この数日、NHKで盛んに報道していたのがアポ電で家にお金があるのかを聞き出した後に強盗に入ると言う、振り込め詐欺をベースにより凶悪化した犯罪。

   被害に遭われ方、亡くなられた方にはあまりにお気の毒過ぎて何とも言いようがありません。
  
     録音された未遂のケースの電話音声を聞きましたが、執拗に金が無いかと聞き出して来る手法は、心優しい人、やや認知に難が出始めた人なら容易に引っかかってしまいそうな内容でした。

    ネットニュースでは著名な俳優さんも引っかかってしまったと報じられていましたが(しかも、振り込め詐欺対策の映像にご出演されていたとか)、この俳優さんは転送された携帯宛電話だったそうですが、一般的には固定電話にかかる事が多いようです。

    留守電が一般的ではなくて、無礼者扱いされていた子育て時代から、迷惑な電話には悩まされて来ました。
  
   しかし、その頃は強引なセールスがほとんどで、あからさまな詐欺はありませんでした。

    今や県警から各戸のポストに『電話機はいつも留守番応答で』の注意喚起のチラシが配布されるほどで、固定電話は危険物に近いものとなってしまいました。

    今でも固定電話の番号を記入する事が身元保証みたいになっている機関や機会もありますし、敢えて携帯電話を持たない確固としたポリシーのある方にはには必要だと思いますが、留守録テープが流れると、プチンと切れてしまう電話があらかたなのを聞いていると、我が家の固定電話は必要なのか?と考えてしまうようになりました。

    というリスクだけではないな、と思ったのは、久しぶりに接骨院に行き、常連さんの元気なおばちゃんズの会話を聞いて。

     団塊の世代くらいでしょうか。バブル前に家を確保出来た方々は、鄙な我が家界隈では一戸建て住まいが多いようですが、リフォーム詐欺がやって来るらしいです。

    打ち水をした後の水たまりが出来ているのを見れば『水漏れしてるようだから、見てあげる』と迫って来たり『瓦が何枚かめくれているから、見てあげる』と言って来たり、不審者が家の周りを勝手にチェックしている事もあるそうです。

    おばちゃんズは元気で世間知もあるから無事撃退出来ているようですが、一度、電話に出た旦那さんが家に来るのを了承してしまった、と言う話も出ました。

    時々まな板の上に乗せてますけど、定年オヤジエイジって危ないのよね。現役時代仕事にかこつけ、家の事も地域の事も逃げていたので、地域の交友関係がほぼない、家の中でも存在感がない、でも、オレさまの構ってちゃんなので、相手をしてくれる人に飛びついてしまう。

   詐欺にとっては篭絡しやすいタイプの筆頭かも知れません。

    さいわいおばちゃんが直ぐにストップをかけたそうですが、独居だったり、夫婦揃って世間知がなかったら危なさそうです。

     あとお一人、不用品お片付けのチラシだかネットだか見て、要らなくなったストーブの引き取りをお願いしたら、しつこく不用な貴金属はないか?と聞かれ、無いと答えたら、ストーブは引き取らず置いたまま、と言う話もしておられました。貴金属を不当に安く買い取る、いわゆる押し買いが、不用品回収業者を装っていたようでした。

   あー、シニア世代は狙われるのね。そして、一戸建てだとなおさらに。

   リフォーム詐欺に遭いそうだったお宅では、うちは懇意にしている工務店があるから、でお断り出来たそうです。

   何でもかんでもネットで調達ではなくて、住宅設備関係は、少し高くついても地元で実績のある業者さんとお付き合いして、本当に心配ならば検査をして貰えば、何の不都合もないのに無理やり工事のぼったくりに遭わずに済みそうですね。

   余談ですが、我が家もガス給湯機が壊れた時にはネットで調達も考えましたが、狭いベランダの室外機の存在が余計な費用を招きかねないので、すぐに足を運んでくれる地元の業者さんに見てもらい、説明を受け、納得して付け替えて貰いました。

     一戸建ての瓦やらシロアリやらのリフォーム詐欺の話、集合住宅や賃貸物件ではあり得ないのは、集合住宅と賃貸物件のメリットですね。   

     前者では管理組合の審査無しでは出来ないし、後者は大家さんの承諾が必要。で、だいたいプロの管理会社などが間に入っているから、それなりのマージンは必要にせよ、ぼったくりレベルの詐欺の発生確率は低いです。

     外回りリフォーム以外の詐欺や詐欺に近いセールスについては、住民同士の交流で防げる事も多そうです。

   シニア向けじゃなくて、学齢期の子どものいる世帯向けの、実に強引な、めちゃくちゃ押しの強い自信満々、かつなぜか露出度高い格好をした若い女性が押し掛けて来た事がありましたが、『そこの○○さんも、あそこの△△さんのお宅も、このテスト(→そこから入り、さらに高い教材をぶち込むらしい💧)を受けられるんですよ〜』と攻めよって来た時に、ソッコーでウソとわかりました。

   どちらのお宅ともお付き合いがあり、人柄が分かっているので、こんなのに引っかかりっこない!と一発で看破でした。

   その姉ちゃん、人が買い物して帰って来たのに玄関先で粘着するので、重い物持ってるのに、立ちふさがったら中に入れないじゃないか!💢と怒ってやりましたが、蛙の面に水でしたね。

    私には、あんたからは何も買いたくない😾ってタイプでしたが、まかり間違って保護者男性が出てきたら、ホットパンツ姿に悩殺され罠に落ちたのかも💦

   
  また、我が家にも来た役所めいた詐欺ハガキが来た友だちから連絡をもらい、放置して廃棄!とアドバイスしたこと、つい最近もありました。

     本当に浜の真砂はですね。

      大概のひとはよいひとたちなのに、どうして、詐欺的な商売や嘘つきセールスは絶えないのでしょうか?