどくなった時期でもありました。

   新しい年号を冠する時代が間も無く訪れますが、戦禍はもちろんの事、大きな天災も無いようにと願います。そして、貧富の差が今以上には広がりませんように。