有償ボランティアの送迎サービスのドタキャンで時間がぽっかり空いた友人からのお誘いで鎌倉に行って来ました。


久々の曇天の中、ちょぼっと白梅がほころんでいました。

彼女と鎌倉に行くと、大概はここでランチの将元へ。

最初にサラダと根菜の煮物が来て、その後に隠し味がカレーの肉団子。
これにご飯、味噌汁、お新香が付きます。現在は800円なり〜!
デフレと言いつつ、食品はじわじわ値上がりし続けているので、通い始めた頃からだいぶお値段アップとは言え、鎌倉駅徒歩5分以内でこの値段とボリュームは嬉しいのです。
いわゆるオサレな店じゃないし、長居は出来ないけど、ホッコリ食べて、散策に行くのにはピッタリ。
昨年末の墓参の時はさっさと帰ってしまったので立ち寄らなかった御成通り。その激変ぶりにビックリしまくりましたわ。
確か最後に御成通りを通ったのが、昨年3月。お気楽圏な割にずいぶん間が空いてしまったのですが、それでも一年と経っていないのに、かなりの店が入れ替わっていて、もぉ驚くばかり。
ありゃ、ここにあった古着も置いてた着物屋さんは? こちらには帯をバッグにしてる店があったし、帆布のバッグ店もあったよね、ここ花屋がなくなったけど、こっちに二軒も花屋が出来てる。ここにアウトレットブティック出来て、由比ヶ浜通りのヤワタさんの競合じゃん。
…………エトセトラ、エトセトラ。
うー、あっちもこっちもかなり入れ替わっていて、利用していなかった店に関しては記憶もいい加減で、もっと前に入れ替わっていた店もあるのですが、ともかく半分くらいは前と違うぞ!と思われる激変でビックリしました。
友人のお目当ての線路に寄った路地にある古着の着物屋さんはありましたし、レーズンサンドの店や鎌倉靴の店、ビジネスホテル、メインから少しだけ線路沿いに寄ったところの金物屋さんなど、ずっと前からある店を見つけてホッとするありさまなのは、横浜の元町と同じような現象です。
以前は行く度に店が変わってしまう感があったのは小町通りだけで、御成通りの方はもっとゆるゆるしていたのですが、御成通りよ、おまえもか、です。
景気回復とか言うけれど、商売は厳しいのですね。長く一箇所で店を続けるのは、家賃が不要な自前で元々商売をしていたお宅で、なおかつ跡取りさんがいる店だけなのかも知れません。
鎌倉や元町みたいなオサレさを売りにする通り、というのは(京都や有名観光地もそうですが)、生活感がない分、必ずしも生活に必要ではない物を扱っているわけで、見て楽しみはしても、実際のお買い上げは黒字経営を続けられる程はない、というお店が多いのではないか、と思います。
景気が良い時には、私のような渋ちんは例外の変人でしたが、今は可処分所得が増えない上に、いや、だからかもですが、物余りの弊害が言われるようになり、不要不急のものを商うのは大変そうです。
それでも皆さん、次々とお店を出してシャッター通りにはならないのが、鎌倉がブランドたる所以なんでしょうね。