八ヶ岳を去る前の晩は立ち寄り湯に行くことに決めています。
その心は一晩お湯張りせずに、湿気抜きをして、次回来訪時のカマドウマとの格闘を減らすため。
安普請の我が家、留守にしているとどこからか虫が入り込むのですが、湿気を極力取り除くとだいぶん、いや、かなりましになるもので。
昨年一年間は北杜市の温泉手形を発行から一年以内に使い切るために、他の地域の立ち寄り湯には全く行けなかったのですが、昨秋、何とか使い切ったので、待望の信州へ。
信州の立ち寄り湯は例え民営でもおしなべて北杜市の公設温泉より安いのです。
一番近くの富士見高原の鹿の湯が100円値上がりしてしまったので、村外者でも450円が嬉しい南相木村の滝見の湯へ。
国道141号の野辺山合宿所前を通り、佐久の方へ下り、千曲川上流のとある橋を渡り右折でウニャウニャっと走ると……
外観は変わらないけど、館内はリニューアルした滝見の湯。
やっぱりね、と思った展示がこちら。
平昌オリンピックのパシュート金メダリストの菊池彩花選手は当地出身ですので、メダルはレプリカですが、ウエアと靴は実物の展示がありました。
何故かとなりにデカいクマの椅子。
家人が入浴中にちょっとお話ししたと言うサイクリストの方、標高日本一のダム、南相木ダムまで行かれたそうですが、クマとあわやぶつかるところだったそうで、出るんですね。💦
結構大きなクマだったそうで、よくぞご無事の世界です。
お風呂もリニューアル。外の緑がよく見えるし、露天風呂もサイズアップしているようです。今日は露天風呂は菖蒲湯でした。菖蒲湯なんて子どもの頃以来。
\(^-^)/
電気風呂なる装置もあり、泡の具合がモミ、たたき、押しなど、ちょっとしたマッサージをしてくれるのでした。多分昨日が混雑のピークだったのでは?と思いますが、懸念していた程の混み方ではなかったので、電気風呂、二回やってしまいました。
以前なら立ち寄り湯に露天風呂があるなら、もっと長湯をしたものですが、昨年の小淵沢延命の湯での失神事件で懲りましたので、はた迷惑な事態にならないように早めに上がりました。
珍しく家人が約束の時間より若干遅く出て来たので、お楽しみの夕食です。
以前は大広間形式で全部座敷に座布団だった食堂ですが、半分くらいは椅子席に。さらにロビー部分におひとりさま向けのカウンター席や大テーブルが据えられ、立ち上がるのがしんどいシニア世代も楽に食事出来るように改善されているようです(ついでに言うとトイレも温水洗浄便座になっておりましたよ
)。

メニューは、かつてとそんなに変わらない感じです。私は以前食べたこれ。
イワナの唐揚げと当地産のそばの定食。ご飯は少なめにしてもらいました。
イワナと言えば、三匹のイワナを一人で食べてリュウになってしまったお母さんを助けに行く『龍の子太郎』を思い出してしまう世代ですが、今の子どもたちはこのお話を知っているかしら?なんてことを思いつつ、カリッと揚がっているのをザクッといただきました。
家人はこちら。以前からあったのか分かりませんが、モツ煮込みと刺身の定食。ボリューム感はこちらが勝りますね。
ゆっくり食べて、のんびりと帰宅しましたが、山あいの佐久地域から、北杜市に戻ると、甲府盆地の端っこの街の灯りが左手に見えて来て、山梨県に戻ったぞ〜と思います。
大河ドラマ『いだてん』を前回に続きリアルタイムで視聴後、早々と就寝。おやすみなさーい!