内閣改造で浮かれるマスコミ報道の優先順位がおかしいのでは?、さらに内閣改造より先にすべき事があるのでは?の書き込みがネットで見られますが、千葉県内が大変なことになっています。

     東日本大震災の時の津波による被害が甚大だった旭市を含め、多くの自治体で停電、さらに断水などが発生、なかなか復旧しない事で、冷房が効かず熱中症で亡くなられた方も出ているとの事。

    本当にお気の毒としか言いようがありません。

     今回の台風15号では八ヶ岳南麓は植物が多少なぎ倒されるくらいはあったようですが、通常の強風時くらいのレベルで、被害という程の事は無かったようで幸いでした。

   ですが、昨日、県美に連れて行ってくれた友人によれば、台風が小笠原、伊豆諸島と通り、関東直撃コースだったからであり、伊勢湾台風のときのようなコースならば、ここだって絶大な被害が出たはずとのこと。

    確かに昨年の台風では倒木多々でした。ただし、森に守られたのか、送電施設に今回のような大被害はありませんでした。

    テレビで、屋根が飛んでしまったり、冷房が効かない、携帯電話も通じない、水も満足に使えないで難儀される千葉県の方々の様子を見ていて、避難所以外のどこかに緊急避難が出来たら良いのに、とついつい思ってしまいました。

     日本の厳しい残暑の中で、エアコン無しで過ごすのはあまりに過酷です。
    
    東日本大震災の時とは違い、交通インフラはズダズダにされてはいないようですし、自家用車が足になっている世帯も多そうなので、地域の避難所ではなく、もっと広域な範囲で、電気や水道などが通常通りに使える場所に移動出来れば、最低でも、健康被害だけは抑えることが出来るのではないかと思います。

   
     昨今の日本、激甚な災害が増えています。しかも、ニワトリが先か卵が先かという感じがしますが、激甚災害の原因のひとつかもと言われている異常気象により、夏の暑さや非降雪地域の異常な降雪などにより、復旧するまでの不快さ不便さが増大しているようです。

     今後、このような激甚な災害起きても、人手不足や財源不足により、今までのような迅速な復旧もかなわなくなる日が来るかも知れません(『無子高齢化』によれば、確実に思われます)。

     そんな時に、現住居とは違う地域に足場があるのは安全パイになります。それが親戚や縁故ならいちばん良いと思いますが、そういうアテが無いときには、そこそこインフラの整備されている田舎に小住居があるのはいいかも?

     もちろん、別荘とか個人所有でなくても良いし、都市部と町村部と言う組み合わせに限らなくても良いので、とある町村ととある町村が互いに交流施設を作って、普段から行き来して、どちらかが災害被害を受けた時には助け合うというような形があればと思います。

    近過ぎたり、気象条件が似通っていると、補完関係になれないかも知れないので、半日以内には到着出来るが、標高とか気候が違う自治体同士で交流するのが良いのでは?

     例えばここ八ヶ岳南麓だと、海に近い太平洋側か日本海側の地域と交流する。で、半日以内で移動出来るとなると、車でないと厳しそうですが、静岡県とか、三浦半島辺りになるのでしょうか?

      
     被災された方々の大変な様子を見て、涼しいところでのんびりしているのを申し訳ないと思いつつ、考えました。