約一か月ぶりに八ヶ岳に来ました。

     どんよりした天気ですが、緑がきれい。

     ちょうど床屋さんや美容院で髪を切って、いい具合に落ち着いて来たという感じの茂り方で、あと少しするとうっとうしい!というレベルになる前の瀬戸際のいい雰囲気です。

      郭公の鳴き声のお出迎えを受けて、荷物をおろし、雨戸を開けたりして、敷地の点検。
   
     先月植えた苗は残念ながらダメになっていたものもありました。

     疲れて来て植え方がぞんざいになっていたらしいカエデ。生存率半分行くか微妙。

     花パークで15株千円で買ったガザニアは、どうも鹿の通り道に植えてしまったのか、掘っくり返されていたのが一株以外はまあまあでした。種から育てたという苗は丈夫ですね。

      後から買ったツルニチニチソウもセーフ。

       自宅からの持ち込みの唐辛子も大丈夫でした。

    と、植えたものをチェックしつつ、その周囲に生えて来た雑草をチビチビと抜きました。

     雑草という草はないそうですが、名前が分からぬ草の中にはどうにも苦手なのがあります。

    つる性でトゲだらけで、素手では扱えない草です。これは明日以降、見つけたらハサミでちょん切ります。根に近いところを切るとかなり生育が悪くなるはず。

    名前がわかるところではヌスビトハギらしいのやノゲシ、オオバコ、スズメノカタビラらしいのをブチってとします。

    育ってしまうと容易に抜けないオオバコも今の時期なら抜けます。

    ところがここでえこひいきが出現。

     雑草とは呼ばず山野草扱いのギボウシ、スミレ、オダマキは温存します。駐車スペースにこの時期からザワザワ生えて来るのですが、放置してます。

     家の周りに生えている花期をおえたフデリンドウ然り。

    新たに出現したフタリシズカも温存。

   木の芽らしいのは、巨木化すると困るので、摘みます。尤も日陰ではなかなか大きくはなりませんが。

    久々に見たこれも抜いてしまった。

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    高校時代には今の兄宅の敷地内でよく見かけたクルミです。

    いっときカラスが非常に増えた時にいなくなってしまったと思っていたリスを昨年見かけたので、そのリスが埋めたか食べかすを捨てたのか、当地では初めて見ました。

    クルミは湿地を好むそうで、沢が近い兄宅の敷地の一部でかなり大きくなっていましたが、これが育つと困るので、ごめんなさい。

      基本的にえこひいきや不公平はきらいなのですが、こと植物相手となると容赦なくやらかす我が身に矛盾を感じつつ、ブチっとやります。

     雑草と呼んでしまうのは自分の中で名前を知るも知らぬも選別してしまった植物で、山野草と呼ぶのはたいがい名前を知っていて(コンパクトな植物図鑑にも掲載されるくらいだから、一般的に愛される草とも言えそうです)、身近にいて欲しい植物なのです。

     除去しながら、ごめんねと思いますが、あのトゲトゲのあるつる草とか、ヤブカラシみたいな草だけは、ごめんねと言う気になれないのもえこひいきです。

    ヒトの業を思う時間です。